障害者雇用の企業事例
「Meta(旧社名Facebook)」

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「ダイバーシティ&インクルージョン」が基本理念。個人特有の違いを歓迎する、多様性を尊重するカルチャーです

多様な人々がつながれるプラットフォームを実現したMeta

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執行役員 人事統括
佐々木丈士さん

 Metaが提供するプラットフォームを利用する人々は世界で約36億人。2004年にMeta(旧社名Facebook社)を創業し、今ではFacebook、Instagram、Messenger、WhatsApp、またバーチャルリアリティのOculusなど、様々なサービスを展開していますが、当社が提供するサービスは全て「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」ことをミッションとしています。利用者が友人や家族といった親しい人々や、共通の趣味関心を持つ人々とつながり、コミュニティに参加し、アイデアをシェアしたり、支援を提供したり、変革を起こしたり、またビジネスを成長させるなど、多様な人々がつながることで新しいコミュニティが生まれています。2010年には日本法人を設立し、日本の利用者やビジネスをサポートする機能の拡充や、日本独自の社会課題の解決に貢献する活動に注力しています。

多様性を尊重することが当たり前のカルチャー

 私たちが大切にしていることは、障害、国籍、人種、ジェンダー、セクシャリティなど、様々な個人特有の違いに対して共感し、受け入れ、あらゆる人たちが利用する事のできるサービスを提供することです。全ての多様性を尊重する考えは、職場でも同じです。ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括性)を全ての採用活動からはたらき方に取り入れ、個人特有の違いに対して理解し合い、社員同士の接し方から、仕事の成果に対する評価まで公平にしています。世界中の多様な人々が利用する製品やサービスを提供する上で、多様性のあるチームを構成して、様々な視点や意見を取り入れることで、より良いサービスの開発を行えると信じています。その結果、約36億人を超える世界最大のソーシャルネットワークサービスに成長させることができたと考えています。

障害も多様性の一つ。区別はありません

 障害がある社員とない社員とで職域を分けておらず、区別もありません。面接から入社後の評価まで、公平なプロセスを実施しています。会社として社内環境にバイアスや差別を無くすために様々なトレーニングを推進し、社員一人一人が心地よくはたらける環境を作っています。
 障害の種類は目に見えるものから見えないものまで多様です。周りの社員に障害があることをオープンにするかどうかもご本人の意思を尊重し、必要な合理的配慮から設備や機材などのサポートを提供しています。必要なサポートについて、気軽に相談できる専属担当者もいますので、遠慮せず希望を言いやすいと思います。

転職活動者へのメッセージ

 Metaでは世界中で6万人以上がはたらいており、ミッションは共通しています。人と人とのつながりと多様なコミュニティを大切にしながら、新しい何かを創り出すというミッションに共感いただける方、自分の強みや得意、個を活かして、新しいものを生み出したい方、ぜひMetaにエントリーしてください。お待ちしております。


社内コミュニティーのリーダーとして、ダイバーシティ&インクルージョンを推進

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マーケティング インサイトマネージャー
田中さん

 私の担当業務はマーケティングですが、日本オフィスに複数ある社内コミュニティーの一つ、「Disability@(ディサビリティ アット)」のリーダーを兼任していいます。Disability@とは、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括性)の推進の一環としてできた、障害に特化した社内コミュニティーです。より良い社内環境を作る上で、所属している部門の枠を超えて社員が集まり、会社の方針のみでなく、自分で関わり、提案し、風通しのよいはたらきやすい環境を作るための場所です。具体的な活動としては、社員向けにトレーニングを実施したり、外部スピーカーを交えて社内イベントを行ったり、障害に関する様々な事例をシェアしたりと、社員全体に障害について学ぶ機会を提供しています。人は無意識にバイアスがかかってしまい、多様性を想像したり、理解できなくなることがあります。ですので、世の中で起きていることを知り、色々な情報を得る事が大事だと私は考え、学び合いをシェアする場を創っています。

私たちのあり方が、世界の多様性の実現にインパクトを与える

 Metaのサービスは、世界中の利用者のフィードバックを元に開発・改善されています。職場の環境や社内カルチャーも同じく、世界中の色々な社員のフィードバックを取り入れてます。例えば、聴覚障害のある社員が、社内でのビデオ会議中に、他のメンバーが何を話しているのか聞き取れずに困っていることをフィードバックしたところ、社内で使用するビデオ会議システムでクローズドキャプションを有効にし、そして現在はその他システムで通話中の動画に自動音声認識を使用する方法を社内で開発しています。つまり、私たち社員のフィードバックが社内で多様性をサポートする機能開発に貢献し、私たちのあり方が社会全体にインパクトをもたらす事ができていると考えています。

「素の自分」でいられる職場なので気を張らない、ありのままではたらける

 これから入社される方も、障害がある、ないにかかわらず、遠慮する必要はありません。こうしたらもっと自分の力が発揮できる、はたらきやすい職場になる、などの意見があれば、フィードバックできる環境があります。私は3年前に入社しましたが、Metaは本当にはたらきやすく、「素の自分」でいられる職場だと感じ、尊敬できる社員たちと仕事ができることを誇りに思っています。会社の方針は明瞭で、職場には透明性があり、役職、職歴に関係なく、お互い敬意を持って対等に接するところなど、本当に素晴らしいカルチャーを持った会社です。私たちのミッションに共感して下さった方、ぜひ一緒により良い社会を創っていきましょう。

転職活動者へのメッセージ(採用担当より)

 障害に関係なく裁量をもって仕事にチャレンジしたい方をお待ちしています。また、障害者採用と一般採用の区別がないことで、ハードルが高く感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは遠慮しないでエントリーして頂きたいです。面接を通じて、弊社のことをより深く理解していただくことで、安心していただけると思います。なお、職種によってビジネスで利用する頻度は異なりますが、英語力は基礎レベルが必須です。希望がありましたら、入社後に社内公募から、海外のMetaのオフィスではたらくことも可能です。ぜひ皆様のご応募をお待ちしております!