dodaチャレンジに登録して転職が決まるまでにかかったのは1ヶ月くらいでした。早く決まったことも良かった点ですが、一番は、「障害を含めた多様性への理解と配慮」のある職場が見つかったことでした。私の他にも障害のある社員もいますし、また外国籍の社員も多く、多様性は当たり前の職場なんです。私も特別な存在ではないので、気を張らずにいられるのもいいですね。
ダイバーシティ推進の制度は当然、受け入れる組織風土であるかが大切
前職の会社でも障害者雇用枠での採用でした。自分で探して就職した会社で5年勤めました。私の障害は心臓と呼吸器系の疾患で、外見からは分かりづらいこともあり、周りの社員も慣れてくると、徐々に残業などの依頼が多くなってきました。忙しい状況は私も分かるので、断ることができず、無理をしていました。私が引き受けてしまうので残業の依頼がまた増える、といった悪循環。残業は毎日あり、多いときは月40時間でした。障害がなければ対応できる範囲かもしれませんが、私には体力的に限界を感じるようになったんですね。上司にも相談し理解を示していただいたのですが、職場の雰囲気、周りの理解が得られなければ状況は変わらないと判断し、転職することにしました。
応募時や入社前に組織風土を見極めるのは、一人では難しい
前職の経験から、障害者を受け入れる制度があれば良いのではなく、社員一人ひとりが多様性を受け入れる組織風土が大切だと身を持って感じています。しかし、企業の雰囲気というのは入社してみないと分からないことも多く、自分一人での転職活動では知り得ない情報だと考え、障害者専門に転職支援を行っている複数のエージェントに登録しました。その中のひとつがdodaチャレンジでした。