ADHD(注意欠陥多動性障害)/40代/総務への転職ストーリー

ADHD(注意欠陥多動性障害)の方の転職体験談ADHD(注意欠陥多動性障害)の方の転職体験談

長い苦しみからの脱却。ADHDと診断されてから、前を向いて転職活動を始めることができました

M.S.さん 40代 ADHD/注意欠陥多動性障害(精神障害)

転職活動期間
10ヶ月
前職
接客(アルバイト)
現職
総務

思い返せば、幼少期から表れていたADHDの特性

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大学では経営学を専攻し、また、音楽系のサークルに入っていました。気の合うバンド仲間と楽しく過ごす一方で、今振り返ってみると、大学時代にもADHDの特性が表れていたと思います。例えばアルバイトが長続きしなかったのが、その一つです。周りとのコミュニケーションがうまく取れなかったり、同じ失敗をしてしまうことが多々ありました。アルバイト先に居づらくなって辞めたりして、自信がなくなり、そのうち在学中は積極的にアルバイトをすることもなくなりました。他には、仲の良い友人から「アスペルガー症候群では?」と言われたこともありました。当時は発達障害という言葉も普及しておらず、そのときは、私自身、深く気に留めることもなかったのですが、その傾向があるよという話をしたことを、今も記憶しています。

新卒入社した半年後、営業の仕事に行き詰まる

就活は苦労した末、ある卸売業界に就職しました。しかし、入社して半年経った頃くらいから、配属された営業部での仕事に行き詰まってしまいました。失敗を繰り返してしまうんです。「今度は絶対ミスをしないぞ!」と思って取り組むのですが、別の失敗をしてしまうなど悪循環でした。
例えば、営業の仕事で車を運転しながら、助手席に乗っている上司と会話することが苦手でした。また、電話しながらメモを取るのも難しく、複数の作業を同時にこなすことができなかったんです。他の同期にできることが、自分はできないことが辛かったです。

異動した経理の仕事にも合わず、退職へ

2年目は経理部に異動になりましたが、スピードと正確性が求められる業務も私には合いませんでした。誰かに相談すれば良かったのですが、当時の私は、自分の努力が足りないからだと思い、何とか状況を打開しようとしていました。しかし何をやってもうまくいかず、これ以上、続けることはできないと思い、入社して3年経たずに退職しました。

アルバイト生活で生計を立てた10年間

最初は、正社員で転職活動をしましたが、どの企業も1次面接以降、次に進みません。私は一人暮らしで、生活費を稼ぐ必要があったので、小売業界でアルバイトをしながら転職活動をすることにしました。アルバイトは週4~5日で、仕事内容はレジや商品陳列などのルーチン業務で、目立った失敗をすることもなく、そこで10年近くはたらきました。

アルバイトを始めて2年くらい経った頃、「正社員として、社会ではたらいていくにはどうすればよいか、何かスキルや資格をみにつけるべきではないか?」とインターネットで調べたりや本を読んで情報収集していました。そんな中、発達障害に関するサイトを見つけ、発達障害やADHDの症状を知りました。例えば、「忘れ物が多い」「時間に遅れる」「コミュニケーションが人とは違う」などは自分にも当てはまると思いました。もし、自分も発達に特性があるならば改善した方が良いのではないか?と考えるようになりました。

発達障害を認識し始めて3年後に精神科を受診

自分は発達障害かもしれないと思い始めておよそ3年、私は30代半ばになりました。アルバイトは続いていましたが、「このままの生活でいいのか」と思い立ち、「できることはやってみよう」と精神科を受診することにしました。受診先として、発達障害に関する書籍を出している先生がいる病院を選んだのですが、患者数も多く、予約できたのは半年先でした。初診からその後2回のテストを受けました。主治医に「結果についてどう思いますか?」と聞かれた私は、「自分はADHDだと思います」と答えました。その回答に対して、主治医からは、「まさにその通りですね。典型的なADHDです」との返答でした。私は、「やっぱりそうだったんだな」という気持ちでしたね。

「長所を活かせる仕事を探しましょう!」の一言が勇気に

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ADHDとはっきり診断されたことで前を向くことができ、アルバイト生活から脱却するため転職活動を再開しました。障害者雇用枠での転職を考え、紹介会社に登録してみました。そこでは、すぐに決まりそうな求人を紹介してくれるのですが、私の希望が考慮されたとは言えず、なかなかピンと来ませんでした。

転職活動再開から1年。他に紹介会社はないかと検索したところ、dodaチャレンジを知り登録しました。キャリアアドバイザーは、とても熱心に丁寧に話を聴いてくれて信頼できる印象を持ちました。そして、ブランクがあること、30代半であることから、ちゃんと就職ができるのか・・・そんな不安な思いを伝えました。そのとき、キャリアアドバイザーに、「Mさんは、印象が柔らかく人当たりの良さが魅力です。どんなことにも真面目にコツコツ取り組む強みがあります。Mさんの長所を活かせる仕事をじっくり探しましょう」と言っていただいたんです。この一言で、私はとても勇気づけられました。

面接では同席も。キャリアアドバイザーは心の支え

転職活動でうまくいかないときは不安でしたが、キャリアアドバイザーはいつも寄り添って励ましてくれました。心の支えでしたね。現職の面接では同席までしてくれ、私が緊張して上手に話せないときはフォローもしてくれました。ここまでサポートしてくれるんだと思いました。今の会社は人間味あふれる温かな会社だなと面接で好印象だったので、内定を頂いたときは嬉しかったですね。

職場の居心地は良く、未来に希望も!

現職は、インフラ系の調査会社で、ソフトからハードまで幅広く、役割ごとにチームが分かれています。車のメンテナンスに関する業務や、最先端のAIに関する業務など、チームによっても気質やはたらき方にそれぞれ個性があって、面白い会社だと思っています。また仕事以外でも、好きなことにこだわりがあったり、趣味が高じてプロ並みだったりといろいろな人がいます。私は一つのことに集中する傾向があるのですが、それぞれの持ち味を活かしたはたらき方ができ、プロセスの自由度が高い職場風土が合っていると感じています。人間関係も良好に感じ、はたらきやすいですね。

現職について4年、仕事では、「求められていることは確実にやる!」と心に決めて取り組んでいます。できないときは、一人で抱えて解決しようとせず、早い段階で分かる人に相談するようにしています。それまでの私は、自分で抱え込んでしまった結果ミスをして周りに迷惑をかけていましたが、今の私は、できないことは人に助けてもらうことで物事がスムーズに運ぶようになりました。

今後チャレンジしたいことは、手作業で行っている各種業務の自動化や効率化を図ること。職場の皆さんの役に立てたらいいなと思っています。そのためにExcelやアプリをもっと勉強して極めたいです。

ADHD(注意欠陥多動性障害)の方からのメッセージADHD(注意欠陥多動性障害)の方からのメッセージ

メッセージ

私は長い間、自分の特性を理解できず苦しい思いをしていました。自分の頑張りだけではうまくいかないことも、人との繋がりや出会いで良い方向にできることを知り、自分では考えられなかった素晴らしい未来を作れることを実感しています。dodaチャレンジを知って、キャリアアドバイザーと出会って、今の自分があります。出会わずにいたら、私は今、何をしていたでしょうか。またこれからの仕事人生、いろいろあると思います。もし、何かあっても、私には、dodaチャレンジという拠り所があります。困ったときすぐに相談できる人がいるのは心強いです。もし今、相談できる人がいなくて不安になっている方は、dodaチャレンジに話を聞いてもらったら良いと思いますよ。

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