機械系のエンジニアとしてはたらいていた22歳の私は、その頃、残業が多く疲労していました。そして、バイクでの通勤途中、交差点で左折車と接触する巻き込み事故に遭ってしまいました。事故から1週間後に目を覚ましたときは、「どうして自分は病院にいるんだろう?」と、自分の身に起きた出来事が理解できませんでした。体の左半分を骨折し1ヶ月半は全く体を動かせない状態で、その後、リハビリと手術で入退院を繰り返し、1年間の休職を経て、元の会社に事務職で復職しました。
事故後、左上肢の機能が全廃したほか、湾曲した背骨のせいで、長時間座っていることも、同じ姿勢で居続けることも困難になってしまいました。ですので、復職後に配属された事務の仕事も私にとっては、身体的負担になりました。また、会社の繁忙期には、土日出勤をすることもあり、障害のある体で、このままこの会社ではたらき続けられるだろうか、と不安を感じるようになりました。
そして、その頃、コロナウィルスの感染拡大により、テレワークが社会的に広がったことから、会社でもテレワークが推進され、週3日の出勤となりました。出勤日数が減ったことで、体への負担が小さくなったことを実感しました。これがきっかけとなり、コロナ禍に関係なく、これから先も時間を短縮して就労できる会社に転職しようと思ったんです。
人生の長きにわたって相談ができると考え、dodaチャレンジに登録
転職を考えた当時はまだ障害者手帳は取得していませんでした。しかし障害者雇用枠での転職を視野に入れ、主治医に相談して、手帳を取得することにしました。ですが、障害者手帳に記載されている上肢障害の他にも、就労に影響があると感じる障害が複数あることや、障害の状態が年を重ねるごとに悪くなっていくかもしれないという不安も大きくなっていました。そこで、一時的な転職活動ではなく、長い人生を信頼して細かく相談できる就職エージェントで転職活動を支援してもらいたいと考えました。インターネットで調べると、障害者支援専門のエージェントとして評判が良かったので、dodaチャレンジに登録しました。