下肢障害・てんかん/20代/購買への就職ストーリー

下肢障害・てんかんの方の就職体験談下肢障害・てんかんの方の就職体験談

「挑戦」する価値観を大切に、障害者雇用枠に絞った就職活動で長所を活かした就職に成功

K.M.さん 20代 下肢障害・てんかん

dodaチャレンジを利用した就職活動期間
3ヶ月
現職
IT業界 購買業務

特別支援学校の先生との出会いで、人生が変わった

両下肢障害・てんかんの方の就職体験談両下肢障害・てんかんの方の就職体験談

私は、生後すぐに下肢障害を受傷し、小学校は普通校の支援学級に、中高は特別支援学校に通学しました。中学進学前ぐらいから勉強が難しいと感じて、苦手意識を持つようになっていましたが、そんな私が大きく変わったのは、ある先生との出会いがきっかけでした。特別支援学校の高校1年生のときの担任で、できることを褒めてくれる、自分にできることを目標にがんばってみよう、と声を掛けてくれる先生だったんですね。褒めて伸ばす先生のおかげで、私はだんだんと自信がついてきて、何かに挑戦してみたい!と思うようになりました。

例えば、それまでずっと苦手で勉強してこなかった英語にも挑戦したりしました。アルファベットを書くところからスタートして、地道に努力しました。チャレンジした英検では、なかなか結果が出ないこともありましたが、それでも諦めず、5級、4級、3級と目指してきました。社会人になった今でも英語の勉強は続けています。

「コツコツ努力できる」「諦めない力」が自信になる!

英語の勉強を続けていくことで分かったことがありました。それは、私には、自分のペースでコツコツ努力できる力、諦めず継続できる力があるということです。この発見は大きな自信になりましたね。もっともっと勉強がしたいと考えるようになり、短大に進学しました。短大進学は、私が通っていた特別支援学校でもはじめてのことだったようです。私はさらに勉強がしたいと短大から4年制大学に編入もして、障害者の経済学など現代社会について学びました。そのうち、社会福祉士の資格を取るという目標ができて、大学卒業後は福祉の専門学校に入学しました。

なかなか決まらない就職先…。諦めずdodaチャレンジに登録

就職活動は、最初は一般採用枠で始めました。就職課にも相談しましたが、思うように進みません。このまま同じやり方をしていても就職先は決まらないかもしれないと思い、家族に相談したところ、障害者採用枠で就活をすることを勧められ、dodaチャレンジを知りました。登録したら、さっそくキャリアアドバイザーからお電話をいただいて、丁寧で柔らかい話し方から、優しいお人柄が伝わってきて、安心できました。キャリアアドバイザーから、希望の条件を聞かれたので、私は、「挑戦する会社に就職したい」と答えました。私にとって、「挑戦」は人生の大切な価値観です。社会人になっても、挑戦できる会社ではたらきたいと考えていました。

興味を持った会社があれば、まずエントリー!質も大事にした就職活動

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dodaチャレンジから紹介された会社は20社以上。ITから航空系まで業界もさまざまでした。私は、少しでも興味を持った会社にどんどんエントリーしました。dodaチャレンジの良いところは、キャリアアドバイザーが就活に必要な事務手続きを代行してくれるので、自分ひとりで就活するよりも、活動量を増やせること。その分チャンスが多いわけです。もちろん、たくさんエントリーをすれば、お見送りになることも当然あります。SPI試験で不合格になることもありましたし、面接が通らないこともありましたが、キャリアアドバイザーはいつも寄り添ったアドバイスをしてくれるので、乗り越えることができました。

就職活動で私がもっとも大事にしたことは、履歴書を丁寧に書くことです。多くの会社にエントリーしましたが、会社のHPを読んで、理念や事業内容を理解した上で履歴書を作成することは怠りませんでした。また、自己PRも相手に伝わりやすいかどうか、という点を大切に、キャリアアドバイザーに添削をお願いすることもありました。

現在勤める会社は、面接でも一番フィーリングが合って、ご縁がある会社とは、そういうものなのかなあと感じています。最終面接で趣味の話題になったとき、私と面接官が野球好きであることが共通だったんですね。話しやすいと感じたり、ざっくばらんに自分の話ができるということは、社風に合っているのではないかと思いました。私は、この会社に入社して、気持ち良くはたらけているので、面接でのフィーリングは大事かもしれませんね。

在宅勤務が基本の部署。自分のペースではたらける在宅勤務の魅力

配属された部署は購買業務を行うグループで、グループ企業の各部署をサポートする部署です。取引先への発注処理や請求・支払関係の社内処理、及びこれらの書類をPDFにして保存する業務です。出社は週に、2〜3日で、あとは在宅勤務です。在宅勤務は、自分のペースでコツコツ業務を実践するタイプの私に合っています。仕事で分からないときは、Teamsで質問すれば、上司や先輩社員はとても親切に教えてくれますので、特に在宅勤務で困ることはありませんね。月末は少し立て込み残業することもありますが、終わったときの達成感が大きいので、適度な残業は悪くないと私は感じています。今後は、人事や経理など他の仕事にも挑戦してみたいです!また専門学校時代に取れなかった社会福祉士の資格取得も諦めていないので、勉強を続けていくつもりです。

両下肢障害・てんかんの方からのメッセージ両下肢障害・てんかんの方からのメッセージ

メッセージ

ひとりで就活をしていて、思うような結果が出なかったとき、就職はだめなのかな…とくじけそうになることもありました。半ば諦めかけていたとき、dodaチャレンジを知って、「やり方を変えてみよう」という気持ちで登録したんです。エージェントへの登録は手探りでしたが、すぐに登録して良かった!と思いました。dodaチャレンジには、障害を理解してくれるキャリアアドバイザーがいます。一口に障害といっても、一人ひとり障害は違いますので、自分の話を丁寧に聞いてもらえるというのは、本当に安心感がありました。私の場合、下肢障害とてんかんがありますが、私を理解してくれるキャリアアドバイザーの存在は、本当に心強いことでしたし、そのサポートに感謝しています。これからも「挑戦」を大事に頑張っていこうと思います。

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