私が障害を発症したのは40代前半で、抗がん剤治療薬の副作用が原因でした。その頃、私はコンピューターオペレーターとして派遣会社で仕事をしていて、人員不足による業務過多の日々でした。夜勤も多く、生活が不規則になっていて、体に無理をしていました。そのため、過労により免疫力が低下していたことも、がんを患ってしまった原因のひとつだろうと思っています。抗がん剤治療を始めて4ヶ月ほどで、手足の動きが悪くなり痺れを感じるようになりました。しかし抗がん剤治療をやめることはできない状況で、副作用がありながらも治療を続けるしかありませんでした。四六時中、痺れを感じるようになっていき、当時は本当に不安でたまりませんでした。
外資系IT企業に5年。ポジションクローズにより退職
がんの方は克服できたのですが、上下肢の機能障害は残ったままで、私は障害者として認定を受けることになりました。一般採用で今までのようなはたらきかたは難しく、障害者雇用枠で転職活動しようと考えました。障害者手帳を取得後1社目の転職活動です。障害者専門の転職エージェントに登録して、外資系のIT企業に転職しました。私はシステムエンジニアとしての経験が長かったので、その経験を活かせるシステム開発の仕事に就きました。5年間勤めたのですが、私がいた部署がポジションクローズとなり、会社都合による退職となってしまいました。最後の1年は、部署のクローズ対応にも追われ、求職活動する余裕もなく慌ただしく過ぎていきました。
障害受傷後、2回目の転職活動は48歳。厳しい転職活動にー
2回目の転職活動は前職を退職してから始めました。前回お世話になった転職エージェントに相談したのですが、いっこうに連絡もなく求人も紹介がない状態が続きました。そこで他のエージェントにも登録したのですが、書類選考もなかなか通らずで、全然うまくいきません。年齢も48歳になっていたので、それが理由なのかもしれないと思い、活動の幅をもっと広げる必要があると考えました。dodaチャレンジに問い合わせをしたのがちょうどその頃、転職活動開始から3、4ヶ月経ち行き詰まりを感じていた頃です。
dodaチャレンジのキャリアアドバイザーは、丁寧に希望条件を聞いてくれて、とても親切でした。私が提示した条件は、京都で在宅勤務ができること、システムエンジニアの職種であることの2つ。dodaチャレンジ経由では20社ぐらい応募しました。他エージェントや自分での応募も含めると、合計70~80社の企業に応募したと思います。書類選考が通過しても面接でお見送りになるなど、とても難航しました。