上肢下肢障害/50代/事務職への転職ストーリー

上肢下肢障害の方の転職体験談上肢下肢障害の方の転職体験談

dodaチャレンジに4回の転職を支援してもらっています。キャリアアドバイザーは、私の人生の伴走者です

Y.S.さん 50代 上肢下肢障害

転職活動期間
3ヶ月
前職
不動産管理会社 事務職
現職
メーカー 事務職

40歳まで一般枠で就業。障害の症状悪化により障害者手帳を取得

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私には先天性の右上下肢機能障害があります。ですが、学校も普通級に通学し、40歳まで一般枠ではたらいていました。障害によりできないこともありましたが、特に不自由を感じず仕事もできていたので、障害者手帳は取得していませんでした。

しかし、30代後半から、握力の低下により鞄を持つことができなくなったり、歩行時もつまずきやすくなったりしたことから、この先、今までと同じようには仕事はできなくなるだろうと思い、障害者枠ではたらくことを考え始めました。

ところが、障害者手帳の申請がスムーズにいかず、取得まで2年もかかってしまいました。私の疾患は希少疾患で、診断できる医師が限られているようなんです。先天性の脳機能障害による右半身麻痺なのですが、なかなか診断できる病院と出会えず、仕事をしながら、毎週土曜は、何十という病院をまわる生活でした。ようやく障害者手帳を取得できたときは、ほっとしました。

PCスキルを武器に!転職活動から1ヶ月で内定

当時、私は、派遣会社の一般派遣社員として、通信会社の支払関係の仕事をしていました。入力業務が多い仕事なのですが、麻痺がある右手が使えず、左手にも負担を感じていました。障害者手帳を取得し、契約満了後すぐに、dodaチャレンジをはじめ、障害者専門の人材紹介会社にいくつか登録しました。

40歳になって初めて障害者枠での転職活動でしたので、どのような会社ではたらけるのか、どのような仕事があるのか、状況がよく分からずに最初は不安がありました。ただ、私は、専門学校で電子工学を学んでおり、いくつかの会社でパソコンを使用する仕事をしていて、PCスキルには自信がありました。Excel、Access、マクロを組むなどの業務は得意なので、PCを使う仕事ならできるのではないかと考えていました。そのため、スピードが求められるような入力業務ではなく、PCを使った業務改善などの仕事で転職できればと希望しました。

dodaチャレンジのキャリアアドバイザーも、私のPCスキルを認めてくれて、そのスキルを武器に転職活動しましょう、と多くの求人を紹介してくれました。最初は不安も大きかったのですが、転職活動から1ヶ月で保険会社から正社員として内定をいただくことができました。

初めての障害者雇用では、細かな配慮が行き届かず、再び転職

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入社してみると、スキルを活かせる業務はあったのですが、思っていたより伝票整理が多い職場でした。書類を整理する作業により、左手に負荷がかかり長くはたらくことはできませんでした。会社から配置換えの提案もいただいたのですが、環境を変えたいという思いもあって、再度転職することにしました。

障害者雇用枠としての転職活動2回目も、dodaチャレンジにお世話になりました。その後も、合計4回の転職を、dodaチャレンジのキャリアアドバイザーに支援してもらっています。dodaチャレンジのキャリアアドバイザーは、丁寧にフォローしてくれるので、安心して転職活動を進められるのが魅力だと思います。

キャリアアドバイザーは人生の伴走者

複数回、転職をして感じたことは、やっぱり入社してみないと分からないこともある、ということです。面接で配慮事項を伝えた上で採用してくれているのですが、それでも仕事をしているうちに状況が変わることもあります。入社当初に理解してくれていた周囲のメンバーが変わったり、業務内容が変わったり、理由はさまざまです。我慢して身体に無理をしてしまっては本末転倒なので、困ったときは、いつもdodaチャレンジのキャリアアドバイザーに相談するようにしていました。そのたびに、話を聞いて状況を理解してくれたので、安心して話すことができました。そして、いつもたくさんの求人を紹介してもらえ、快く転職支援してくれたのは本当に心強かったですね。私にとって、キャリアアドバイザーは人生の伴走者です。

スキルが活かせる業務で、充実した毎日を

現在勤めている重工メーカーでは、技術事務を担当しています。最終面接で、部門長が同席されて、ぜひうちの部署で業務改善やシステムを作って欲しいとおっしゃってくれたんです。自分のスキルが期待されていると思うと、やはり嬉しかったです。50歳を超えた今、これまで使ったことがないソフトを扱うなど、新しいチャレンジができるのも新鮮です。

私が構築したシステムを現場の社員がどのように使ってくれているのかを知るために、今以上に社員とコミュニケーションをとり、業務改善を繰り返していくことが今の目標です。

上肢下肢障害の方からのメッセージ上肢下肢障害の方からのメッセージ

メッセージ

障害の状態は、一人ひとり違いますので、受け身ではなく、自分から情報を発信することがとても大切です。私自身、複数の会社の障害者雇用枠を経験していますが、入社後しばらくすると、配慮の理解が難しくなったことがあります。例えば、重い荷物は持てないと伝えているのに、物を運ぶ仕事を頼まれたりなど。その荷物は障害のない人には重く感じなかったのかもしれませんが、私には負担でした。つまり、重さの程度もはっきりと伝えないと、会社には伝わらないし、必要な配慮が得られないということです。障害者雇用で転職を考えていらっしゃる方は、ご自身の障害のことを会社に遠慮することなく、はっきり具体的にお伝えするようにしてくださいね。

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