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キャリアーセミナーアーカイブ

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一休の伊藤直也とソラコムの玉川憲が答える
「マネジメントお悩み相談室」

株式会社一休 CTO・伊藤直也
株式会社ソラコム 代表取締役社長・玉川憲

[index]

[概要]

「~マネジメントに悩めるすべてのエンジニアにささげる~伊藤直也の1人CTO Night」と題したイベントが2016年8月30日に行われました。2社のCTO経験と5社の技術顧問経験を持つ伊藤直也氏が登壇し、培ってきたマネジメントノウハウを余すことなく直伝。第2部では、ソラコムの玉川憲氏を迎えて「一休の伊藤直也とソラコムの玉川憲が答える「マネジメントお悩み相談室」」が開催され、参加者から事前に寄せられたマネジメントに関する相談に対して、率直かつ的確なアドバイスが送られました。第2部の模様をダイジェストでレポートします。

                
同イベントの別のレポート

[profile]

伊藤直也 株式会社一休 CTO

ニフティ株式会社、株式会社はてなの取締役・CTO、グリー株式会社の統括部長を経て、株式会社一休CTOに就任。過去にKaizen Platform, Inc.、株式会社日本経済新聞社、株式会社じげんなど複数社の技術顧問、技術アドバイザーを務めた経験を持つ。著書に『入門Chef Solo』(達人出版会)『サーバ/インフラを支える技術』『大規模サービス技術入門』『Chef実践入門』 (技術評論社) など多数。

玉川憲 株式会社ソラコム 代表取締役社長

日本IBM基礎研究所を経て、2010年にアマゾンデータサービスジャパン株式会社にエバンジェリストとして入社、AWS日本市場の立ち上げを技術統括として牽引。2015年株式会社ソラコムを創業。IoTに必要な通信を、誰でも簡易にリーズナブルにプログラマブルに利用することができるIoT通信プラットフォーム「SORACOM」を提供。
https://soracom.jp

担当領域以外のことにも取り組んでもらうには

お悩み1

メンバーのエンジニアに担当領域以外のことにも取り組んでもらうもうらには

伊藤
第1部のプレゼンで「人の意識や価値観はコントロールできない」と話しましたが、これもまさにそう。「守備範囲のことにも自発的に取り組むマインド」というのは、他人がコントロールして持たせられるものではないからです。きちんと1on1をして、「この辺までやってほしい」と明確に伝え、期待値をすり合わせていくしか方法はないように思います。

玉川
本人が、守備範囲外をやっていいとは思っていない、という可能性もありますよね。日本の企業にありがちですが、「守備範囲外に手を出したら怒られる」と考えている人も少なからずいます。守備範囲外のことをやった時に、称賛される文化があるのか。失敗した時に守ってくれるのか。その点も大事だと思います。

伊藤
その通り。なぜ指示待ち人間になるかというと、指示を待たずにやって怒られるリスクを冒すよりも、指示を待った方が得だから。この相談者の場合も、もしかすると、各自の守備範囲を線引きするようなマネジメントをしてしまっている可能性があります。まずはそこ見直すことが必要かもしれないですね。

お悩みに対して回答をしている伊藤氏

お悩み2

ITを活用したサービスを内製開発することに。これまでITとは無縁だった経営陣や社内の関係者に、エンジニアやデザイナーの働き方を理解してもらい、IT活用の方向へと社内全体の思考を切り替えていくにはどうすべきか。

玉川
経営陣から信頼してもらえるエンジニアがいることが、まずは大事でしょうね。

伊藤
確かに、エンジニアのボスとして信用されるに値するかは重要。ただ、経営陣と対等に意見するためには、自らも役員レベルにならないと難しいかもしれない…。

玉川
内製開発の方向に進んでいるということは、経営陣の中にもITの重要性を理解している人がいる可能性が高いですよね。そういう役員とエンジニアとがしっかりと対話して、信頼関係を築いていくことが大切だと思います。

伊藤
社内全体の思考を切り替えるには?とありますが、そこを目指す必要はないと思います。組織には多様性が大事で、同じ思考を広げようとは考えない方がいい。一休の場合も、営業の人たちは自分たちがIT企業だとは思っていなくて、ビジネスの手段としてITを使っているという認識なんです。最初はそこが分かっていなくて困ることもありましたが、今はむしろそれがいいことだと思っています。社員全員にITのことを考えてもらう必要はなくて、そこは自分たちが集中してやればいい、という結論を出しました。

お悩みに対して意見を述べる玉川氏

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