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転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード

Vol.11

公開日:2018/10/15

ニッチすぎる業界から転職!他の業界に応用できるスキルはある?

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ニッチすぎる業界から転職!他の業界に応用できるスキルはある?

エース/28歳/男性/はじめての転職

給与を上げたいから転職活動を開始! しかしコミュニケーションロボットという最先端の分野だけに、採用企業にどう伝えるかも、転職にどう活かせるかも分からず、迷走していた時期も。その迷走から脱出するきっかけになったのは、面接対策を進める中で労力を費やした時間でした。

SIer プリセールス
SIer 企画・開発
  • 20代
  • 男性
  • 既婚
  • 自信がない
  • やりたいことが分からない
  • 強みがない
  • はじめての転職
  • 給与・待遇

エースさん

給与アップを考えるなら、早めに転職したほうがいい?

——転職活動を始めた理由は、何ですか?

給与面ですね。ちょうど去年、結婚式でガッツリお金を使っちゃったんですけど、当時の給与のままだと新しく貯金ができないんですよ。6年間勤めても、あまり給与が上がってないなあって実感して、これから先の人生がちょっと不安になったんですよね。

まだ年齢が若い今のうちに、もっと収入アップできる会社に転職したほうがいいのかなって、ぼんやりと考えるようになりました。

——仕事の内容に関して、不満はありましたか?

コミュニケーションロボットのアプリケーション開発や、AI開発やプリセールスをやっていたんですけど、人型ロボットって一時期ほど話題にならないですよね。会社もあまり注力しなくなるという話も聞いて、ぼく自身も新しいものが好きだから最初は盛り上がっていたけど、ちょっと愛が冷めてきて(笑)。

会社の業績に問題があるわけでも、残業が多いわけでもないし、そこまでの不満はなかったんですけどね。

——切羽詰まって転職活動を始めたわけではないのですね?

はい。でもいざ始めてみると、業務時間内でも面接書類の準備をしたり転職活動ができてしまう。「このヒマさ、人生を無駄にしてない!?」って、改めてヤバイなと思いました(笑)。

ニッチな分野の経験、何が強みなのか? 企業選びにも迷う迷走期

——転職活動を始めた当初は、かなり悩んだそうですね。

そうですね。もうロボット愛は冷めていたので業種の目星もつけられなくて、応募する企業を決められずにいました…。むしろまだ20代だし、新しい分野の未経験OKの仕事を探してみたり。ずっと野球を続けていて運動も好きだから、もうスポーツ業界に行こうかなとか。

でもスポーツ業界の会社でロボットやAIの経験を説明しても伝わらないし、実績ゼロってことですよね。「未経験OK」の求人は給与面でも折り合いがつかなくて、本末転倒だなって。結局、いろいろな業界に特化した転職サービスにいくつも登録して半年近くが経ってしまいました。

——業種選びから悩み、そもそもの動機である給与も折り合わないと…。

それでやっぱり最新技術関係で探そうと思い直しても、ロボットという分野って、ほかのIT系に比べて新しいうえにニッチだから「やってきた仕事はこれです」って、分かりやすく伝えられないんですよ。

実は自分でも、どの経験がどんな新しい仕事に活かせるのか、ぜんぜん分かっていなかったんです。営業ではなく開発だったので、分かりやすい数字の実績があるわけでもないし。

——自分の何が強みなのか分からない状態、手探りでツラいですね…。

今までの仕事、次に活かせることが何もないんじゃないかって気しかしなくて、もう仕事の経験を活かすのはほとんどあきらめてましたね(苦笑)。だから、手当たり次第に求人を見るような状況でした。

「ずっと開発の仕事をするのは自分の性格だと無理そう」「人と話すのは好きだから営業かな」とか、とりあえず消去法で考えてみたり。ハッキリ言って、迷走してました。

ニッチな仕事だったけど、実はほかの業界にも応用がきくと気付いた

——キャリアアドバイザーに相談して、そこからは抜け出せたそうですね。

はい。AI技術は別の業界でも活かせると紹介してもらった時は、目からウロコって感じでした。確かに、AIはほかの業界でも伸びていく分野。AIを作るだけでなく、どうやって製品やサービスに組み込むかを提案するコンサルティングなどの仕事もあると知って、ようやく自信が出てきました。

——面接の準備など大変だったのでは?

ニッチな分野なので職務経歴書のサンプルもないから、自分でイチから作らなきゃいけないのは大変でした。あとは面接対策ですね。もともとぼくは、じっくり考えてゆっくり準備するのが苦にならないんですが、とはいえ面接となると、自分で話すことを語尾までちゃんと文字化して原稿を書くぐらい準備しないとその場でうまく話せない。

そうやって職務経歴書をこだわって作ったり、話すことをじっくり考えた経験は、結果としてよかったです。

いろんな業種の企業に向けた面接トークを準備するうち、自分の経験が活かせそうな仕事や、自分の強みが何なのかも、だんだん分かってきたので。頭の中で考えてるだけじゃなくて「いちど文字にしてみる」のがすごくよかったと思います。

——お仕事の内容や条件も希望どおり?

はい。転職活動しながら思ったのは、やっぱり自分は、新しいものや技術を見たり知ったりすることが好きなんだなっていうこと。今の会社は、ベンチャー企業にもどんどん投資するような会社で、携わっている業務も、これから広がっていきそうな分野です。
今後も、社会に役立つ未来の常識を作っていけそうで、ワクワクしながら毎日楽しく仕事できています。新しい分野ですが、まだぼくは、未経験でもこれから身につけられる年齢。そう考えたら、早めに転職してよかったです。
給与面も改善されて、夫婦で貯金しながら安心して暮らせそうです。

編集後記

ニッチな業界や特殊な商材に携わっていた人は、それだけで可能性が狭まるような気がするかもしれません。「結局は同じ業界で転職するしかないのか?」と。でも、何の関係もないと思ってた業界や会社から「その経験をウチで活かしてほしい」と言われるのは珍しくありません。それはエースさんのように、自分の経験をほかの業界の人に分かりやすく伝える工夫をすることで可能性が広がっていくのです。

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