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2年で3社目。たどり着いた天職 「カバンづくりを通じて世の中を元気にする」 株式会社協和 武内貴さん (2012年4月転職) - 共感転職 doda Emotional Matching

2年で3社目。たどり着いた天職 「カバンづくりを通じて世の中を元気にする」 株式会社協和 武内貴さん (2012年4月転職) - 共感転職 doda Emotional Matching

doda EMOTIONAL MATNG

2年で3社目。たどり着いた天職

「カバンづくりを通じて世の中を元気にする」

株式会社協和
武内貴さん(2012年4月転職)

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  • A Side:共感を生む仕事の発起人
  • B Side:思いに共感した転職者
Profile
武内貴さん
1989年生まれ。生物資源学部森林学科卒。大学卒業後、資格取得講座の新規開拓営業職、植木職人見習いを経て、株式会社協和に入社。現在、法人営業担当として、ドン・キホーテ、ケイヨーホームセンターなど大手量販店数社を担当。各社のバイヤーや全国にある店舗の売場担当者と関係構築をしながら、オリジナル商品の企画・開発なども手がけている。

若葉マークの新人だからこそ
感じた危機感が原動力

この春、武内さんがゼロから提案して、企画・開発したカラフルなスーツケースが全国の量販店の店頭に並ぶ。スーツケースなどの製作を得意としてきた協和はこれまで、黒・青・ワイン色などベーシックなカラーを中心に商品展開していた。だが、営業として、日々大手量販店を回ってバイヤーや売場担当者から情報収集したり、店員として店頭販売支援などをする武内さんは、強い危機感を感じていた。「他社に比べて、お客さまに響く商品を提供できていないんじゃないか。昔ながらの地味なデザインだけでなく、もっと個性的な商品展開をしていかないと長年の取引も中止になる可能性がある―」。

この危機感と実際の顧客の声、売上状況とともに、カラフルな4色展開の新しいスーツケースの企画案をまとめて提案したところ、商品部を巻き込んでの開発がすぐに決まった。長年スーツケースを製作してきた協和にとっても新しい挑戦だったが、全国の取引先バイヤーやほかの営業担当からの評価は高く、新規取引契約が次々に決まり、既に追加生産に入っていると言う。武内さんは「入社早々にこんなに任せてもらえるなんて、正直すごいやりがいで。毎日ほんと楽しく仕事してます」と笑う。

取り繕わない正直な面接が、突破口を開いた

重要な取引先も任され活躍する武内さんだが、実はまだ社会人2年目で、協和は3社目。これまでのキャリアには、紆余曲折がある。1社目の資格取得講座の新規開拓営業職を1カ月、2社目の植木職人見習いを1年弱で退職しているのだ。「どちらもやりたい理由があって始めたし、仕事自体にはやりがいがあったんですが、毎日長時間残業で休日も全然なくて。入社前の説明とはまったく違いました。2社とも体力・気力の限界で、辞めざるをえなかったんです」。

そんな武内さんが3社目を選ぶ時に大事にしたのは、「人に対して、真摯で誠実な会社」であること。「従業員を大事にしない姿勢って、お客さまへの対応でも必ずにじみ出てしまう。前職でそれをつくづく実感しました。それで、人への気遣いや思いやりといった、基本的な価値観がフィットする会社を選びたいと思ったんです」。

転職先は3つの条件で探した。まずは、真摯で誠実な価値観を持っていて、実際の事業や社会貢献活動などに反映されていること。もう一つは、日々の暮らしを気持ちよく過ごせるような商品を提供していること。そして、じっくりと人との関係性を築いていくような職種。この3つを軸に探した結果、武内さんは協和に出会う。障がい児のためのオーダーメイドランドセル製作や、被災地へのランドセル支援などから伝わってきた「真摯で誠実」な価値観が印象的で、迷わず応募した。

「面接では、前職の2社で自分が感じてきた違和感について、率直に話しました。1年で2社も辞めるって、普通だったら、こいつ何かダメなんじゃないかと思われるかもしれないですけど、若松専務や面接官の方がていねいに話を聴いてくださった。面接の段階で、こんなふうに人に向き合ってくれる人たちと一緒に働きたいな、と思いました」。

社会を良くするために、できることを、少しずつ

入社して実際に、「真摯で誠実な会社」と感じた場面を尋ねると、「もう毎日、あらゆる場面で実感しています」と言う。例えば、協和が発注側となる仕入れ先や製作の下請け会社に対して、決して無理を強いることなく適正な利益を守ろうとすること。また、前職では、ノルマが達成できないと怒鳴られることもあったが、協和では上司も先輩も声を荒げることなど皆無、「失敗してもいいから思い切りやってこい。何かあれば俺が何とかするから」と応援して任せてくれること。次々に日常の場面を語ってくれた。「理念に掲げていることを、日々実践しているんですよね。外部からも見える事業や社会貢献活動だけじゃない。正直予想以上でした。こんなにも事業や会社に誇りが持てる、この会社を選んで本当に良かった」。

転職してそろそろ1年。今後、協和でやっていきたいことを尋ねると、短期、中長期とそれぞれ考えていると言う。「まず、短期的には、今ドン・キホーテさんのプライベートブランドのバッグ開発を任せてもらっているので、これをヒットさせたい。カジュアルラインのショルダーバッグってちまたにあふれているんですけど、今回かなり使いやすくてリーズナブルな商品を開発できた。これをたくさんのお客さんに届けたいな、と思いますね」。

中長期的には、「社会的弱者の方々に、やさしい社会にしていきたい」と語る。「例えば、障がいがある方々やお年寄りって、いろいろな不自由を抱えて過ごしていると思います。だからその方たちの暮らしがより良くなるような商品・サービスをもっと増やさなければならない。障がいを持つ子のためのランドセルみたいに、協和でできることはまだまだあるし、もしかしたら社外の活動でかもしれませんが、やれることを少しずつやっていきたいと思っています」。人の気持ちを大事にする、真摯で誠実な武内さんの今後のチャレンジが楽しみだ。

Side:A 共感を生む仕事の発起人 - 被災地に届けた、約1万個のランドセル

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