心臓障害/30代/事務への転職ストーリー

心臓障害の方の転職体験談心臓障害の方の転職体験談

私にぴったりの会社に出会えた!フル在宅勤務で、心臓障害がある私も安心してはたらいています

A.E.さん 30代 心臓障害(仙台)

転職活動期間
1ヶ月
前職
電機メーカー 事務
現職
不動産運営会社 事務

私にとってフル在宅勤務はメリットしかない!

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心臓障害1級の私にとって、フル在宅勤務はベストなはたらき方です。コロナ感染のリスクが高まる通勤や出社がないので、安心してはたらくことができるからです。実際、主治医からは、「コロナに感染したら命の保証はできない」と言われていますので、フル在宅勤務の会社に転職できて、支援して下さったdodaチャレンジには大変感謝しています。

現在勤める会社は外資系で、新しいはたらき方や新しいオフィスのあり方を提案する事業を行っています。本社は東京にありますので、仙台に住む私は、上司や同僚と直接会ったことは一度もありません。それでも、精神的に孤立することなく、仕事はとても楽しいし、チームではたらく実感を得られています。

オフィスではたらく感覚と同じ

一人で業務を進めていると困ったことや相談したいことはもちろんあります。そのときは、社内のチャットにメールをすれば、すぐに誰かが反応し、返信をくれます。そういうカルチャーができているんですね。オフィスで一緒に仕事をしているかのように、上司や先輩にいつでも質問できる環境です。むしろ、チャットなので、相手の状況に気遣いすぎず、困ったときに発信できるので便利だと感じています。また、チャットやメールで解決できないときは、オンライン会議ツールを利用してミーティングを開催し相談ができるので、業務が滞ることはほとんどありません。

勤務時間についても、フレキシブルなところが魅力ですね。始業は9時ですが、前日に残業をしたときなどは、午前中はゆっくり仕事を始めることが可能ですし、体調が良くないときは午後から仕事をすることもできます。転職して約1年たちますが、フル在宅勤務のメリットはあっても、デメリットを感じたことがないですね。

心停止から一命を取り留め、総合職内定から障害者採用へ

私の心臓疾患は先天性ですが、学校の体育で運動を制限されることはあっても、大学まで日常生活で困ることはありませんでした。そのため、就職活動も一般採用枠で活動し、医療機器商社の総合職で内定をいただきました。

状況が一変したのは、大学4年生のときでした。アルバイト勤務中に心室細動を起こし、心停止の状態で救急に運ばれたんです。幸い脳へのダメージもなく、奇跡的に後遺症を患うこともありませんでしたが、入院生活は3ヶ月に及びました。日常生活に戻ることはできたものの、疾患により車の運転はできなくなり、仕事で無理はできなくなったこと、また入院中に行われた内定式や入社前研修に参加できなかったこともあり、私は内定先の人事に内定辞退を申し出ました。すると、人事の方が、障害者採用枠ではたらくことを考えてみないかと提案してくれたんですね。そのとき初めて、障害者採用枠の存在を知りました。家族は私の体が心配だから無理にはたらく必要はないと言いましたが、私は、できる範囲で自分の力ではたらきたいと思ったんですね。最終的には家族の理解を得て障害者採用枠ではたらくことにしました。

東日本大震災、そしてコロナ禍へ

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新卒で入った医療機器商社には3年勤めました。長く勤めたい会社でしたが、東日本大震災が起こった後、業界的にも尋常ではない忙しさに見舞われ、また実家も全壊状態でしたので、心身ともに休まらず体調を崩してしまい、退職することにしました。
2社目の会社は、ハローワークで探し、障害者採用の嘱託社員として電機メーカーに転職しました。入社した頃は、周りの社員の皆さんも気を遣って残業がないように配慮してくださっていました。しかし、だんだん慣れてくれると、夜遅くまでの残業や重たい荷物の移動など、心臓に負担がかかる業務の依頼が増えるようになりました。また、正社員と同じ業務を任されているにも関わらず、嘱託社員という理由で評価や給与に反映されないことにも納得できませんでした。そういった気持ちの積み重ねから、転職を考えるようになり、勤務して5年ほどで退職に至りました。

私のように、外見から分かりにくい障害は、時間とともに周りの社員も慣れてしまうのでしょうか。今思えば、私自身も声を上げる必要があったのかもしれませんが、当時の私は、他の人にできて自分にできないことに引け目を感じていたので、病気を理由に断ることができなかったんですね。

退職後、すぐにコロナ禍へ。未曽有の出来事に私も身動きがとれずにいました。主治医からはコロナにかかったら命の保障はできないと言われていたので、転職活動どころではなく、1年半ほど感染しないように、自粛生活をしていました。ワクチン接種が始まり少しずつ日常生活を取り戻し、またリモートワークという新しいワークスタイルも出てきたので、そろそろ転職活動をしようとdodaチャレンジに登録しました。

引け目を感じていたのは自分だった。これからは、ありのままの自分ではたらく!

キャリアアドバイザーに、在宅ではたらける会社を希望していると伝えたところ、不動産、電機メーカー、金融など様々な業界の企業を10社ほど紹介してくれました。複数の会社にエントリーしましたが、現職の会社には、面接の第一印象でこれまでにはない新しいカルチャーを感じ衝撃を受けました。障害や性別などマイノリティであるかどうかは関係なく、個人としての自分を見てくれていると感じました。面接官がエネルギッシュで、明るく、パワフルで、全てが新鮮で「この会社ではたらきたい!」と思いました。

入社した後、面接で受けた印象通り、障害を個性として見てくれるので、本当にはたらきやすいです。周りに合わせるための無理をしないでいいので、これまでの会社で感じてきた障害による「引け目」は一切感じなくなりました。私にぴったりはまる会社に出会えた!と思っています。今後は、これまで挑戦できなかった昇進や、リーダー、マネージャーになって組織をまとめる仕事をしていきたいです!

心臓障害の方からのメッセージ心臓障害の方からのメッセージ

メッセージ

病気があっても、障害があっても、個性として見てくれる会社があることを、私は今回の転職で知りました。知らず知らずに感じていた障害への「引け目」、自分にはできないという「引け目」にいかに私自身がとらわれていたかにも気づかされました。dodaチャレンジに登録していなければ、今の会社には出会えなかったし、こんなに自分に合う会社があることも知らないでいたと思います。今、私は、のびのびとした気持ちではたらき、希望を感じています。一人でも多くの方が、私のように、「自分にぴったりはまる会社」を見つけて欲しいです。

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