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自分自身が言語の壁に苦しんだから、その壁を壊したい。 「ネットの国境をなくす。」 株式会社Gengo 孝橋稔章さん (2013年4月転職) - 共感転職 doda Emotional Matching

自分自身が言語の壁に苦しんだから、その壁を壊したい。 「ネットの国境をなくす。」 株式会社Gengo 孝橋稔章さん (2013年4月転職) - 共感転職 doda Emotional Matching

doda EMOTIONAL MATNG

自分自身が言語の壁に苦しんだから、その壁を壊したい。

「ネットの国境をなくす。」

株式会社Gengo
孝橋稔章さん(2013年4月転職)

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  • A Side:共感を生む仕事の発起人
  • B Side:思いに共感した転職者
Profile
孝橋稔章(たかはし・としあき)さん
1985生まれ。大学卒業後、SIer会社にエンジニアとして就職。次第に請け負いではなく、自社サービスの開発をしたいと考えるようになり、大手の乗り換え情報サービス提供会社に転職。希望していた仕事に就くも、徐々に決裁スピードの遅さなどに物足りなさを感じるようになり、2013年4月、Gengoに日本人エンジニア第一号として転職した。Gengoでは、フロントエンド・エンジニアとして、サイトの設計指針にのっとり、CSS設計やHTML設計、Javascriptの実装などを担っている。

「一緒に夢を追おう」―そのひと言で迷いは吹っ切れた

Gengoでフロントエンド・エンジニアとして活躍する孝橋さん。12カ国籍、36人のメンバーがそろい、コミュニケーションは英語という環境で働く割に、実は英語がそれほど得意ではない。この会社で働くには英語が得意じゃないと困るのではと思うのだが―。「ええ、とても困っています(笑)。社内では、UXやUIのデザイナーと議論して実際にサイトに落とし込んでいく役割なのですが、まだ議論するには程遠い英語力で…」。でも、だからこそ、Gengoに転職したのだと、孝橋さんは言う。

「誰よりも、僕自身が言語の壁に苦労してきた当事者なんです。前職でもエンジニアという仕事柄、海外のソースから技術を学ぶことも多かったのですが、そのたびに、英語の必要性を痛感していました。ある時、マシューから"Gengoで働くことに興味はないか?"と連絡をもらって、Gengoのミッションを知って、それはとても夢があることだと思いました。Gengoは"Communicate freely."( ネットの国境をなくす)をスローガンに、言葉の壁にとらわれず、誰もがワンクリックであらゆるコンテンツを理解・発信できる世界を目指しているんです。つまり、まずはネットの世界から、言語の壁をなくそうよ、ということですね。もしそんな世界を作れるのなら―、ぜひ一緒に作ってみたい! と心底思ったんです」。

マシューさんの呼びかけに応じると、電話での30分インタビュー、面談へと選考が進んでいった。そしてその中で、孝橋さんのGengoに参加したい気持ちはますます高まっていく。その思いは、指示されたわけでもないのに、自らGengoが公開しているAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を使ってデモ開発をし、プレゼンするという行動につながった。マシューさんはそんな積極性を見て、「トシぽん(孝橋さんの社内の愛称)ならやっていける。今は英語が苦手でも、どうにかクリアして成長していける。一緒に夢を追える」と感じたという。

一方の孝橋さんは、やはり英語が苦手なことが、どこか引っかかっていた。けれど、その気持ちも、マシューさんのひと言で吹っ切れたという。「英語は流暢でなくてもいい。君の技術を評価したい。我々もこういうサービスの提供者として、言葉の壁を理由に採用を見送るなんてことはしたくない。どうだ?一緒に挑戦してみないか」。

自分の仕事に、世界が反応する

転職してみると、そこは孝橋さんの想像を上回る環境だった。まず何よりインパクトが大きかったのは、自分の仕事が与える影響の大きさだ。例えば機能改良ひとつをとっても、大手企業ならいくつもの承認プロセスが必要なところ、Gengoでは「いいね。それやってみよう」で話が進む。改良に関わる数名に、リリースまでの大半の判断が委ねられる。発言者に関係なく、良いアイデアはすぐサービスに活かされるし、良い仕事には、約9,000人の翻訳者や世界中の利用者から賞賛の声が届く。もちろん逆もまたしかりなので、プレッシャーも大きい。でも思えば、孝橋さんはこの醍醐味を、エンジニアになってからずっと追い求めていた。

19時には社員のほとんどが帰宅するというメリハリのある働き方にも驚いた。前職では21時、22時まで働くのが当然だった。家族や友達、プライベートの考え方も、Gengoに来て大きく変わった。「早く帰ることだけがいいというわけではないですが、仕事の仕方も進化しますし、割り切る力も身につきます。外国籍のメンバーに囲まれていることもあって、日本にいながら、海外で働いているような感覚になれるというか。あくまで想像上の海外ですけど」。その時間を活かして、孝橋さんは週3回、英語学校に通っている。

目指したい世界が共有できれば、
どこで働いても気持ちは一つ

Gengoのミッションに共感して、飛び込んで、約1年。振り返ってみて、今何を思うのだろう。「選択としては大正解でした。いろいろ不安もありましたけど、ダメだったらその時考えよう。まずは、面白い、行ってみたいという気持ちを優先しよう。そういう気持ちで決めて、本当に良かったなと思います」。今後はさらに「GengoのAPIや仕組みを活用した二次的なサービスを作ってみたい」と語る孝橋さん。「ゆくゆくはGengoでの経験を活かして、別のサービスを開発してみたい」と考えているそうだ。「その先に、独立起業する可能性だってあるかもしれません。幸いそういう動きも応援してくれるありがたい会社なんです」。

取材に立ち会った人事担当者が「終身雇用が約束できるわけじゃないからね」と合いの手を入れると、さらに孝橋さんは「"Communicate freely."を実現するためのサービスであれば、どこで、何をやっても、気持ちは一緒ですからね」と続けた。Gengoのミッションは今や、孝橋さん自身のミッションになっている。その会社にいるからミッションを共有しているのではなく、ミッションが同じだから、その会社にいる。孝橋さんは、毎日が本当に刺激的で楽しい、と笑った。

Side:A 共感を生む仕事の発起人 - 世界標準の「翻訳プラットフォーム」をつくる

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