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女性のモヤモヤを解消する100問100答

#077

2024.04.09

Q.手に職をつけたい!女性におすすめの専門職や資格は?

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会社に頼れないからこそ、
手に職をつけて将来に備えたほうがいい?

終身雇用制度が崩壊しつつある中、会社に依存せず、いつの時代も求められる人材になるにはどうしたらいいのでしょうか。今こそ、手に職をつけておくべき?

「女性におすすめの専門職」について、dodaキャリアアドバイザーの柏木あずさが解説します。

女性が「手に職」をつけるメリットは?

一般的に、専門的なスキルや技術、資格を身につけること、またはそれらを活かして働くことを、「手に職をつける」「手に職を持つ」と言います。

手に職をつけることは、「女性にとってのメリットは多い」と柏木は話します。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

dodaキャリアアドバイザー
柏木あずさ(以下、柏木)

例えば結婚や出産後も働き続けるとなると、家庭と仕事を両立させるのはひと苦労。そんなとき、在宅勤務可能な専門職種に就けば、ワーク・ライフ・バランスもとりやすいです。

また、簿記の資格やITの知識といった専門的なスキルを身につけ、経験や実績を積むことで、出産や育児で一時的にキャリアのブランクがあっても、就職先の選択肢が広がり復帰のしやすさにもつながります。

ライフイベントでキャリアが分断されがちだった女性も、手に職をつけることで働き方の自由度が上がるようです。

手に職をつけると転職に有利?そもそも専門職って何を指すの?

そもそも専門職とは、いったいどんな職種を指すのでしょうか。柏木は専門職を以下のように定義づけます。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

専門職と聞いて、どんな職種を思い浮かべますか? 実は専門職の定義は幅広く、国家資格などの専門資格を必要とする職種だけでなく、特定領域で専門性を活かして業務に従事している職種であれば専門職といえるでしょう。

大切なのは“専門性×市場のニーズ”がある職種かどうか。マーケットにおいて需要があることが、専門職を目指す際に大事な要素になります。

実際にニーズがあるかどうかは、どのように確かめればよいでしょうか?

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柏木

私たちキャリアアドバイザーのようにマーケットを知っている転職エージェントに相談する、求人検索をしてみて、気になった専門職の募集状況を見る、などがおすすめの方法です。

オンラインで適職相談!女性の転職ならdodaエージェントサービス

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女性におすすめの専門職ってどんな職種があるの?

手に職をつけて市場のニーズがある専門職に就くことができれば、ライフイベントにも左右されにくいキャリアが築いていけそうです。

先ほどの専門職の定義を踏まえて、実際にどのような職種があるのかみていきましょう。どんなスキルを身につければよいか、手に職をつけるための参考にしてください。

ここでは「25歳・事務職の女性」をモデルケースに、おすすめの専門職別に「ニーズの高さ」「挑戦しやすさ」をチェックしていきます。

女性におすすめの専門職①:管理部門系(人事・経理など)

  • ニーズの高さ:★★★☆☆
  • 挑戦しやすさ:★★☆☆☆

規模や業種にかかわらず管理部門は多くの企業に存在している職種なので、需要は一定数あります。

将来的に、さらに専門性に磨きをかける、得意領域の知識を持つ、といった応用が利く職種です。ただし、未経験の方にとって参入しやすいとは言えないそうです。

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柏木

25歳・事務職経験だけの方が、いきなり管理部門の専門職へ転職するのは、やや難易度が高いかもしれません。

まずは人事アシスタントや経理アシスタントといった、管理部門の事務アシスタントとして挑戦するのがベター。アシスタントで経験を積んでから今後のキャリアアップを目指すといいですよ。

事務アシスタントからであれば挑戦しやすさは星3つになります。

未経験で人事に転職するのは難しい? 成功のコツや評価されやすいスキル!

女性におすすめの専門職②:企画系(マーケティング、リサーチャーなど)

  • ニーズの高さ:★★★☆☆
  • 挑戦しやすさ:★★☆☆☆

企画系は少数精鋭で構成されているため、ニーズがあるものの間口が狭く、実績が求められる職種です。未経験からの参入は可能なのでしょうか?

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柏木

マーケティングやリサーチャーなどは市場に人材が少ない分、その経験値があればかなり武器になります。

とはいえ、25歳・事務職からの挑戦はハードルが高いので、マーケティングアシスタントやリサーチャーアシスタントから入って、キャリアのステップを踏んでいきましょう。

こちらもアシスタントからであれば、挑戦しやすさは星3つになります。

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女性におすすめの専門職③:IT系(システムエンジニア、プログラマなど)

  • ニーズの高さ:★★★★☆
  • 挑戦しやすさ:★★★★☆

システムエンジニアやプログラマなどIT系のニーズはさまざまな業種で高い状態が続いています。

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柏木

もしIT系の専門職に興味があれば、プログラミングを勉強しておきましょう。

スキルや技術に高い専門性が求められるので、一見ハードルが高そうですが、充実した研修制度を設けていることが多い技術者派遣会社でまずはITの実務経験を積み、そこからキャリアを積み上げるという選択肢があります。

女性におすすめの専門職④:クリエイティブ系(デザイナー、Webディレクターなど)

  • ニーズの高さ:★★★★☆
  • 挑戦しやすさ:★☆☆☆☆

デザイナーやWebディレクター、動画制作、Web制作などがクリエイティブ職に当たります。基本的には、PhotoshopやIllustratorが使えることが必須条件。

独学でコードを書いたり、デザインしたりしたものを転職活動で制作実績としてアピールすることもできるので、努力次第で転職の可能性を高めることができます。

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柏木

今はホームページやオンラインショップなど、ネットで何かをすることが増えているので、比較的ニーズが高いです。また、クリエイティブ系はリモートでもできることが多く、手に職をつけて在宅ワークをしたい女性にもおすすめです。

挑戦しやすさですが、自分でソフトを操作できたり、サイトを作っていたりしたら星3つになります。

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先の解説にもあるとおり、どの職種においても、専門スキルが求められる職種に未経験で転職するなら、年齢に気をつけたいところ。一刻も早く動いたほうが、キャリアチェンジの可能性が高まるのだそう。

手に職となるスキルを身につけるにはどうすればいいですか?

どの専門職があっているのか分からないときは?

未経験でも、段階を踏みながら手に職をつけてキャリアを積むことで、専門職に就ける可能性があることが分かりました。

ただ、取り立ててやりたいことが明確にあるわけではない場合、どうやって専門職を選んだらいいのでしょうか。

経験・スキルを活かせる職種を探す

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柏木

自分がこれまで培ってきたキャリアやスキルが、なるべく活かせるといいと思います。

異業種に転職する際、ゼロから頑張るイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、今の仕事の地続きでできることは何かを考えてみてください。

ただし、未経験の場合はいきなり希望の職種に就けるわけではないこと、年収が下がることも想定しておきましょう。

いきなり専門性のある仕事に就くのは非現実的。たとえ一時的に年収が落ちたとしても、中長期で見てキャリアを描いていくことが大切なようです。

これまでの経験・スキルを棚卸しして自己分析をする際は、簡単な質問に答えるだけで適職探しのヒントが分かる便利な診断ツールを活用してみてください。

適職探しのヒントが見つかる!転職タイプ診断

キャリアアドバイザーに相談してみる

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

何かの専門職に惹かれても、やってみたら向いていないなんてこともあるので、適性も含めてキャリアアドバイザーに相談してみるものよいでしょう。

dodaエージェントサービスでは、専任のキャリアアドバイザーがあなたに寄り添って転職活動をサポートします。キャリアカウンセリングでは、あなたの希望を最優先に、ご自身では気づかなかったあなたの強みや適性などをお伝えします。

求人企業の情報提供のほか、書類添削や面談対策なども無料で実施していますので、ぜひご活用ください。

キャリアアドバイザーとは?詳しく知る【女性の転職ならdodaエージェントサービス】

診断ツールを利用してみる

まずは強み・弱み、適した働き方を知りたいという人は、診断ツールを使ってみるのも一つの手。キャリアの可能性が広がるアドバイスがもらえるかもしれません。

あなたに適した働き方がわかる!キャリアタイプ診断

まとめ

手に職をつけたくてモヤモヤしている人は…

“専門性×市場のニーズ”が高い職種を検討してみる

まずは専門職のアシスタントからのスタートも視野に入れて

これまでの自分のキャリアが活かせる職種を探す

というアドバイスがありました。

手に職をつけておくと、これからの時代やライフスタイルにあわせた働き方も見つけやすくなるでしょう。一度検討してみてはいかがでしょうか。

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識者プロフィール

柏木あずさ/顔写真

柏木あずさ
国家資格キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー
キャリアアドバイザーとしてインテリジェンス(現:パーソルキャリア)に入社後、10年以上にわたり営業・販売接客など顧客と接する部門での経験を持つ方の転職を幅広く支援。産休・育休を経て復帰してからは、女性の働き方はもちろん、キャリアとライフの双方の視点から転職活動を親身にサポートすることを心がけている。
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