視野障害(視野狭窄)/40代女性/人事事務への転職ストーリー

周りに理解されづらい視覚障害で、無理を続けた10年からの脱却

N.A.さん 40代 視野障害/視野狭窄 (愛知)

転職活動期間
4ヶ月
前職
事務職
現職
人事関連事務職

「障害があったら仕事は選べない」と必死だった10年

dodaチャレンジに出会うまでの私は、障害者採用枠というものがあることも知らず、障害があったら仕事がない、仕事は選べない、そう思い込んでいました。そのため、ここ10年以上、障害のある自分の体に無理を強いながら仕事を続けていました。

私が視覚障害を煩ったのは、12年前のこと。突然の激しい嘔吐と頭痛で、その日の仕事は休んで、朦朧としながら病院に行くと、緊急入院。脳出血でした。そのまま、私は2ヶ月以上、集中治療室で治療を受けますが、当時、4才と2才になったばかりの幼い子どもを母に預け、窓越しでしか会えない子どもたちには寂しい思いをさせたこと、今でも昨日のことのように思い出します。

退院後、すぐに私は求職活動を始めました。仕事は選べないと思っていたので、求人が多い介護職に就くことを選び、ヘルパー2級の資格を取りました。しかし、介護の仕事で腰を痛めてしまい、続けることができなくなりました。

次に、内科クリニックで看護補助業務に就きましたが、病気で視覚に障害が残った私は、状況を的確に読み取って行動することが苦手で、現場での緊急対応が難しいことも多々。私の障害は、脳出血による視野狭窄で、左側の視野が欠けています。よく誤解されるのですが、左目が見えないのではなく、視界の中央に手を置き、その左側半分が全く見えないという視覚障害です。例えば、体の左側にある車椅子が見えずにぶつかってしまったり、左側にある機器を見つけられずパニックになることもありました。このままでは、いずれ自分の障害がクリニックに迷惑をかけてしまうと思ったので、試用期間中に退職することにしました。

周りに理解されにくい視野狭窄という視覚障害

クリニック退職後、パソコンの勉強を始めました。体を動かす仕事が好きでしたが、私の障害を抱えながら介護や看護の仕事をするのは難しいと実感しましたので、方向転換することにしたんです。介護職で腰を痛めていたとき、事務補助を経験したことを思い出し、Word、Excelを勉強しました。そのPCスキルが評価され、営業事務職を募集していた車のリース会社に転職することに。私の障害に理解を示してくれた上で採用してくれましたが、上司も慣れてくると、「他の人よりも資料づくりのスピードが遅い」「〇〇さんは、もうできているのに」など、障害のない他の社員と比較されるようになってきました。左側半分の視野が欠ける私は、パソコンの正面に向かっても左側が見えないので、体を左に傾け、眼球を右に寄せないと全画面は見えません。また、私の障害は、網膜によるものでなく脳出血によるものなので、見た目上は、視覚障害者と分かりづらいのです。
営業事務3年半、総務2年、経理1年を経験し、どの部署でも上司も周りの社員も、だんだんと、障害についての理解や配慮が薄れていくのが分かりました。この会社にいてもその繰り返しだなと思い、転職を考えるようになりました。

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最新のPCスキルを習得し、自信をつけて転職!

このとき初めて、「障害者 転職」で検索をしてみて、求人に「障害者採用枠」があることや、障害者専門の転職エージェントの存在を知りました。これまでハローワークでしか求職活動をしていませんでしたが、dodaチャレンジに相談に行ってみると、安定した大手企業の求人が多いことを知りました。「障害者は仕事を選べない」と思い込んでいましたが、障害があっても、自分の可能性は広げられると自信がつきました。次に、転職で有利になるようPCスキルを上げるため、最新のMOS資格が取れる職業訓練校の講座スケジュールを調べました。ここまで段取りを行った上で、上司に退職を申し出ました。

心を尽くしてくれるアドバイザーの存在が支えとなり、新しい人生に踏み出す

当時最新だったMOS2016の資格を取得し、本格的に転職活動をはじめました。これまで私は、「障害を武器にしたくない」と必死な思いで仕事し生きてきましたが、そんな私の思いにも、dodaチャレンジのキャリアアドバイザーは、寄り添い、話もよく聴いてくれ、気持ちがほぐれていきました。本当に感謝しています。そして、dodaチャレンジで転職活動して感じたのは、障害者の転職は狭き門ではないこと、続けられる会社という選択肢があるということでした。私が知らなかっただけで、自分を活かせる企業や業界があることを知りました。アドバイザーが分かりやすく事業内容や職場の雰囲気などの説明をしてくれるので、興味が湧き、「まずは応募してみよう!やってみよう」と意欲が出ます。結果的に3社目に応募した大手ソフトウェア会社に内定をいただくことができました。

人財企画部に所属し、人事関連の事務の仕事に携わることになりました。初めての分野ですが、上司も同僚も丁寧に教えてくださいますし、この業務は負担にならないか、どうやったらやりやすいかなど視覚障害に配慮してくれます。職業訓練校で学んだPCスキルが活かせるような業務も任せてくれます。このような配慮ある環境ではたらくことは、障害者になって初めてのこと!この環境に甘えることなく、もっとExcelやAccessなどの技術を磨いて、私を採用して良かった、と思ってもらえるように成果を出したいです。

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メッセージ

面接当日、私は道を間違えて時間に遅れてしまいました。それでもご担当の方は、笑顔であたたかく迎えてくださったんですね。今でも、その瞬間を忘れません。人生の途中で障害を抱え、障害があることを言い訳にしたり諦めたくないと必死だった私には、あの笑顔に救われた思いでした。視覚障害を負って、何度か人生の踏ん張りどころを経験してきました。その踏ん張りが、今の自分につながっていて、未来の道も見えてきた、そのような感覚でした。
私のように後天性で障害をは抱えた方は先が見えずどうしたらいいか分からない、そのような思いに陥るのではないでしょうか。新しい道は広がっている、私はそう実感しています。必ず、自分の道は見えてきます。

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