聴覚障害/20代女性/庶務職での転職ストーリー

聴覚障害にも、子育てにも、理解のある会社に就職できました!

トレミーさん 20代 聴覚障害(身体障害)

就職活動期間
3ヶ月
前職
DTP業務(印刷業界特例子会社)
現職
庶務業務(保険業界)

高校までは普通学校に通学。美術部やソフトボール部、部活動での学びも多かった

私は、保育園から高校までは普通学校に通っていました。難聴学級がなかったので、地域ボランティアのサポートや先輩・友人の協力を得ながら通級で学びました。また大きなイベントがあるときは、手話通訳者のお世話にもなるなど、両親をはじめ様々な方の支えで、私は、子どもの頃から同世代の健聴者との交流をしていました。中学時代は美術部の部長を務め、高校ではソフトボール部で練習に励み、インターハイに進出することもできました。とくにソフトボール部での学びは大きく、チームワークの大切さを理解できたことが一番の学びだったと思います。

専門知識を身につけるため、聴覚・視覚障害者向けの大学に進学

大学は、聴覚障害者が学べる環境が整っている大学に進学しました。社会に出たときのためにしっかりと専門知識を身につけたいと考えたためです。また、就職活動のサポート体制も整っていました。就職活動で初めて知ったことは、企業の多くが、口話のできる聴覚障害者を求めていることでした。口話ができない私は、それを知って悔しくてたまりませんでしたが、大学では筆談での面接のやり方を教えてくれたり、面接練習もしてくれるなどのサポートもあって、印刷会社の特例子会社に就職が決まりました。

印刷会社の特例子会社に就職

仕事内容は、DTP(印刷オペレーター)です。出版物のレイアウトやデザインを編集者の指示に従って、修正・訂正します。大学時代に習得したAdobeというアプリケーションがDTPに活かすことができました。
特例子会社なので障害者に理解のある社員が多く、人間関係で困るようなことはなかったですね。仕事で役に立ったのは、UDトーク(音声認識アプリ)です。上司は手話も上手でしたが、UDトークのおかげでミーティングなどでの情報保障が得られました。

聴覚障害の方の転職体験談聴覚障害の方の転職体験談

退職・転職を考えたきっかけ

結婚・出産後も仕事を続けていく考えでした。しかし妊娠時の悪阻がひどく休職した期間もあり、職場に相談したところ、私が望む理解が得られないと感じたため、育児休暇中に退職しました。子どもが1歳になったとき保育園に入園できたので、それをきっかけに社会復帰を考え始めました。夫にも相談の上、共働きを賛成してくれたので、求職活動することにしました。
転職は、障害者に理解のあるエージェントで活動しようと考えました。インターネットで「障害者 転職エージェント」で検索し複数のエージェントに登録し、メールでのやりとりが唯一スムーズにできたdodaチャレンジで、相談を進めることにしました。

メールのみでの相談でも安心できました

コロナ禍ですので、キャリアアドバイザーの方とは一度もお会いしたことがないんです。コミュニケーションはメールのみ。キャリアアドバイザーは私の長文メールにもしっかり目を通して汲み取って、理解を示してくれました。対面したことはありませんが、まるで「会ったことがある友達」のような感覚です。親身になってくれました。

10社の求人に応募。面接は筆談のため事前準備を念入りに

私の希望条件は、時短勤務ができることでした。さっそく事務職で募集している企業を10社ほど紹介して下さり心強かったです。自分ひとりでは10社も求人を探すことはできなかったと思うので、育児中で時間が少ない私には、とても効率的に転職活動ができました。また求人票では分からないことや知りたいことがあったときも、キャリアアドバイザーの方がすぐに企業に確認をしてくれるので安心して進めることもできましたね。
転職活動で努力したことは、志望動機をしっかり考えること、また簡潔に答えるように準備もしました。緊張したら手が震えて長い文章を書くのは難しいと思ったので、面接の場では簡潔で短い文章を書くことを心掛けました。筆談での面接を想定される方は、言いたいことを20~50字で書けるように慣れておくといいと思います。

面接段階から印象が良かった現職の会社

現職の会社は、面接の段階から良い印象でした。緊張する私の答えに「へーそうなんだ、すごいね!」「前職では専門スキルが必要だったからよく頑張ったね!」などと前向きな反応をしてくれ、徐々に私の緊張がほぐれていきました。面接は、とても楽しい時間でした。入社後もギャップはなく、子育て中の社員もはたらきやすい職場だと感じています。聴覚障害への配慮もあり感謝しています。
入社した2020年8月はコロナ禍まっただ中でした。会議とミーティングがオンラインになったことで最初はとても戸惑いました。しかし、事前に資料を用意してくれたり、チャットで要約メモを書いてくれるなどの配慮をしてくれるので、業務への支障はありませんでした。これからますます会議のオンライン化は進むと思うので、字幕付きの機能があるといいですね。

現在、私は庶務として様々な仕事をしていますが、前職で培ったPCスキルがとても役立っています。ツールやショートカットキーもよく使っていましたし、印刷の知識があるので、資料のカットや製本もスムーズです。他の社員がやりやすいように工夫したときに「ありがとう」「これいいね!」と言ってもらえると嬉しいですね。今は、子育てと家事と仕事で精一杯ですが、落ち着いたら、家族と一緒に愛車でドライブしてのんびりした時間を過ごしたいです。

聴覚障害の方の転職体験談聴覚障害の方の転職体験談

メッセージ

転職活動はひとりで抱えて悩まず、頼れるプロに相談することをお勧めします!自分の希望にあった企業を探すのはひとりでは難しいです。私自身、実感していますが、dodaチャレンジから紹介された求人はどの企業も魅力的でした。
私と同じように先天性聴覚障害がある方に向けて転職活動のアドバイスをさせていただきます。分からないこと、知りたいことがあったら遠慮せず質問することです。気をつかったり、躊躇したりせず、勇気を出して聞きたいことを聞くことが大事です。それに対してきちんと受け止めて回答してくれる企業は、理解があり入社後も協力的だと思います。自分にあった企業はきっと見つかりますよ!

障害者採用求人専門のキャリア
アドバイザーに転職・就職活動を相談する

会員登録(無料)

まずは就労準備トレーニング。実際の
仕事と同程度の実習で「はたらく力」を。

就労移行支援
「ミラトレ」について