上肢下肢障害/50代男性/事務職での転職ストーリー

上肢下肢障害の方の転職体験談上肢下肢障害の方の転職体験談

コロナ禍での転職。地元兵庫で50代という不安の中でのチャレンジが「自分の可能性」を広げました

M.N.さん 50代 上肢下肢障害(身体障害)

就職活動期間
1ヶ月
前職
アパレル バックヤード業務
現職
道路管理会社 一般事務

この年で辞めて大丈夫かな、と不安だらけで始めた転職活動

今回の転職に踏み切るには正直不安がありました。50代で転職回数9回目の私が、コロナ禍において転職先が見つかるのかと。これまでハローワークを利用し求職活動していましたが、それだけでは情報不足感を感じ、インターネットで「障害者 雇用」と検索して、求人や市況を調べました。そして、障害者採用の転職エージェントの中で評判が良かったdodaチャレンジに思い切って登録しました。思い切って、とは大げさかもしれませんが、年齢や転職回数を考えると、紹介してくれる求人はないかもしれない、それでもダメ元で登録してみよう、そんな気持ちだったからです。

思い切って登録して良かった!希望条件にあった求人が見つかる

登録後、さっそくキャリアアドバイザーとオンラインでお会いしましたが、安心感を与えて下さる方だったので、リラックスして話すことができました。マスクをしていても表情豊かに、これまでの経歴を丁寧に聴いてくれ、私を理解しようとする姿勢が嬉しかったです。また、説明も分かりやすく的確なので、さすがプロだと感じ信頼できました。

私が伝えた希望条件は、通勤時間が短いこと、できれば兵庫県内であることでした。年齢は50代、転職回数も多くキャリアも一貫していなかったので、多くの希望は出しませんでした。それでも、紹介してくれる求人はあるのか、と内心不安でしたので、その場で通勤圏内の大阪を含め数社の大手企業を紹介してくれたときは、心から安堵しました。求人の豊富さに「思い切って」登録して良かったと思いました。

オートバイレーサーからの紆余曲折の人生

高校生のときにバイクに興味を持ち、卒業後はオートバイレーサーのチームに入りました。20台半ばまで続け、目標にしていた国際Aライセンスを取得したことで一区切り付け、バイクレースの世界を卒業しました。その後大型トラックの免許を取得し、配送や海上コンテナドライバーの仕事に就きましたが、漠然と「この先続けていく仕事を見つけなければ」と考えていました。ふとある日、オートバイレーサー時代によくお世話になったカイロプラクティックを思い出しました。直感で「これだ!」とひらめき、カイロプラクティック専門学校で学び、施術の実践を積んだのちに、開業にいたりました。少しずつ常連のお客様もでき軌道に乗り始めた矢先、悪性リンパ腫を罹患しました。闘病生活1年を経て復帰しましたが、抗がん剤の副作用なのか末梢神経に後遺症があり、施術する手の感覚が罹患前と違い、違和感がありました。そのため納得のいく施術ができなくなり、閉院することにしました。

二度のバイク事故。そして障害認定

それからしばらくしてバイクで事故を起こしてしまい、顔半分が損傷、左目の視力を失いました。この頃は、運転技術が活かせるタクシーの運転手に就いていましたが、右目だけではタクシーの運転は続けられないので辞職し、その後いくつかアルバイトをしたのち、物流センターでピッキングの仕事に就きました。そして、またバイク事故を起こしてしまったんです。2度目の事故では、右半身すべて骨折し、右上肢・下肢に障害が残り、このときに障害認定を受けました。
長いリハビリの後、ハローワークで紹介を受けたアパレルメーカーに障害者採用枠で就職することができました。1年半続け、そこでは障害者採用枠で初の正社員にもなりましたが、ちょうど役職昇進の話が出てきた頃、コロナの影響で周りの従業員がリストラされていくという状況もあり、今回転職を決意しました。

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転職した企業では、私が障害者採用1号

現在勤める交通管理会社では、私が障害者採用枠で入社した初めての社員です。第一号というわけですね。入社前からそのことは理解していましたし、会社からは「担当業務が決まっているわけではない」と正直に言われていました。私は、「仕事は自分で探すので大丈夫です!」と答え、入社してからどんどん自分の仕事をつくっていきました。なので、今は忙しいくらいです(笑)。

最初は、障害のある私は、周りの社員から「かわいそうな人」と見られる一面もあったと思います。配慮というよりは、気を遣われている感じもありました。しかし、私がこんなことも、あんなことも、と仕事を広げ周りの社員との関わりが増えていくと、「これもお願いしていいですか?」と頼られるようになりました。最近では、若い社員からプライベートの相談を受けるなど、職場のみんなから自分を認められて嬉しいです。これからも障害のある社員の採用は増えていく予定なので、仕事を仕組み化したりルーティン業務をつくったり受け入れる体制を整えたいですね。

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メッセージ

私は交通事故で障害を負い、やりたいことを諦めたり、出来ていたことが出来なくなりましたが、それでも生きていくためにはたらく必要があります。悔しい思いはもちろんありましたが、「(障害によって)これしかできない」ではなく、「こんなこともできる」と自分の可能性に目を向けることを大切にしました。そして、実際にやってみることで、人生は広がり変わっていきました。
私は、やりたいと思ったことを突き詰めていくところがあります。仕事に直結するとかしないとかは関係なく、興味を持ったら、とことん向き合います。例えば、好きな野球の動画を編集するうちに動画編集に凝るようになったり、Excel・Wordが面白くて本を買って独学で勉強してマクロが組めるようにもなりました。それが今の仕事の役に立っているのです。自分の可能性は、自分で広げられると私は思っています。悩んでいる方がいるならば、ぜひ自分の可能性を信じてチャレンジして欲しいですね。

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