私がうつ病を発症したのは前職で勤務していた頃、交通事故に遭ったことが発端です。ある日の夕方、横断歩道を渡っていたところに自動車が衝突してきました。その車は、時速30キロほど出ていたようで、私は腰を強くひねり、神経痛と不眠の症状に悩まされました。その後も仕事をつづけましたが事故から2ヶ月後、無理がたたって休職し自宅療養することになりました。1年後に復職しましたが、事故に遭う前のようには仕事ができなくなっていました。それまで難なくできていた仕事に時間がかかったり、重い物を運ぶこともできなくなったり、効率よく仕事ができなくなってしまったんです。仕事が終わらないので残業が増え、そして体調は悪化、さらに仕事にも支障が出るという悪循環です。復職後2ヶ月で心身の不調が出て、母が心配して病院に一緒に行ったところ、うつ病と診断されました。
会社は1年の休職後に退職、その後も自宅療養していました。しばらくして主治医から、そろそろ社会復帰しても良いのではないかと、自立支援センターや複数の就労移行支援事業所を紹介いただき、私は長期的なキャリアを身につけられる場所を探すことにしました。
就労移行支援事業所「ミラトレ」に通所してから社会復帰へ
インターネットで「障害 就労支援」などで検索したら、パーソルダイバースが運営する就労移行支援「ミラトレ」を見つけて、登録しました。お電話とメールをいただき、支援内容も面白そうだと思ったので、通所することにしました。ミラトレでは、毎日違うプログラムに参加します。また午前と午後も違う内容なので私は楽しく通所することができました。プログラム内容も魅力的で、特に印象に残っているのは、ビジネスマナー、生活スタイルを学ぶもの、ストレスに関する内容やメンタルケアなどで、復職への自信もつきました。そのほか、データ入力やイベント開催時のチラシ作りなどのプログラムでは実際の業務を想定しながら行うため、自分の得意なこと、苦手なことを発見する良い機会にもなりました。
ミラトレに無理なく週5日通所できたら復職しようと決め、10ヶ月後、実現することができました。転職活動をdodaチャレンジで支援してもらうことにしたのは、dodaチャレンジの運営会社がミラトレと同じパーソルダイバースだったからです。