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ケース1 数年のうちに複数回の転職経験あり ケース2 新卒の頃から定職につかず、フリーター時代が長い ケース3 退職前の引き継ぎに2カ月はかかる
面接力検定‐答えにくい質問の攻略法

転職の理由や背景は人それぞれ。面接官にあまり聞かれたくないこともあるのでは?そんな聞かれると答えにくい質問への回答ポイントをキャリアコンサルタントがアドバイス。自分ならどう答えるか、と考えながらポイントを学んでみてください。答えにくい質問を攻略して、内定を勝ち取りましょう。
第1回解説 DODAキャリアコンサルタント 大浦征也
ケース1
【応募者の状況】数年のうちに複数回の転職経験あり
【質問】転職回数が多いようですが、これまでの転職理由を教えてください。
あなたなら何と答えますか? 下の3つからお選びください。
(1)どの転職でも身に着けるべきスキルが明確にあり、将来のために必要なことでした。
(2)1社目は人間関係で悩み、2社目は待遇に満足できなかったので転職しました。
(3)やりたいことが変わったので、それを実現できる会社に転職をしました。
キャリアコンサルタントによる解説
将来のビジョンが明確にあり、転職に一貫した理由がある方ならば、(1)のような回答が理想的です。その際には必ず転職先の企業なら目標が叶えられることも伝えましょう。

また、言い方に注意は必要ですが、(2)のように正直に不満に感じていた事実を話してしまうのもよいでしょう。特に30歳以下の方であれば、過去より将来性を評価されることが多いので、反省していること、今後は何が満たされていれば仕事を続けられるのか、という明確な展望を加えて伝えれば悪い回答にはなりません。ですが30歳半ばの方は、不満の改善のために努力した経緯なども伝える必要があります。過去と未来を整理して伝えられるようにしましょう。

(3)の場合は「○○が嫌になった」ではなく、「●●がやりたい」とポジティブかつ、変わった理由を具体的に伝えることが大切です。また、すべてに共通して言えることですが、転職理由はネガティブな内容になりやすいので、ひとつずつ詳細に話すのではなく、同じ理由での転職はまとめて、できるだけ簡潔に伝えるように心がけましょう。
 

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ケース2
【応募者の状況】新卒の頃から定職につかず、フリーター時代が長い
【質問】これまで定職に就かなかった理由はなんですか?
あなたなら何と答えますか? 下の3つからお選びください。
(1)新卒の就職活動の時から自分の本当にやりたいことを、ずっと探していました。
(2)正社員は残業もあり大変だと、ずっと思っていたので、アルバイトを続けていました。
(3)アルバイトでも十分な収入を得られたので、正社員になる必要性を感じませんでした。
キャリアコンサルタントによる解説
ネガティブな状況を、ポジティブに切り替える必要があるので、(1)が模範回答といえますが、やりたいことが見つかった理由を必ず聞かれますので、そこまで話せるように準備しましょう。新卒の頃と比べてどこが成長し、フリーターの経験を未来にどう活かせるのか、というところまでアピールできなければ説得力がありません。

それができない方は、(3)のように、アルバイトの環境に恵まれていた、などと伝えた方がよいでしょう。収入に加え、やりがい・責任感・スキルなどが十分身につく環境だったということ、さらに正社員を目指す理由を伝えられれば、よりよい回答になります。

(2)は、この後にこれまでの自分への反省と、正社員になり、どのようなビジョンを描いているのかまで伝えなければなりません。また、フリーター歴が5年以上の方は、できるだけ(1)のように過去の経験を未来にどう活かすのかということを、しっかり伝えられるように心がけましょう。

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ケース3
【応募者の状況】退職前の引き継ぎに2カ月はかかる
【質問】採用となった場合、一日でも早く来て欲しいのですが、いつから入社できますか?
あなたなら何と答えますか? 下の3つからお選びください。
(1)引き継ぎしながらでよければ、すぐにでも入社することはできます。
(2)ご指定いただければ、その日に入社できるように調整します。
(3)2カ月後の●月●日からが希望ですが、御社の規定があれば沿えるよう努力します。
キャリアコンサルタントによる解説
(3)のように、自分の意思を伝えつつ、企業の希望も伺うというのが基本です。ただし、入社希望日は最長でも3カ月先まで。それ以上先になってしまうと、採用が見送られる場合があります。もっとも理想的な期間は1〜1カ月半後の入社です。

(2)は、実際にすぐ入社が可能であればよいのですが、現職がある方であればほとんど不可能なはず。転職先の企業も円満退社を望んでいますので、ある程度の引き継ぎの期間は考慮してくれるものです。

(1)の返答は、一見すると、熱意あるアピールにも聞こえますが、社会人としてのモラルに欠けているとも捉えられかねません。退職交渉が難航している場合は、きちんとその旨を伝え、その上で入社日の交渉をすることをお勧めします。状況によっては企業も入社日の交渉には柔軟に対応してくれます。
 

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