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連載5分で分かる!転職成功ノウハウ

転職の面接もマナーだけでNGになる?
挨拶など面接官の5つのチェックポイント

更新日:2022/7/27

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書類選考を通過して、いよいよ面接。「自分の強み」を再確認したり、「志望動機」をつくったり、面接の準備は万全で臨みたいもの。でも、自己PRや志望動機を語る前に、もしかしたら一言も発しないうちに、マナーでNGになってしまうケースもあるのです。

「そりゃあマナーはできていたほうがいいと思うけど、マナーが理由で落ちるなんて、まさか…」

こんなふうに考えていませんか?確かに、マナー“だけ”が理由で不採用になることは少ないかもしれません。けれども、例えば最初のあいさつの場面でNGマナーをしでかしてしまったら、せっかくの面接がマイナスからスタートになってしまいます。

また、面接で不採用となった時に企業側から「残念ながら社風に合わないと思われます」という理由が挙げられたら、実はその言葉の裏には、「ビジネスマナーができていない」 という本音が隠されていることがあります。いい大人がマナー違反をすれば、その場にいる面接官は不快に感じます(顔や態度に出さなくても)。しかし、面接官は「不快に感じたから不採用」と単純なチェックをしているわけではありません。マナーを通じて 「この応募者を、ウチの社員として顧客の前に出せるかどうか」を判断しています。

マナーに気を付けるということは、「私は御社の社員として恥ずかしくない振る舞いができます」というプレゼンをすることなのです。

【1】あいさつのマナー

「新人の頃はやってたけど、今はテキトー」の最たるものがあいさつ。今の職場で周りを見渡して、きちんとあいさつしている人がどれくらいいるでしょうか?普段やっていないことは急にはできません。いつも口にしている 「ぁざーす」 や 「おつかれーっす」 はあいさつではありません。

◆ 面接官が入ってきたら立つ

あなたが先に応接室に通されて、後から面接官が部屋に入ってくるでしょう。ノックがあったら、即座に椅子から立ち上がります。たったこれだけのことが、できていない人が意外といるそうです。

◆ あいさつする

テーブルを挟んで面接官が向かい側に来たら、立ったままあいさつします。「○山○彦です。本日は面接のお時間をいただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」でOK。そして、「おかけください」と促されたら座ります。

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【2】話し方のマナー

意外かもしれませんが、話しながら言葉につかえてしまうのは必ずしもマイナスではありません。緊張してうまく話せないのか、話すことを考えてきていないのかは面接官には分かるからです。

◆ 目を見て話す

面接といってもコミュニケーションの場。目を見て話しましょう。話しながらほとんど目を見ない、目が合いそうになってもそらす、そういう不自然な話し方はマイナスです。話していることに自信がない、またはウソをついているような印象を与えてしまいます。

◆ 言い切って終わる

語尾が曖昧で、いつの間にか話が終わっている、という話し方をしていませんか?
「ええと、入社したら、〜や〜という仕事をしてみたいというか…(フェイドアウト)」
「今までの成果としては、〜とか〜ですかね…(フェイドアウト)」
などです。
面接官は話が途中なのか終わったのか分からず、コミュニケーションしづらい人と感じるでしょう。「〜です」 「〜と思います」 と言い切って話を終えます。

◆ エラそうにしない

今の仕事で部下を抱えている人や年齢が高めの人はぜひとも気をつけたいところです。「エラそうにしよう」 などと思う人はいませんので、無意識のうちに出てしまうのです。椅子の肘掛けに体重をかけたり、深く座りすぎて上体が反ると、見た目にエラそうに見えてしまいます。

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【3】服装とメイクのマナー

ビジネスの場で、服装やメイクばかりが印象に残ってしまうのは恥ずかしいことです。面接なら、「あの人、何を着てたっけ?」と思われるくらいでよいのです。

◆ カジュアル

オフィスカジュアルやクールビズが定着してきましたが、男性の場合は面接では上下が揃ったスーツを着ましょう。女性はスーツでなくてもよいですが、ジャケットは必須です。業界によっては堅苦しさを嫌う会社もありますが、まだそこで働いているわけでないのですから、できるだけきちんとしていきましょう。会社によっては、「スーツに合わせるシャツは白無地のみ、ボタンダウンもNG」と判断するところもあります。

◆ リクルートスーツ

だからといって、新卒時のいかにもリクルートスーツという黒スーツも社会人が着るとちぐはぐな印象で良くありません。面接官は、「転職の面接にリクルートスーツを着てくるということは、大事な顧客との商談の時にもこれを着るつもりなのか!?」 と思うでしょう。

◆ メイク

普段、盛り気味のメイクをしている人でも面接ではコンサバにしたほうがいいでしょう。逆に全くのノーメイクもいけません。清潔感のあるメイクをするのは「面接という大事な場なのできちんとしてきました」という、社会人としての意思表示です。

◆ ネイル

メイクと同じく控えめにしましょう。業界や会社によっては薄い色でもNGのケースがあり、あいさつや服装と同じく、「この爪の人を担当にしたら、顧客がイヤがる」 と思われる可能性があります。人事担当者も上司も、女性社員のメイクやネイルを注意などしたくないのです。入社後にそういう面倒がかかる人を採用したくないのがホンネです。

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【4】匂いのマナー

自分では気がつきにくく、他人も指摘しづらい点です。

◆ タバコ

職場の分煙が進んで、喫煙者は決まった喫煙スペースで吸うことが多いと思います。風通しの悪い喫煙スペースにいると、服や髪に匂いが染みつくので、面接時間から逆算して喫煙を控えたほうがよいでしょう。

◆整髪料、柔軟剤

最近、整髪料や柔軟剤でまるで香水のような香りのするものが増えていて、自分で思う以上に周りに香っていることがあります。面接官にはそれが香水なのか柔軟剤なのか分かりません。「香水をつけすぎのTPOのない人」とチェックされないように自宅を出る前にチェックしましょう。

【5】カバン・持ち物のマナー

◆ スマホ、携帯電話

面接時のテーブルの上にスマホを置く人がいますがもちろんマナー違反です。営業など仕事で着信の多い人は無意識で普段通りに置いてしまうようです。また、マナーモードで上着のポケットやバッグに入れていても、着信のバイブ音は響いてしまいます。電源OFFにするか、バイブ音のしないマナーモード(機内モードなど)にしておくことをおすすめします。

◆ ビジネス用のバッグ

服がスーツなのですから、A4サイズの入るビジネス用のバッグを持ちましょう。トートバッグ、リュックなどカジュアルなものは避けてください。笑い話のようですが、今の会社の名前・ロゴが入ったA4封筒をバッグ代わりに持つ人もいるとか。当然アウトです。

◆ バッグの置き方

面接の時にバッグをどこに置くかも見られています。床に横倒しで置く、空いている椅子に置く、膝の上に置くなどは全てNGです。座っている椅子の足元に立てて置きましょう。

◆ 筆記用具

手帳、ノート、ボールペン、などを持たずに面接に臨む人は、入社の本気度を疑われてしまいます。自分から質問したことの答えや、面接後の選考結果日程など、大事なことをメモに取らない人は面接官に不安を与えます。ノートがなくてありあわせの紙の裏に書いたり、ペンも何も持っていなくて面接官に借りるのも、その時点で大きな減点です。

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ギャップに気づけば、無駄な減点は防げる

面接官は「マナーができてない人を入社させるのは会社のリスク」と考え、応募者は「キャリアがあればマナーで不採用になることはないだろう」と考える傾向があり、両者のそのギャップの大きさに気づくことが大切です。ビジネスマナーは一つ一つは本当にちょっとしたことなので、意識すればすぐに直せることばかり。無駄な減点を防いで、本来の目的であるキャリアのアピールに全力投球できるように準備してください。

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