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ケース7 前職よりも給与額をあげたい ケース8 できるだけ残業はしたくない ケース9 希望部署が明確にあるが、他部署を提案される
面接力検定‐答えにくい質問の攻略法

転職の理由や背景は人それぞれ。面接官にあまり聞かれたくないこともあるのでは?そんな聞かれると答えにくい質問への回答ポイントをキャリアコンサルタントがアドバイス。自分ならどう答えるか、と考えながらポイントを学んでみてください。答えにくい質問を攻略して、内定を勝ち取りましょう。
第3回解説 DODAキャリアコンサルタント 大浦征也
ケース7
【応募者の状況】前職よりも給与額をあげたい
【質問】ご希望の給与額は、どれくらいですか?
あなたなら何と答えますか? 下の3つからお選びください。
(1)とくに希望はありません。いくらでも結構です。
(2)現状維持を希望しておりますが、御社の規定があれば合わせたいと思います。
(3)現職は●円ですが、△円ほどを希望しております。
キャリアコンサルタントによる解説
(1)は全面的に企業に任せる姿勢をみせていますが、「いくらでも結構です」というような回答は明確な意志のない人と面接官に思われ、あまり印象がよくありません。(2)のようにある程度自分の希望を伝えながらも、企業に合わせますという姿勢をみせることが一番よいでしょう。

ただ、今回のケースのように給与額をあげたいということであれば、(3)のように希望の金額を具体的に伝える必要があるでしょう。その場合は必ず、その金額を希望する理由も伝えなければいけません。ローンや出産などプライベートなことであっても理由が明確であれば、マイナスの印象につながることはありませんので、正直に伝えるようにしてください。ただし、給与に関する質問は、応募者が業界の相場などの常識を知っているかどうかを探る意味を含んでいる場合も多いので、よほどの理由がない限り、あまりにも高すぎたり低すぎたりする金額は避けた方がよいでしょう。

理由があいまいで、業界を知らない、スキル・キャリアの認知不足と捉えられるとマイナス評価になりますので、理由をはっきりさせた上で(2)のように企業の規定に合わせていく、という姿勢を忘れずに伝えることが大切です。
 

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ケース8
【応募者の状況】できるだけ残業はしたくない
【質問】残業が多い仕事ですが、大丈夫ですか?
あなたなら何と答えますか? 下の3つからお選びください。
(1)就業後の時間は自己研鑚の時間として大切にしたいですが、必要であれば残業もします。
(2)残業が多いことは理解していますので大丈夫ですが、できるだけ仕事を効率化して残業を減らしたいと思います。
(3)手当がつく範囲内であれば、残業にも対応します。
キャリアコンサルタントによる解説
残業は企業にとっても、労働者にとっても不利益なことです。(2)のように、残業にも対応しますと答えつつ、仕事を効率化して残業時間を減らす努力もするということを伝えるのが、もっともよい回答と言えます。

また、残業をしたくない理由が、就業後に習い事などをしているなど、残業ができない明確な理由があるのであれば(1)のような回答をしつつ、きちんとその理由を伝えるようにしてください。

(3)のような回答は、絶対に避けましょう。面接官に「時間や給与だけを考えて働いている人」という印象を与えてしまいます。
残業に関する質問は、就業環境を理解してもらうために聞くことも多いですが、応募者の仕事に対する意欲をみることが主となります。「残業が嫌だ」というニュアンスを伝えるのは意欲の面でマイナスですので、必要があれば行うとした上で、自分次第で状況は変えていけるものだと考えているというところにとどめましょう。残業の状況を知りたければ、面接で直接尋ねるよりもキャリアコンサルタントを通して確認することをすすめます。

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ケース9
【応募者の状況】希望部署が明確にあるが、他部署を提案される
【質問】あなたのキャリアですと他部署でも経験を活かせそうですが、興味はありますか?
あなたなら何と答えますか? 下の3つからお選びください。
(1)希望の部署が一番自分の経験を活かせると思うので、今は考えられません。
(2)スキルを活かせるのであれば他部署でも問題ありませんが、できれば希望部署でご検討いただきたいです。
(3)いずれ希望部署への転属も可能であれば、他部署で経験を積みたいと思います。
キャリアコンサルタントによる解説
今回の状況のように希望部署、希望職種が明確にあるのであれば、後悔しないためにも(1)のようにはっきりと他部署では入社できない旨を伝えた方がよいでしょう。

しかし、そもそも経験からかけ離れた部署を提案されることは少なく、適性を考えての質問であることが多いものです。もし、部署や職種よりも、企業への入社の意向が高く、実際に提案された部署でも問題ないのであれば(2)のように自分の希望を伝えつつ、企業の提案にも前向きに検討できるという姿勢を見せた方がよいです。「他部署でも問題ありません」だけでは、単に明確な意志がない人と捉えられる可能性がありますので、自分の希望とその理由をしっかり伝えるようにしましょう。

(3)のような回答は、提案された部署に対する懸念や不満が面接官に伝わってしまい、悪い印象を与えてしまうので、このような表現は避けるようにしてください。

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