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MBA取得はグローバル・海外転職に役立つ?活かせる業界は?転職時の注意点も解説

更新日:2023/9/20

海外でグローバルに活躍したい、さらなるキャリアアップを目指したいと考えているなら、「MBA(経営学修士)」というワードが気になっている人も多いのではないでしょうか。MBAとはどんなもので、MBA取得が海外転職やグローバル人材になるためのステップアップに役立つかについてご紹介します。

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MBA(経営学修士)とは?

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「MBA(経営学修士または経営管理修士)」はMaster of Business Administrationの略称で、通常2年間の経営大学院(ビジネススクール)を修了した人に与えられる学位です。学校に通って取得しますが、学位のため、国家資格とは異なります。入学には大学卒業か同等の学位が必須で、社会人として一定年数の実務経験を問われる場合もあります。

MBAのプログラムでは、経済学、会計学、マーケティング、経営戦略、リーダーシップ、組織運営など、多岐にわたる経営知識の習得を目指します。実際にあった企業の成功・失敗事例をベースに分析と議論を重ねる「ケースメソッド」を導入する学校が大半で、授業を通じて分析力、論理的思考力、意思決定能力といった実践的なスキルも磨くことができます。

MBAは日本の経営大学院だけではなく、海外のビジネススクールでも取得可能です。海外で学ぶためには、MBA発祥の地であるアメリカを中心に、3~5年の職務経験、論理的思考力などを判定するGMATスコアの提出、会社の上司などからの推薦状の提出を求められることがほとんどです。MBAランキング上位校入学を希望し、海外MBA取得を目指す学校で勉強してから受験する人も多くいます。日本のMBAを取得するよりも海外MBAを取得するほうがハードルは高いですが、その分、ビジネスに直結する英語力も鍛えられるのが特徴です。

MBA取得のメリットはさまざまありますが、一番は転職やキャリアアップを通して収入の増加が期待できることです。国際資格の専門校アビタスが2021年に行った実態調査では、37%の同校卒業生が年収200万円アップを実現したと回答しています(※)。また、海外の学校でMBAを取得するなら、ビジネスレベルで通用する英語力を身につけられることも大きなメリットです。

卒業生87%がグローバル業務に従事、37%が年収200万円以上アップ~マサチューセッツ大学MBAプログラム調査リリース~

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MBA取得はグローバル・海外転職に役立つ?

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MBAは総合的なビジネスに関する知識や戦術を学ぶことを目的とした学位のため、MBAに理解のある企業からは「ビジネススキルがある人物」として評価される可能性があります。
また、海外の学校のMBAを取得していれば、ビジネスレベルの英語力があると判断されやすく、グローバルに働ける可能性がより広がるでしょう。

ただし、日本の企業役員などはアメリカの上場企業の管理職に比べて大学院修了者が少なく、MBA取得者も海外に比べて少ないとされています(※)。そのため、日系企業より外資系企業のほうが、MBA取得者が貴重な人材として評価されやすいといえるでしょう。

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ここで一点注意しておくべきは、MBA取得が必ずしも転職に有利に働くわけではないということです。MBA取得者というだけで採用されることは考えづらく、これまでの職務経歴や実績が重視されます。MBAを取得した上で自分のキャリアにどう活かすか、MBAを持っていることで企業にどう貢献できるかを自分の言葉で語れる必要があります。MBA取得は目的ではなく手段であると認識しておくことが大切です。

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グローバル・海外転職においてMBAが活かせる業界や職種

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MBAは日系企業より外資系企業のほうが評価されやすい傾向です。また、業務範囲が広く経営的な判断を求められる業界や職種が、一般的にMBAを活かしやすいとされています。

具体的に例を挙げると、外資系コンサルティングファームのコンサルタント、投資銀行やPEファンド(プライベートエクイティ業界)のマネジャーは、経営戦略や企業間交渉などMBA取得のために学んだことを活かしやすい職種です。外資系IT企業のプロジェクトマネジャーも、予算やスケジュール、メンバースキルを総合的に判断して円滑にプロジェクトを推進する役割のため、学んだスキルを発揮できるポジションです。

そのほか、経営管理・企画ポジションではPL予測業務において財務会計の知見を活かせるほか、習得したマーケティング・経営戦略知識を活かして事業計画の立案業務にも役立てられます。

ここで挙げた業界や職種はあくまでも一例のため、自分が希望する業界や職種でMBAがどのように活かせるか、それぞれ考えてみるのがおすすめです。

MBAを取得してグローバル・海外転職をする際の注意点

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MBA取得は「目的ではなく手段」とお伝えしてきましたが、ここからは海外転職やグローバル人材にキャリアアップするための転職活動で気をつけるべきポイントを挙げていきます。

面接でMBA取得者であることをアピールしすぎない

MBAは年月をかけて取得する難易度の高い学位です。努力して取得したMBAをアピールしたくなりますが、MBAさえ持っていれば必ず企業に採用されるというわけではありません。

MBAを取得することがゴールではなく、今後どんなキャリアを形成したいか、何を実現したいのかといったことに重点を置くことが大切です。なりたい姿やキャリアビジョンを伝えた上で、そこから逆算してMBAを取得した理由を伝えるとより好印象につながりやすいでしょう。

MBAと合わせて英語力を期待している企業も多い

グローバル人材を求める企業は、MBAと合わせてビジネスレベルの英語力を期待する傾向があります。海外のMBAに合格するには高いレベルの英語力が必要な上に、授業はすべて英語で展開されます。そのため、企業の採用担当者の中には高いレベルの英語力を期待している人もいるでしょう。

日本でMBAを取得するなら大学院によっては英語力をそこまで求められませんが、海外でMBAを取得した人と比べると英語力の差が生まれてしまいます。外資系企業の転職や海外での活躍を希望するなら、日本国内でMBAを取得する場合でもビジネスレベルの英語力を磨いておくことが、成功のカギとなりそうです。

MBAを持っていなくてもグローバル・海外転職は可能

MBAを学べばビジネススキルを総合的に習得でき、論理的思考力などを鍛えられるため、海外転職やキャリアアップの可能性も広げられます。

しかし、MBA取得はあくまでも手段であって目的ではありません。また、MBAホルダーというだけでは採用に直結するようなアピールにつながりにくいのも事実です。逆を言えば「MBAを持っていないから海外転職に不利」ということはなく、今あなたが持っている専門性や英語力を活かしてグローバルキャリアを築くこともできます。

dodaのグローバルキャリアアドバイザーは、グローバル・海外転職を含むキャリアプランの相談にも乗れるので、今あるスキルでどんな転職の道があるか、お気軽にお問い合わせください。

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