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TOEICスコアを考える/イメージ画像

TOEICのスコアが高いとグローバル・海外転職に有利?
海外で働くための英語力の目安は?

更新日:2023/6/12

海外や外資系企業への転職活動では、スキルや経験だけではなく、英語力を求められることがあります。英語力を見る指標のひとつに「TOEIC」があり、「グローバルに活躍するならTOEICのスコアが高いほうがいい」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
今回は、「本当にTOEICは海外やグローバルな企業への転職で有利になる?」といったTOEICに関する気になる疑問について解説します。

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TOEICとはどんな試験?

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TOEIC(トーイック、トイック)の正式名称は「国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communication)」で、アメリカに拠点がある非営利テスト開発機関ETSが作った世界共通の英語試験です。日本では一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が実施しています。

TOEICは日本で1979年から実施されており、2021年度総受験者数は約230万人(※)にも上ります。歴史が長く受験者数が多いことから、「英語力を測るならTOEIC」と考えている方も少なくありません。

TOEICとひと言で言っても実は5種類あり、リスニング力とリーディング力を測る「TOEIC Listening & Reading Tests(L&R)」、スピーキング力とライティング力を測る「TOEIC Speaking & Writing Tests(S&W)」などがあります。一般的にTOEICといえば L&Rのことを指し、転職でも一般的にはL&Rのスコアが評価される傾向にあります。

※参照:2021年度TOEIC Program総受験者数は約230万人

グローバル・海外転職でTOEICは有利に働く?

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グローバルに活躍できる企業や海外での転職では、基本的にTOEICスコアが高いほうが応募できる求人の幅が広がる点で有利です。中途採用では、企業の採用担当者は履歴書・職務経歴書などの書類から、ポジションに求められている英語力が備わっているかどうかをまずは判断します。TOEICのスコアが高得点であると、「英語力の下地がある」と見なされやすくなります。

また、IIBCが行った「英語活用実態調査 2019」によると、英語を使用する部署の中途採用でTOEIC L&Rスコアを要件とする、または参考としていると答えた企業は50%以上を占めていることが分かります。

なかには英語力を問わない求人もあります。しかし、そういった企業は応募へのハードルが下がるため、ライバルが必然的に増えてきます。TOEICはライバルと差別化する武器のひとつになりえるので、TOEICのスコアを持っている場合は積極的にアピールしましょう。

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海外で働くにあたっての英語力(TOEICスコア)の目安は?

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英語圏

アメリカやイギリス、オーストラリアなどの公用語が英語の国は、会社内でも英語を使用することがほとんどであるため、ビジネスレベルの英語(TOEIC850点以上相当)が必要となります。

また、社内言語が英語のことも多いヨーロッパや、英語が公用語の一つであるシンガポールなどでも、同様のレベルが求められる傾向にあります。

英語が公用語ではない国や地域

英語が公用語ではないが通じるような国では、日常会話レベルの英語力が求められ、TOEIC600点以上が目安です。また、日系企業だとあまり英語を使わないケースもあり、その場合TOEICの点数をそれほど重視しないこともあります。

dodaグローバルでは、エリア別に必要な語学レベルを現地在住キャリアアドバイザーがお伝えしています。
現地キャリアアドバイザーによる海外・アジアエリアレポート

グローバル・海外転職でTOEIC以外に大切な要素

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TOEICがハイスコアであれば必ず転職に成功するというわけではありません。グローバルに活躍したり、海外で働いたりするには、TOEIC以外に以下の要素も大切なのであわせて確認しておきましょう。

スピーキング力

海外で英語を使って活躍するなら、スピーキング力も求められます。語学はあくまでも手段であり、国籍に関係なくコミュニケーションの取り方を知っていることはとても大切です。

前述のように、中途採用で注目されるのはL&R(リスニングとリーディング)です。L&Rではスピーキング力は測られないため、企業によっては、英語面接が課されることもよくあります。

特に、外資系企業の採用面接では、ネイティブスピーカーや語学力のある担当者が面接官になるケースもあります。事前にオンライン英会話などを通して、スピーキングの練習を行うのがおすすめです。
海外勤務に必要なのは英語の「スピーキング力」。3つの効果的な上達法

経験・専門性

国籍も価値観も異なる人々に囲まれて働くグローバルな環境下では、国内以上に経験や専門性を問われる傾向にあります。英語を含めた語学力だけでなく、実務経験を積むことや専門スキルを磨くことのほか、海外の商習慣への理解があることも大切です。

専門性の高いスキルを有していれば、英語力をそれほど問わない求人にも出会いやすくなります。また、マネジメントスキルがあると、採用で有利に働くこともあるので、積極的にアピールしましょう。

英語力にあまり自信がなくても、海外で働けるチャンスはあります。専門性や経験を活かして活躍したいと考えている方は、dodaのグローバルキャリアアドバイザーにお問い合わせください。

また、語学力を活かすだけでなく、専門性も身につけて活躍したいという方も、グローバルキャリアアドバイザーがキャリアビジョンも含めて、一緒に考えるお手伝いをします。

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グローバル・海外転職とTOEIC・英語に関連するよくある質問

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グローバル・海外転職を希望する方とのキャリアカウンセリング時に、TOEICや英語についてよく聞かれる質問がいくつかあります。ここではその質問について、グローバルキャリアアドバイザーがお答えします。

TOEICや英語の勉強法は?

これまでグローバル・海外転職のサポートをさせていただいた方のなかでは、TOEICでいうとオンラインのTOEIC対策コースを受講される方や、スマートフォンのTOEIC対策アプリ、YouTubeを通して勉強されている方もいらっしゃいます。

TOEICだけでなく「英語力」を上げるという意味では、オンラインの英会話教室で英語を勉強されている方もいらっしゃいます。また、YouTubeで英語の動画を活用して勉強されている方も多いです。

ドラマやアニメが好きなら、ドラマやアニメを通して英語を勉強するなど、趣味とつなげて勉強するのもおすすめです。

TOEICを受けていないが受けたほうがよいですか?

TOEICスコアは企業があなたの英語力を把握するための客観的な指標の一つになりますので、余裕があれば受けておくのがおすすめです。

なお、TOEICを受けるために転職活動時期を遅らせると、求人がなくなるリスクや、入社時期が遅れてしまうといったことが考えられます。転職活動に大きな支障をきたすほどであれば、無理をしてTOEICを受けなくても問題ありません。

TOEICスコアがなくても、英語での実務経験や留学経験などを活かして、グローバル・海外転職にチャレンジできる可能性はあります。

TOEICは何点あれば履歴書・職務経歴書に書いたほうがよいですか?

履歴書や職務経歴書などにTOEICのスコアを書く場合は、600点以上を一つの目安にするとよいでしょう。600点以下の場合、英語力のアピールにならないこともあります。

履歴書に書くべきかとうか迷った際は、ぜひグローバルキャリアアドバイザーに相談してみてください。

英語を話せないのですが今後海外で働ける可能性はありますか?

今すぐではなく今後海外で働きたいといった場合であれば、今からの勉強で十分間に合います。実際にこれまでサポートさせていただいた方のなかには、40代、50代から英語の勉強を始めて海外に行かれた方もいます。

ただ、海外で働きたいのなら語学の勉強は基本的に必須だと考えておきましょう。

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