【新卒向け】障害者雇用枠の就活面接の対策マニュアル

面接を受ける就活生

就職活動をする際、基本的に応募先による面接が行われます。障害者の方が障害者雇用枠で採用面接を受ける場合には、質問事項などにいくつか特徴的なポイントがあります。
この記事では、障害者雇用枠での就職を検討中の方に向け、準備段階から当日までに行っておきたい面接対策をご紹介します。

01.障害者雇用枠の就活面接で準備するもの

面接時には、履歴書や筆記用具の他にもさまざまな持ち物が必要です。以下を前日までに準備しておき、忘れ物のないようにしましょう。

  • 記入済みの履歴書
  • 身体障害者手帳/精神障害者保健福祉手帳/療育手帳のいずれかと、その写し
  • A4サイズの書類を携行できるカバン
  • 筆記用具(鉛筆またはシャーペン、消しゴム、黒のボールペンをそれぞれ準備しましょう)
  • 時刻が確認できるもの(面接の同日に試験などがあると携帯・スマホを使えないため、腕時計が望ましいです)
  • 必要であればメガネやコンタクトレンズ
  • 印鑑(諸経費精算などで捺印する場合があります)
  • 面接地近隣の地図(Web上の地図を印刷しても問題ありません)
  • ハンカチやティッシュなどの衛生用品
  • 必要であれば替えのストッキング

面接と同日に筆記試験などを実施する企業もあるため、その場合は筆記用具やメガネ、時計などを必ず持参しましょう。

02.障害者雇用枠の就活面接の身だしなみのマナー

スーツを着る就活生

面接で好印象を持ってもらうには身だしなみに気をつけることも大切です。以下の点に留意し、好印象を与えられる身だしなみで面接会場へ向かいましょう。

髪形について

清潔を保って前髪で目を隠さないようスタイリングすることはもちろん、派手なヘアカラーも避けます。明るい色に染めている場合、当日までに髪色を黒や濃茶に整えておきましょう。また髪が長い場合、顔に髪がかからないように結びます。

メイクなどについて

お化粧をする場合は、面接の場に合うよう派手さのない清潔感あるナチュラルなメイクを心がけましょう。もしひげが生えている場合は、当日朝にしっかり剃り、だらしない印象を与えないようにします。
また、カラーコンタクトの着用は避け、色なしのコンタクトを選びましょう。

服装について

黒や紺のスーツを着用し、インナーのシャツは白が基本です。シャツは、胸元を開けすぎないよう注意しましょう。ソックスは黒の無地、ストッキングは肌に近い色のベージュ系を選びましょう。

手や爪の手入れについて

爪は長く伸ばさず、きちんと切りそろえましょう。またネイルをされる方は派手なものでなく、ナチュラルな肌に馴染むものにしてください。

靴について

黒や濃茶のビジネスシューズを選ぶと無難です。スカートスーツに合わせる場合は、黒や濃茶で低めのヒールまたはレディスローファーがよいでしょう。汚れが目立つとだらしないイメージを与えてしまうため、きれいにしておきます。

03.障害者雇用枠の就活面接でよく聞かれる質問

面接官が、面接時の質問を通してみなさんに最も確認したいことは、「この会社で活躍できるか、無理なくはたらいていけるのか」という点です。
障害者雇用枠であっても、新卒採用面接でよく聞かれる質問の大半は一般枠とほぼ変わりない内容です。しかしそのうえで、さらに「はたらくことに無理がないか」を確認するため障害に関する質問をされる場合があります。

一般的なよく聞かれる質問

まずは、一般的な面接で面接官からたずねられる機会の多い質問の例をご紹介します。

・これまで仕事で苦労したことや、失敗した経験はありますか?
面接官はこの質問を通じ、失敗体験に対して過度な恐れがなくポジティブに向き合えるか、課題の解決能力をもっているかについて知りたいと考えています。

・入社後にやってみたいことは何ですか?
応募者がこの企業についてどれだけ知識や興味をもっており、ここではたらく自身の将来が見えているかを知りたいと考えています。

・あなたの長所と短所を教えてください
応募者がどれだけ客観的な自己分析ができているかを知りたいと考えています。

・親しい友人などからあなたはどんな人と言われますか?
履歴書などに書かれた自己分析の内容と、周囲からの評価が一貫しているかどうかを知りたいと考えています。

・ご自身の意見や希望が通らなかった経験があったら、どう対処したか教えてください。
思い通りにならなかった時どう精神面を切り替えるか、適切に立ち回っていけるかを知りたいと考えています。

障害に関連してよく聞かれる質問

次に、応募者の障害に関することでたずねられる機会の多い質問についてもご紹介します。

・障害の内容や直近の状況について
採用後に応募者と長くいっしょにはたらいていくため、障害に関してどのように配慮をおこなっていくべきかを知りたいと考えています。

・障害に必要な配慮に関する質問
先の質問と同様、採用後できるだけはたらきやすい環境を整えるため、特に配慮が必要なことを本人から直接聞いて確認しておきたいと考えています。

・職業準備性に関する質問
精神障害がある方の場合は、職業準備性に関する質問を受ける場合があります。職業準備性とは規則正しい生活や健康などの自己管理、職場内でのコミュニケーション能力など、継続的にはたらくための基礎的な能力です。
その現状を確認するとともに、備わっている職業準備性を保つために職場としてどのような配慮が必要かを知りたいと考えています。

04.障害者雇用枠の就活面接時の注意点

面接のアドバイスをするキャリアアドバイザー

ここでは、障害者雇用枠で就職活動をする方が、面接において気をつけたい点をご紹介します。

丸暗記した内容のみを話すのはNG

就活マニュアルに書かれている回答の例文などをそのまま話してしまうことは避け、必ずご自身の考えや経験に基づく内容を伝えましょう。

質問への回答は要点を絞って返答する

面接での回答は「結論から先に答えることが原則」です。まず要点から話し、そのあと理由を端的に付け加えるなど、分かりやすく的確な回答を心がけましょう。

障害に対する配慮事項は適切に伝える

応募先の職場で長く勤めたいのであれば、配慮が必要な事項は面接の時点できちんと伝えておくことが大切です。就職後に思わぬところではたらきにくさを感じることを防ぐため、「身勝手なのでは」「要望しすぎると印象を下げるのでは」と過度に不安がらず、適切に伝えて問題ありません。

05.新卒の方が障害者雇用枠の就活面接を成功させるには?

成功に近づくための面接対策は「練習が第一」です。家族や友達、あるいは就職エージェント担当者の方などに頼って、面接時の受け答えの練習を繰り返し行っておきましょう。
具体的には、まずできるだけ多くの「よく聞かれる質問」への回答を、ご自身の考えや体験に基づく言葉で思い浮かべます。それを書き出してシナリオのようにし、家族や友達、就職エージェント担当者などといっしょに読み上げながら何度も問答をシミュレーションする方法がおすすめです。

06.障害者雇用枠の面接対策はdodaチャレンジで

ご自身だけで就職活動をすることには、不安がともなう方も多いのではないでしょうか。そのようなお悩みがあれば、就活対策や面接対策に、就職エージェントのサポートを受けることをおすすめします。
dodaチャレンジには、障害がある学生の方のための就職・就活支援エージェントサービスがあり、ご利用は無料です。あなた専任のキャリアアドバイザーが、進路のカウンセリングからそれに合った求人紹介、面接や試験への対策まで、二人三脚で就活をサポートします。

まとめ

障害者雇用枠で就職活動をする場合、面接時の基本的な注意事項は一般枠の就活とほとんど変わりません。
ただし、ご自身の障害に必要な配慮などについては、あいまいにせず適切な内容で伝えましょう。不安がある場合は、障害者枠での就活を熟知したプロである就職エージェントのサポートを受けながら、就活成功に向け準備を始めてみてはいかがでしょうか。

公開日:2021/12/1

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監修者:木田 正輝(きだ まさき)
パーソルチャレンジ株式会社 人材ソリューション本部 キャリア支援事業部 担当総責任者
旧インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社後、特例子会社・旧インテリジェンス・ベネフィクス(現パーソルチャレンジ)に出向。採用・定着支援・労務・職域開拓などに従事しながら、心理カウンセラーとしても社員の就労を支援。その後、dodaチャレンジに異動し、キャリアアドバイザー・臨床心理カウンセラーとして個人のお客様の就職・転職支援に従事。キャリアアドバイザー個人としても、200名以上の精神障害者の就職転職支援の実績を有し、精神障害者の採用や雇用をテーマにした講演・研修・大学講義など多数。
  • ■国家資格キャリアコンサルタント
  • ■日本臨床心理カウンセリング協会認定臨床心理カウンセラー/臨床心理療法士
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