転職ご支援エピソード
20代で発達障害のある方のご支援をさせていただいた時の話です。これまでに転職エージェントを利用されたこともなく、本格的な転職活動が初めてのお客様でしたが、経歴書の添削から面接対策まで入念に準備し、選考にのぞんでいただきました。しかしながら、面接時に緊張する傾向が強く、なかなか思い通りにお話することができず、苦戦される期間が続きました。そこで、緊張感を緩和させる方法として、心理学の視点なども交えて面接時の心構え等の対策を行い、結果、第一志望の企業での内定を獲得することが出来ました。
入社後は、前向きに業務に取り組まれる一方で、先輩との人間関係で悩むこともあり、お電話でご相談に乗ることもありますが、面接時の緊張感を克服した経緯を一緒に振り返りながら、「面接を乗り越えた〇〇さんなら、今の悩みもきっと解決できますよ!」と自信を持ってお声を掛けています。新しい職場でもいきいきと輝いていただけることをこれからも願っています。
心許せるサポーターとして信頼されることを目指しています
私はキャリアカウンセリングを通じて、ご本人がまだ言語化されていない思いや希望について理解することを心掛けています。これまでのキャリアを一緒に振り返る中、「この時は本当に辛かったんです…」と思いを語っていただける場面もありますが、お気持ちに寄り添いながらお話をお聞きする中で、「お話が出来てスッキリしました!」「次の転職先ではもっとイキイキとはたらけるように頑張ります!」と前向きなお言葉をいただけることも多く、お客様からそのような言葉をお聞きできることが、キャリアアドバイザーとしてのやりがいにもつながっています。また、有難いお話ですが、障害者就労支援に携わる支援機関からの紹介で「ぜひ山田さんにキャリアカウンセリングをしてほしい」とご指名で依頼いただくことがあります。転職活動を進めることは時に不安で孤独にもなりがちです。そんな時に心を許すことのできるサポーターの一人として頼っていただける存在になれたら、これ以上に嬉しいことはありません。