- 次世代エネルギーに対応する技術力に注目が集まる
- 全体的に見ると求人数は堅調に伸びています。ただし、電気・機械の分野においては、「海外生産、海外販売」という流れがあらわれ始めており、現地採用を行う企業の増加が、国内におけるエンジニアの求人数に影響を及ぼしています。各社“省エネ”や“次世代エネルギー”への意識は依然として高く、幅広い業界において「EV関連(電池など)」「パワーエレクトロニクス関連」に携わっているエンジニアのニーズが急騰中。売り手市場が続いています。化学の分野では、成長するアジア市場との差別化を図るために、「高付加価値」というテーマでの製品開発がキーワードに。大学や研究所とベンチャー企業による「産学連携」の動きも活発化しています。また、特定労働者派遣事業の活発意欲も旺盛。メーカー各社の新技術に応えるため、社員の研修制度を充実させる企業も多く、技術力向上を目指す方にとってチャンスが多い分野と言えそうです。
未経験者を採用の対象としている企業・業界は一部にはあるものの、2011年の下半期から引き続き、同業種・同職種の経験者に絞った求人が多くなっています。ただ一方で、ホームエレクトロニクスなどのような「コンピューター、情報通信技術を組み合わせて高度な自動化・省力化・省エネルギー化を実現する技術」が今後ますます求められます。つまり、異業界出身者でも、親和性が高いスキルや経験がある場合は採用される可能性が十分に考えられます。「これまで関わっている仕事が、全体の中でどの部分を担っているか」をきちんと理解して、アピールすることが重要です。また、生産拠点や販売拠点を海外に移す企業も多いため、エンジニアであっても語学力が必須の求人が増えています。化学の分野では、プラントなどの省エネ化も進んでいることから、化学工学の知識があると評価されます。
パワーエレクトロニクスの中でも、省エネやエコといった国策との関連が深いアナログ回路エンジニアに注目が集まっています。エンジニアの数が絶対的に不足しているため、ここ最近はデジタル回路エンジニアでも、アナログの技術に多少の理解があれば、積極的に採用していこうという動きが出始めてきました。また、回路設計から、ニーズが高まりつつあるFAE(フィールド・アプリケーション・エンジニア)への転職も多く見られます。引き続き、パワーエレクトロニクス、特に回路設計エンジニアは注目分野です。
震災前の水準を取り戻した自動車業界。環境問題への配慮からも、電気自動車への注目は一層高まっています。国内市場よりは、中国やインド、北米など海外での需要が高まっており、中でも「エコ」「パッシブセーフティー(安全)」「リーズナブル(安価)」「コンフォータブル(高級車)」という4つのキーワードに関連する自動車は引き続き注目です。電気系エンジニアだけでなく、今後は特にモーターや電子デバイス、今後開発が進むであろう自動運転などの電子系エンジニアの採用ニーズも盛り上がっていきそうです。
アジアや中東地域で安価な化学品が作れるようになった影響もあり、国内では「高付加価値製品」へのシフトが始まっています。中でも、フィルム/膜、塗布などの製造技術は環境配慮の点でも注目を集めており、太陽電池や二次電池といった分野でのニーズが高まっています。日本の高度成長を支えたプラント技術もまた、省エネ化が必須です。製造の効率化にも寄与できる「化学工学の知識を持つ人材」は採用ニーズも高まっており、売り手市場と言えそうです。
| 20代 | 372万円 |
| 30代 | 479万円 |
| 40代 | 645万円 |
| 50代 | 798万円 |
| トヨタ自動車 | |
| ソニー | |
| パナソニック | |
| 任天堂 | |
| Honda | |
| 未来工業 | |
| スクウェア・エニックス | |
| キヤノン | |
| キーエンス | |
| シャープ |
※なお上記人気企業ランキングは、総合上位300社のうち電気・機械・化学関連企業上位10社を掲載しております。



