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採用マーケット動向
「未曾有の活況」はピークを迎えつつある
2011年は未曾有の活況だったメディカル業界。2012年上半期も引き続き、採用ニーズは旺盛です。特にMRは、未経験者を積極採用する動きが続くと予測されます。CRO(Contract Research Organization:医薬品の開発支援会社)の領域において、臨床開発プロジェクトが多数発生しており、人材不足が続いています。また、主に医薬品メーカーに内包されていたCRA(Clinical Research Associate:臨床開発担当者)をアウトソーシング化する動きが進んでおり、CROやCSO(Contract Sales Organization:医薬品販売業務受託機関)の分野で採用が活発になりそうです。ただし、こうした「未曾有の活況」はピークを迎えつつあり、今後は採用が落ち着く可能性もあります。もう一つ懸念されるのが、欧州の金融危機。外資系企業が多い業界だけに、今後の動向次第では採用に慎重な動きを見せる企業が出てくる可能性も否定できません。今後の経済状況については注目しておく必要があります。
人事担当者のチェックポイント

人材不足を補うために異業種・異職種から積極的に採用されているMRの採用において、2012年4月から自主規制される「接待」を視野に入れ、これまで重視されてきた関係構築力よりも、コンサルティング要素を含む戦略立案力を評価する動きが出てきています。未経験からCROを目指す場合のポイントは、薬剤師、看護師、臨床検査技師といった資格を持っていること。また、理系、特に生物系(生命化学、生物化学)のバックグラウンドを持つ人材であれば、CROとして成長できる素養があると判断され、資格の有無にかかわらず採用に動く企業も多くなっています。ただし、欧州債務危機の影響で世界的な不況が続いた場合、不況時に強いメディカル業界は採用の需給バランスが崩れ、一気に「買い手市場」に転ずる可能性も考えられます。転職を考えている方は今がチャンスです。

3つの注目職種とKeywords
MR

大手の未経験採用が活発化した2011年の下半期ですが、まだしばらくは大量採用の流れは続きそうです。これに伴い、これまでの経験領域から、未経験の領域へと挑戦できる可能性も高まっています。未曾有のチャンスが落ち着く前に、今のうちに「早めの一手」を打っておくことがカギとなるでしょう。早めに動くことにより、勤務地を選べる可能性も高くなります。

臨床開発モニター(CRA)

業界経験者を対象とした、マネジメント能力や語学力重視の採用から一転、未経験者を採用するという、数年に一度のチャンス到来。人気職種ながら、ポテンシャル重視の採用が期待できそうです。しかし、MR同様に活況が落ち着けば、一気に求人数が減少する可能性もあります。これまでの実績や、自ら工夫して取り組んだことなどをきちんと整理した上で、興味のあるポジションには早めの応募を心掛けるなどの動きが大切です。

薬剤師

引き続き、薬剤師の資格保持者にとってはキャリアアップの選択肢が増えています。人手不足の調剤薬局や、CRC(Clinical Research Coordinator:治験コーディネーター)といった業務内容が似た職種への転身はもちろんのこと、CRAとして大手企業に入りやすいほか、企業内の管理薬剤師、DI(ドラッグインフォメーション)といった職種への道が開ける可能性があります。どの企業も有資格者に注目しています。

メディカル分野の平均年収データ

20代 437万円
30代 586万円
40代 775万円
50代 849万円

メディカル分野の転職人気企業ランキング

1位 武田薬品工業
2位 アステラス製薬
3位 ジョンソン・エンド・ジョンソン
4位 ファイザー
5位 エーザイ
6位 第一三共
7位 ツムラ
8位 グラクソ・スミスクライン
9位 ロート製薬
10位 大正製薬

※なお上記人気企業ランキングは、総合上位300社のうちメディカル関連企業上位10社を掲載しております。

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