マーケットはこうなっている
Web系企業と比較して、業務系を中心とするシステム業界の採用はやや停滞傾向にありましたが、ここにきてシステムインテグレータで徐々に採用が回復しつつあり、注目です。業種や規模に関わらず、開発力があり受注が好調な企業での採用の動きが目立っています。旺盛な採用意欲で転職市場の中心となっているWeb系企業は、アプリケーション開発のプラットフォーム化の進展やクラウドビジネスへの参入企業の増加などを背景として、開発エンジニアを中心に引き続き積極的な採用活動を展開していく見込みです。若手からマネジメント層まで幅広く採用は実施されていますが、各社とも優秀なエンジニアを確保したいという意向が強いことから、技術面の要求水準など選考のハードルは高いと言っていいでしょう。
人事担当者のチェックポイント
ITエンジニアの転職では、技術的にどんなことができるかは、経歴書に書かれた経験とスキルから容易に判断がつくため、自己PRが差別化の大きなポイントとなります。入社後に活躍できる人材かどうかを見極めるため、書類選考・面接を通じて、人事担当者は自己PRの部分に注目しています。応募企業・職種に合わせた適確なアピールをすることが転職成功へとつながります。たとえばビジネス志向の企業と技術志向の企業では、アピールポイントも当然異なってきます。しっかりと企業研究をした上で、自分の経験や技術を活かしてどんな貢献ができるのか、そして自分自身はどのような成長を目指すのかといったことを語れるようにしましょう。選考のハードルが高くなっている昨今、特に重要度が増しています。
PHPエンジニア |
2010年上半期に引き続き、オープンソースでのWeb開発に関連する求人が採用の中心となっており、なかでもLAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP/Perl/Python)環境の経験者に強いニーズがあります。言語はHTMLとの親和性の高いPHPが重用される傾向が強まっており、PHP経験は転職活動における注目のスキルとなっています。自社開発のWebサービスの提供企業に加えて、受託開発の企業での求人も増えてきているほか、PHP経験があれば、Web開発経験がなくSIer経験のみでも応募できるケースも出てきました。 |
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| 構築・設計経験のあるインフラエンジニア |
構築・設計の経験を持つインフラエンジニアへの採用ニーズが引き続き旺盛です。なかでも、ネット企業のみならずIT関連企業全般でLAMP環境での開発経験者へのニーズが高く、特にLinuxでの開発経験やOSSのDB技術が重要視されています。また、仮想化技術を用いた開発経験者も、その希少性から高い市場価値を保っています。全体的にネットワーク経験からデータベース経験重視へという傾向が顕著になりつつあります。また、運用経験しかないというケースは、転職においてやや厳しい状況となってきました。 |
| 開発力のあるシステムインテグレータ求人 |
システムインテグレータの求人が回復しつつあることは、2010年下半期のIT転職市場における最大のトピックスと言えます。採用企業の傾向としては、技術力に強みがあり、受注が好調な企業が多く、コンサルティングから運用までを一貫して手がけている企業のみならず、いわゆる二次請けなども含めて好調な企業が採用を再開しています。上流工程を志向する人が多いですが、工程だけでなく、入社後のポジションやこれまでの経験を活かしてどうキャリア展開できるのかなども視野に入れて、応募企業を選んでいきましょう。 |




