マーケットはこうなっている
長らく低迷していた建築・土木業界ですが、ようやく回復の兆しが見えてきました。税制優遇など各種の住宅取得促進政策が追い風となり、住宅市場が活気づいていることから、戸建て住宅の建築関連職種を中心に、求人面も上向きになってきています。2010年下半期はさらにマンション市場の回復も見込まれることから、関連求人も徐々に出てくるものと予想されます。また上半期に引き続き、「省エネ」がひとつのキーワードとなっています。コスト面や政策面に加えて、新規ビジネス参入を背景に、省エネ対策へのニーズが高まっており、省エネに関するビジネスが活況を呈しています。マーケットの裾野の拡大や参入企業の増加を背景に、採用意欲はますます高まりそうです。
人事担当者のチェックポイント
採用が回復基調にあるとはいえ、選考の厳しさは変わりません。求人の増加に伴い転職希望者も増えてくるので、今まで以上に自分の価値をアピールする必要が出てきます。同業・同職種からの転職が中心となるので、業務経験やスキルはある程度、機械的に判断できる部分と言えます。人事担当者が知りたいのは、入社後にそれらを具体的にどのように活かして業績に貢献するのかということ。応募企業の業務内容や経営姿勢などもよく研究した上で、自分のキャリア上の展望ともからめ、入社したらどんな貢献ができるかをアピールできるとよいでしょう。また「なぜ今、このタイミングで転職を考えたのか」という転職理由も重要なポイントです。志望動機とあわせて、しっかり伝える必要があります。
ハウスメーカーの技術職 |
首都圏のみならず、地方都市圏においても採用が回復しつつあります。大手ハウスメーカーでも採用の実施が見込まれており、建築・土木業界では2010年下半期最大の注目職種と言っていいでしょう。政府の住宅取得促進のための各種政策が後押しとなり、購買意欲が高まっています。2010年上期には戸建物件に対する建築投資も上向いており、ハウスメーカー各社は、経験やスキルを持った人材の確保へ動くものと予想されます。各社の求人の動向を見逃さないようにしましょう。 |
|---|---|
省エネ関連職 |
2010年上半期は大手を中心に、省エネ関連ビジネスへの参入を表明する企業が相次ぎました。ゼネコンやサブコンのみならず、多様な業態からの参入が目立ち、各社でノウハウを持った人材を採用する動きが見られます。設計職や施工管理職などで採用が発生しており、この傾向は2010年下半期も続いていきそうです。省エネ関連の業務経験や知識、資格を持つ人の市場価値は高く、さまざまな企業が参入している現在、選択肢も幅広い状態です。自分にとって最適な業界や企業を見極めていくチャンスと言えます。 |
内装設計 |
商業施設や住宅など、さまざまな物件で内装設計の業務経験者へのニーズが出てきています。ファシリティ投資において、内装設計は優先順位が低くなりがちです。しかし景気回復局面にあって、徐々に内装設計への投資も回復基調にあることが、求人の背景となっています。経験やスキルを限定したピンポイントの採用が多い職種なので、日頃から情報収集に努めることが転職成功の鍵となります。 |




