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採用マーケット動向
人材不足が深刻化し、採用ニーズが高まってきている
長引く不況や公共事業削減などの背景から業界自体が年々縮小し、ここ数年積極的な採用が見られなかった建築・土木業界ですが、昨年の震災を契機に復興へ向けた各種工事の需要が顕在化。2012年上半期は採用ニーズが高まる見込みです。特に土木の分野では、東北地方におけるがれきの除去作業やインフラの再整備などで人手が足りず、採用を活発化する企業が出始めています。今後は建築業界においても、新たな“まちづくり”が進む中で、営業やエンジニアの採用ニーズが高まると予測されます。また、被災地以外でも「建物の耐震面での見直し」の意識は依然として高く、耐震補強工事の需要拡大はさらに進むでしょう。実際、リフォーム・リニューアル業界はエンジニアを中心に大量採用の動きが見え始めています。いずれにしても、今後の建築・土木業界を下支えする採用ニーズの高まりに注目です。
人事担当者のチェックポイント

人材不足は深刻ながらも、経験・資格面において採用基準は厳しく、年齢と業務経験のバランス、資格やスキルなどを複合的に見て判断されることが多くなりそうです。震災で被害を受けた地域以外では、建築・土木共に、現状を見極めながら今あるものを見直して補強するという流れの中での業務が中心となるため、「そこに人が介在する価値」に今まで以上に焦点が当たるでしょう。「ビジネスチャンスを探し出す力」や「ニーズに合わせた提案力」といったスキルは必須になりつつあります。また、JV(共同企業体)が増えているという背景から、対外的な折衝力に優れていたり、柔軟なコミュニケーションがとれる人材への注目度が高くなっています。スキルや経験は重要ですが“人間力”を武器に新領域にチャレンジできる可能性が広がるはずです。

3つの注目職種とKeywords
リフォーム・リニューアル

震災以降、「いつ大地震が起こってもいいように備える」という気運が一層高まりましたが、その流れは続いています。個別住宅やマンションはもちろん、ビルや商業施設など住宅・非住宅を問わずニーズが高まっており、業界を下支えするような安定した需要につながる可能性もある注目分野。住宅向けリフォーム会社だけでなく、改修・補強に力を入れるゼネコンなどが、「技術力のある営業」もしくは「営業力のあるエンジニア」の採用に力を入れ始めています。

施工管理

ここしばらく採用ニーズが伸びていなかった施工管理(特に土木施工管理)ですが、震災復興需要が顕在化する動きと合わせて、ゼネコンを中心に一気に需要が高まってきています。これまでは案件単位での限定的な雇用形態も多かったのですが、今後は年齢や業務経験次第で正社員として採用する傾向も強くなっております。これまで培った経験を活かしたい人には、大きなチャンス到来といえそうです。

自然エネルギー

引き続き、太陽光発電の分野で採用ニーズが高まっています。実際に太陽光発電装置を設置する業務ができる、ソーラーメーカーやソーラーメーカーと提携したハウスメーカーの経験者、エンジニアの増員が多くなっています。それに続くのが風力や地熱の分野といわれていますが、ビジネスチャンスにつながるのはもう少し先になりそうです。興味がある方は動向に注目するとともに、可能性を秘めた新しいビジネスが出てきた際には、早いうちにチャレンジしましょう。

建築・土木分野の平均年収データ

20代 333万円
30代 440万円
40代 538万円
50代 570万円

建築・土木分野の転職人気企業ランキング

1位 三井不動産
2位 竹中工務店
3位 住友不動産
4位 積水ハウス
5位 清水建設
6位 住友林業
7位 大成建設
8位 大林組
9位 日建設計
10位 野村不動産

※なお上記人気企業ランキングは、総合上位300社のうち建築・土木関連企業上位10社を掲載しております。

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