ワンランク上の転職を目指すために、エンジニアが持つべき視点とは?
1年を通して最も盛り上がりを見せる夏の転職市場。このチャンスを活かして、転職活動をお考えの方も多いのではないでしょうか。今回は、技術志向のエンジニアを対象に、ワンランク上の転職を実現させるためにエンジニアが持つべき視点について、お伝えします。
■ 「使ったことがある技術」ではなく、「理解している技術」を増やすという視点
エンジニアの技術力で評価されるポイントの一つは「技術の理解度」です。そのため、「使ったことがある技術」を増やすのではなく、「理解している技術」を増やすという視点が大切です。
では、どのぐらい技術の理解度を深めればよいのか。例えば、「Rails4のフレームワークを用いて自宅で開発をしている」というアピールを挙げてみましょう。一見、新しいフレームワークを用いて開発していることで、面接官から技術探究心の強いことを評価されそうですが、フレームワークはあくまで開発を円滑に進めるためのツールでしかありません。極端に言えば、フレームワークは技術に詳しくないエンジニアでもしっかりとプログラミングができるツールであるため、新しいフレームワークを用いて開発しているだけでは技術力を実証するまでには至りません。技術の仕組みを理解し、時には改良を加えるようなアイデアを思いつくレベルまで理解してこそ、自分の技術力を証明できると考えてください。
例えば、フレームワークにおいてはスピードを重視した開発プロジェクト、ユーザー数が拡張し続ける可能性が高いシステムの開発プロジェクト、堅牢性を何よりも求められるシステム開発プロジェクトなど、用途に応じて、どのフレームワークを用いるべきかが判断できるレベルまで理解が深まれば、円滑なプロジェクト運営を実現できると面接官に判断され、高い評価につながるでしょう。
前述したフレームワークの事例はあくまで数ある評価ポイントの一部ですが、普段の仕事でも「なぜ、このフレームワークが採用されているのか」「そのフレームワークの特徴は何か」と、背景を意識することで技術を深く理解する視点を持てるはずです。そうして身につけた知識や経験は転職時に評価されるあなたの強みになっていることでしょう。
ぜひ、日々の仕事から「理解している技術」を増やすという視点を大切にして、取り組んでみてください。
IT・Web領域専任キャリアアドバイザー 髙島 満
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