2026下半期転職市場予測
転職市場予測2026下半期
【doda編集長とキャリアアドバイザーが動向を解説】
2026年下半期(7月~12月)の転職市場で求人数は増えるか、求人が増える業界・職種はどこかなどについて、doda編集長と16人のキャリアアドバイザーが解説します。企業からの評価が高い経験、スキル、転職活動時のポイントなどもお伝えしています。
2026年下半期の転職市場は活況を維持。一方で企業の求める人材像に変化
2026年下半期の転職市場は、慢性的な労働力不足を背景に、2026年上半期に引き続き高い水準で推移する見込みです。少子高齢化や産業構造の変化、働き方の多様化などを背景に、多くの企業で人材確保の重要性が高まっています。
一方で、企業の採用に対する考え方にも変化が見られます。コロナ禍以降は、採用を抑制していた反動から人材確保を優先し、未経験者や経験の浅い人も含めて採用枠を広げる企業が増えていました。
足元ではこうした採用の拡大局面が一段落し、これまでのように採用「数」を重視する動きから、「入社後に早期に活躍できる人材かどうか」を重視する傾向へと変化しています。
そのため、転職活動では、自身の経験やスキルをどのように活かして貢献できるかを、具体的に伝えることがこれまで以上に重要になっています。
業界や職種の実務経験は引き続き重視される傾向にあります。一方で、必ずしも経験が一致していなくても、業務改善や成果創出につながる取り組みを行ってきた実績や、論理的思考力、課題解決力、コミュニケーション能力、組織マネジメント力などのポータブルスキル(業種や職種が変わっても活かせるスキル)があり、自社でも活躍できるとイメージがつくような人物は評価されやすいでしょう。
このように、企業が求める人材像が変化する中で、自身がどのように応募先企業で活躍できるのかを整理し、その業務や課題に照らして具体的に説明できるよう準備しておくことが、転職活動を進める上でポイントとなります。
15の業界・職種の転職市場動向は?
各分野の2026年下半期の求人の増減の予測は以下のとおりです。
企業からの評価が高い経験、スキル、転職活動時のポイントなどもお伝えしています。
ぜひそれぞれのページで、詳しく知りたい業界・職種をチェックしてみてください。
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求人増加
IT・通信、金融、経理、人事、法務、企画・マーケティング、販売・サービス
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好調維持
不動産・建設、電気・機械、メディカル、営業、化学・素材
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横ばい
クリエイティブ、食品
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減少
事務・アシスタント
2026年下半期の転職市場で押さえておきたいポイントは?
2026年下半期の転職市場で特に押さえておきたいのが、企業のAI活用の浸透とその影響です。
AI活用の浸透で、業務の進め方に変化。考えて行動できる人材が求められる
企業ではこれまで人の手で行ってきた定型業務をAIに任せる動きが進んでおり、人材に求められる役割も変化しています。
2026年2月にdodaが実施した調査(※)によると、従業員数501名以上でAIツールを導入・活用している企業の7割超が、AIの普及によって中途採用で求める人材像が「大きく変わった」「一部変わった」と回答しました。特に、「AI活用を前提に業務を進められる人材」を求める声が多く見られます。
そのため、AIを活用して業務を効率化した経験に加え、AIをどのように活用し、成果につなげたのかといったプロセスや実績を具体的に説明することが、2026年下半期の転職活動では重要になるでしょう。とはいえ、AIに関する高度な技術や専門的な知識だけが求められているわけではありません。
組織の課題に応じてどの業務をAIに代替させると判断したか、どの部署の誰と連携して移行を進めたか、空いた時間をより創造的な業務に充てて価値を生み出したか、そうしたプロセスや実績を自分の言葉で語れることが効果的なアピールになります。
参考:転職サービス「doda」『企業のAI活用実態と人材戦略に関する調査』
ただし、企業のAIの活用状況は一定ではありません。全社的にAIツールを導入し業務プロセスへの組み込みを進めている企業もあれば、これからAI活用に本格的に取り組もうとしている企業もあります。
そのため、目指したい業界・職種・企業で、どんなスキルや経験が求められているのか、何をアピールすべきかをあらかじめ情報収集しておくことが重要です。求人情報だけでは見えにくい部分でもあるため、業界の動向に詳しいキャリアアドバイザーに相談してみてください。
年収アップを目的とした転職相談が増加し、離職防止・従業員満足度向上の取り組みは継続
物価高が続く中、生活に余裕を持ちたいという理由から年収アップを目的に転職を検討する人が増えています。2026年下半期もその傾向は変わらないでしょう。また、人材獲得競争の激化により、賃上げを進めようとする企業の動きが続いており、現職を上回る年収を提示して人材を確保しようとするケースも見られます。
一方で、企業は採用した人材の定着にも注力しています。社員満足度の向上による離職防止は、採用と並ぶ重要な経営課題となっています。
こうした背景から、入社後のミスマッチを防ぐため、選考段階から働き方や役割についてていねいにすり合わせを行う動きも広がっています。応募者にとっても、自身の希望条件を率直に確認できる機会が増えています。
具体的にどのような求人が出ているか、自身の希望に合う求人がどの程度あるのかは、キャリアアドバイザーを通じて情報収集してみるとよいでしょう。
変化を追い風にする転職を、キャリアアドバイザーと一緒に進めよう
生成AIやテクノロジーの進化は、単なる業務効率化にとどまらず、生活者の行動や企業の課題そのものを大きく変えつつあります。その結果、転職市場で求められるスキルや要件も短いスパンで更新されていくでしょう。
こうした変化に対して、「何を身につけるべきか分からない」「今の経験が通用するのか不安」と感じる方もいるかもしれません。しかし、見方を変えれば、これまでの経験に新たなスキルを掛け合わせることでキャリアの幅が広がる機会があるともいえます。
変化が速く進んでいる今、自身の経験やスキルを定期的に見直しながら、市場で求められる学びや経験を意識してアップデートしていくことが重要です。AI時代にどのようなキャリアを築いていくのかを考えながら、早めに情報収集をし、行動を始めておくことが、今後の選択肢を広げることにつながります。
キャリアアドバイザーは最新の転職市場を踏まえ、今後求められるスキルやキャリアの選択肢の整理をサポートします。変化の速い状況を追い風にして、今のうちからキャリアアドバイザーにキャリアの相談をしてみませんか。
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doda編集長
桜井 貴史(さくらい・たかふみ)
新卒で大手人材会社に入社し、一貫して国内外の学生のキャリア教育や就職・転職、幅広い企業の採用支援事業に携わる。2016年11月、パーソルキャリア株式会社に中途入社。
同年、株式会社ベネッセホールディングスとの合弁会社、株式会社ベネッセi-キャリアに出向、新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の立ち上げを牽引し、初代dodaキャンパス編集長に。その後、同社 商品サービス本部 本部長として、キャリア講座やアセスメントをはじめとした、大学生向けサービスの責任者を務める。2023年4月、doda副編集長 兼 クライアントP&M本部 プロダクト統括部 エグゼクティブマネジャーに就任し、法人向け採用支援プロダクト全体を管掌。2024年4月、doda編集長に就任。サービスを通じてこれまで約60万人以上の若者のキャリア支援に携わり、Z世代の就職・転職動向やキャリア形成、企業の採用・育成手法に精通している。
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