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転職市場予測 IT・通信(ITエンジニア)の転職市場動向2024上半期

SE・プログラマ、ITコンサルタント、社内情報システム、データベースエンジニア、ネットワークエンジニア…など、2024年上半期のIT・通信業界における求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。

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2024年上半期、ITエンジニアの転職市場は引き続き好調

2024年上半期のITエンジニアの転職市場は引き続き好調と予想されます。

インフラエンジニアでは、2025年の崖(2025年問題)を背景にSIer、SESなどで求人ニーズが高まっています。中でもインフラ拡充に伴いセキュリティー・クラウド関連のスキルを持つエンジニアの需要が増加傾向に。事業展開のスピードが加速したことや、業務に用いられるシステムが多様化したことを背景に、自社の事業内容やシステム基盤、システムが利用される場面への深い理解を持ち、ベンダーへの開発依頼や、役員、他部門との調整ができる人材が求められる傾向にあります。

アプリケーションエンジニアでも業務効率化や自動化などのDX推進に伴い、引き続き高い求人ニーズは続く見込みです。未経験者の採用は、2022年・2023年と比べると少しずつ落ち着いてきているものの、引き続き積極採用をしている企業も多く、未経験からの転職でもチャンスは見込めるでしょう。
インフラエンジニア、アプリエンジニアともに、未経験者の採用が充足すると、経験者採用に切り替え始める企業も出てくる予想なので、早めに行動をすることをおすすめします。

ITエンジニアの転職、最新動向はキャリアアドバイザーにご相談を

2024年上半期、ITエンジニアの転職で評価されやすい資格・経験は?

2024年上半期、インフラエンジニアの転職で評価されやすい資格としては、LPIC2~3/LinuC2~3、CCNP、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト、IPA関連資格(基本情報技術者、応用情報技術者、情報処理安全確保支援士など)、CISSP、CISMなどが挙げられます。加えて、セキュリティー・クラウド関連の経験や資格へのニーズは高いです。

アプリケーションエンジニアの転職で評価されやすい資格・経験としては、ERP(SAPなど)、クラウド(AWSなど)、CRM(Salesforceなど)の導入経験や知見、Java/Python/PHPの開発経験、アジャイル開発やDB設計経験などが挙げられます。その背景には事業会社におけるDXニーズの高さがあります。レガシー環境からのマイグレーション・リプレースやOMOの推進、モノからコトへのビジネスモデルの変化などの影響で評価される観点はさまざまです。

技術力のほかに、ITエンジニアに共通して求められるのが、技術をビジネスに活かす視点です。現場のニーズや利用場面をイメージして、どのようなアプリ・システムを開発すれば事業に貢献できるのかを考えられるスキルを、プロジェクト内での具体的な業務内容や自分でスキルアップできる能動的な姿勢とともに伝えましょう。

未経験者は、今後のキャリアプランやそれに向けた自己研鑽をアピールすることが転職成功につながりやすいです。例えば「基本情報技術者」や「Oracle Certified Java Programmer, Silver」といった資格取得や、自宅PC環境で仮想のサーバやネットワークの環境構築をした経験などは、アピールポイントとなるでしょう。

また、年代別に見ると、若手は自己研鑽を積極的にしているなど仕事への意欲やコミュニケーション力といったポテンシャルに加え、事業への貢献に向けた熱意・カルチャーフィットしているかなどを選考で見られる傾向にあります。

ミドル層では開発の一連の流れや特定の言語・製品の3年以上の経験があれば評価されやすいでしょう。経験が不足していると感じる場合は今後専門としたい領域のスキルを身につけるため、具体的に取り組んでいる自己研鑽の内容をアピールするのがおすすめです。

ベテラン層の場合は、特定の言語や製品、業務の知見、ドメイン知見、マネジメント力など特定の分野に腰を据えて携わって培ったスキルが強みとなります。また、事業改善や事業の新規立ち上げをしたい企業では、ベテランを採用したいと考える企業が増えています。

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ITエンジニアの転職市場では賃上げと働き方の多様化が進む

2024年上半期のITエンジニアの待遇では売り手市場を背景に賃上げが進むことが予想されます。最近では、dodaでも年収アップを目的に転職活動を始める人も増加しています。

新型コロナウイルスの5類への移行以降、出社とリモートワークの比率が変わるなど、一部の企業では就業スタイルに変化が見られますが、完全にリモートワークを取りやめる企業は多くありません。

転職者の希望する働き方の変化としても、アフターコロナでの勤務スタイルの変化によって転職を考えるケースが散見されます。フルリモート、すべて出社、ハイブリッド型など自分に合った勤務スタイルを求める転職者は増えているようです。

また、ITエンジニアの場合は携わる案件や業務によって働き方が左右されることも多いため実際の転職活動ではどんな案件に携わるか、どんな働き方になるかを面接やオファー面談などで確認してみることをおすすめします。

キャリアアドバイザーの活用で、広い視点と今の転職市場に即したアドバイスが得られます

ITエンジニアの転職にあたって、キャリアアドバイザーは第三者視点からこれまで気づいていなかったキャリアの選択肢を提供します。また、今の自分の強みや転職市場動向を踏まえて広い視点でキャリア設計ができるのもメリットといえるでしょう。

高い技術があれば必ず転職に成功できるとは限りません。求められる人材は経験や業界動向によって変化するものです。例えば老朽化した基幹システムのDXの案件などで、最先端のスキルではなく汎用機などメインストリーム以外の領域のスキルが評価されて待遇アップにつなげたケースもあります。エンジニア未経験の方にも、企業にアピールするコツがあります。面接での回答の仕方やキャリア形成のコツなど俯瞰的な視点からアドバイスを受けることで、悩みの答えが見つかるかもしれません。

転職すると決めていなくてもキャリアカウンセリングやキャリア設計のサポートも可能です。転職市場に日々接し、情報収集に取り組んでいるキャリアアドバイザーにぜひ一度お気軽にご相談ください。

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