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転職市場予測 IT・通信(ITエンジニア)の転職市場動向 2026上半期

SE・プログラマ、ITコンサルタント、社内情報システム、データベースエンジニア、ネットワークエンジニア…など、2026年上半期(1月~6月)のIT・通信業界における求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。

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2026年上半期、ITエンジニアの転職市場は引き続き好調

2026年上半期のITエンジニアの転職市場は引き続き好調と予想されます。インフラエンジニアとアプリエンジニア、それぞれの求人動向について解説します。

インフラエンジニアの求人動向

2026年上半期のインフラエンジニアの求人数は増えると予測されます。主な理由として、DX推進やクラウドサービスの需要が高いこと、セキュリティ対策の重要性とともにインフラエンジニアの需要が増していることが挙げられます。

多くの企業がDXを進めており、その基盤となるインフラの整備が急務となっています。企業のシステムが老朽化し、DXへの対応が進まないことによって経済損失が懸念される「2025年の崖(2025年問題)」に対処すべく、これまで多くの企業がクラウド移行などのDXを推進してきました。

クラウド導入を終えた企業は安定稼働や改善フェーズに入りつつあります。その影響もあり、2026年上半期、クラウド基盤の構築や運用、最適化に精通したインフラエンジニアの求人ニーズは高い水準を維持すると見られます。

特に重視されているのがクラウド基盤の構築・運用とセキュリティ対策です。オンプレミスからクラウドへの移行を進める企業は依然として多く、クラウドインフラの専門知識を持つエンジニアが求められています。一方で、クラウド環境の拡大やリモートワークの定着により、セキュリティリスクも増大しています。

こうした背景から、ゼロトラストを前提としたセキュリティ体制の構築・強化が急務となっており、セキュリティ領域に精通したインフラエンジニアの需要も今後さらに高まる見込みです。

アプリエンジニアの求人動向

2026年上半期、アプリエンジニアの採用ニーズは、過熱感が落ち着きつつありますが、引き続き高い水準を維持する見込みです。

「2025年の崖(2025年問題)」への対応やコロナ後の巣ごもり需要、スタートアップ投資の加熱、ERPリプレイス需要(SAPの2027年問題)などで活発化していた採用活動は、全体として元に戻りつつあり、特に事業会社による新規求人は落ち着く見込みです。その一方で、労働人口の減少による働き手の不足や、老朽化したシステムのリプレイスを背景とした需要は継続しており、SIerやコンサルティングファームを中心に採用活動が続くと予想されます。

また、米国の関税政策の動向や国際情勢の変化に伴うリスクにも注目が必要です。これらの影響により、他業界で採用抑制が進んだ場合、IT業界に波及する可能性があります。転職を検討している方は、今のうちに情報収集や市場動向の把握を進めておくことをおすすめします。

2026年上半期、ITエンジニアの転職で評価されやすい資格・スキル・経験──生成AIの影響は?

2026年上半期、ITエンジニア(インフラ・アプリ)の転職ではどんな資格や経験が評価されるのでしょうか。

インフラエンジニアの転職で評価されやすい資格・スキル・経験

インフラエンジニア未経験者や経験が浅い方は、CCNA、LPICやLinuCなどの資格があれば評価されやすくなります。ただし、これらの資格がなくてもインフラエンジニアに挑戦することは可能です。

学習意欲を評価されるケースもあるため、資格取得に向けて勉強している場合は、その旨を職務経歴書に記載し、インフラエンジニアへの就業意欲や覚悟をしっかりアピールしましょう。

すでに経験を積まれている方は、挑戦したい領域の中~高レベルの資格を取得するのがよいでしょう。例えば、クラウド領域ではAWS認定資格やAzure認定資格など中レベルの資格、セキュリティ領域では情報処理安全確保支援士やネットワークスペシャリストが高レベルの資格として挙げられます。

近年は、AWS・Azure・GCPなど複数のクラウドサービスを組み合わせる「マルチクラウド」や、オンプレミスとクラウドを併用する「ハイブリッドクラウド」環境を採用する企業も増加傾向にあります。そのため、オンプレミス中心の業務経験しかない方でも、クラウドに関する基礎知識を習得しておくことで、転職市場での評価が高まる可能性があります。

また、インフラ構成をコードで管理・自動化する「Infrastructure as Code(IaC)」の導入が進んでいます。あるケースでは、クラウド化に伴う大量の設定や管理に活用されており、IaCに関する知識や経験を持つ人材へのニーズが高まっています。ドキュメント管理では、工期圧縮を目的として生成AIが活用されることもあります。

生成AIの活用が広まりつつある中で、エンジニアの学習面でのハードルは確実に下がってきています。例えば、専門用語や不明点について即座に解説を得られる、自分のPC上で仮想サーバを構築する手順をその場で学べるなど、学習環境は大きく進化しています。実際に、スクリプト作成や自動化の補助に生成AIを活用するエンジニアも現場で見られるようになっています。

AIや機械学習のポジションに挑戦したい場合は、G検定やE検定などの資格や、自己研鑽してきたポートフォリオを提出して意欲をアピールするとよいでしょう。また、このポジションは現段階で対応できるエンジニアが希少なため、AIや機械学習に関する資格や実務経験がなくても、PythonやRでデータの加工や統計処理ができる、データエンジニアとして働いたことがある、データクレンジングを担当したことがあるといった関連分野の経験・経歴があれば評価されやすいでしょう。

ただし、現時点では生成AIの活用スキルよりも、まずはインフラエンジニアとしての基礎スキルと実務経験の習得が優先されます。生成AIの出力を適切に評価し、どこにどう活用するのが効果的かを判断するには、土台となる知識と経験が不可欠です。特定の領域の業界知識や業務の流れを深く理解している方には、業務の知見や課題解決力を活かせるポジションへ有利に転職活動を進められるでしょう。

その上で、生成AIの活用スキルは、あればより評価されやすい要素といえます。

ITエンジニアの転職、最新動向はキャリアアドバイザーにご相談を

アプリエンジニアの転職で評価されやすい資格・スキル・経験

アプリエンジニアの転職では、Oracle系の資格、AWSやAzureといったクラウド関連の資格、応用情報技術者、Java Silver、情報処理安全確保支援士などのIT系の資格が採用で評価される可能性があります。ほかにも、簿記などのビジネス力をアピールできる資格や倉庫管理主任者、QC検定、生産管理オペレーションなどアプリ開発で関わる業界の知識が身につくような資格はアピールにつながります。

また、生成AIの台頭によりコーディングの学習障壁が下がっていることもあり、生成AIを使って自己学習を行っている人は評価されやすい傾向にあります。また、以前よりも業務に関する知見や課題解決力が重視されるようになっているため、他業種でドメイン知識を身につけた方は、有利に転職活動を進めやすいでしょう。

コーディングの技術以上にその土台となるスキルの重要性が増しているのはアプリエンジニアもインフラエンジニアと同様です。少しずつでも、要件定義や要求事項のヒアリングなどの経験を積むよう意識することをおすすめします。

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年代別、ITエンジニア経験者が評価されやすいポイント

若手層は仕事に対して熱意を持って前向きに取り組んでいるかが選考で見られやすいため、業務の中で工夫・改善したことなどを具体的に伝えられるようにしておきましょう。そのほかに、何か一つの言語・技術で仕様の策定からリリースまで行った経験があればアピールしましょう。また、ITエンジニア未経験者の場合は、資格取得以外に、自宅PC環境で仮想サーバやネットワークの環境構築をした経験や自己研鑽としてGithubで書いたソースコード、学習履歴なども伝えて、意欲をアピールすることをおすすめします。

ミドル層では、開発の一連の流れを理解していることや特定の言語・製品の3年以上の開発経験、開発力、少人数のチームでもいいのでリーダーをしていた経験、技術を用いた課題解決の経験などがアピールポイントとなります。経験が不足していると感じる場合は今後専門としたい領域のスキルを身につけるため、具体的に取り組んでいる自己研鑽の内容を伝えましょう。また、技術力によって事業課題の解決に取り組んだ経験が評価されるため、特定の技術スタックや言語にこだわりすぎず、ソリューションの引き出しを増やしていくことが重要です。

ベテラン層の場合は、特定の言語や製品、業務の知見、ドメイン知識、マネジメント力など特定の分野で培ったスキルが強みとなります。また、技術力に加えて業界知識や会計、SCM・CRMなどに関する知識があると評価されやすいでしょう。事業改善や事業の新規立ち上げをしたい企業では、ベテランを採用したいと考える企業が増えています。

ITエンジニアでは残業削減やリモートワーク活用などの働き方改革が進んでいる

ITエンジニアの残業時間を減らし、社員の定着率向上に取り組む企業が増えています。代表的な取り組みの一つとして、開発スケジュールと納期の適正化が積極的に進められており、業界全体として働き方の改善が進んでいます。

また、どんなスキルを身につけたいかなどといった希望に合った案件を選びやすい仕組みが整えられ、働く満足度の向上も進んでいます。

例えばリモートワークを取り入れる企業も多く、家庭の事情やライフイベントの変化に合わせて自由な場所で働ける環境が普及しています。一方、これまでリモートワークを取り入れていた企業が出社に戻すという事例も一部で見られます。制度が将来的に変化する可能性を念頭に置いた上で、企業選びに取り組みましょう。

また、人材獲得の競争が激しくなっており、企業は他社との差別化を図るため、自社のアピールポイントを明確にする傾向にあります。例えば、未経験者の育成体制が整っている企業は、この点を強調して未経験者を募るなど、企業ごとに工夫が行われています。

キャリアアドバイザーが今の転職市場に合ったアドバイスをします

ITエンジニアの転職にあたって、キャリアアドバイザーは第三者視点からこれまで気づいていなかったキャリアの選択肢を提供します。また、今の自分の強みや転職市場動向を踏まえて広い視点でキャリア設計ができるのもメリットといえるでしょう。

転職すると決めていなくてもキャリアカウンセリングやキャリア設計のサポートも可能です。転職市場に日々接し、情報収集に取り組んでいるキャリアアドバイザーにぜひ一度お気軽にご相談ください。

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