転職市場予測2023上半期
クリエイティブ(Webデザイナー、Webディレクター)の転職市場動向
Webプロデューサー、Webディレクター、Webデザイナー、Web編集・コンテンツ企画、その他インターネット関連職…など、2023年上半期のクリエイティブ職における求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。
2023年上半期のクリエイティブ職はWebディレクターやWebデザイナーの求人が増加
2023年上半期のクリエイティブ職における求人数は、職域によって増減に違いがあると予測されます。
2023年上半期に求人増が期待されるのは、Webディレクター、Webデザイナー、Web編集、ゲーム制作・開発といった職種です。特に経験者に対するニーズが増加するでしょう。
一時期、高まっていたオンラインイベント系のクリエイティブ職に対する求人熱は落ち着いてきており、2023年上半期の求人動向は現状維持となるでしょう。
2023年上半期のクリエイティブ職の転職市場動向には、コロナ禍で加速したコミュニケーション手段のDXが影響
2023年上半期のクリエイティブ職の転職市場動向には、コロナ禍で加速した企業のコミュニケーション手段のデジタル化(DX)が影響しています。メタバースといった新たなコミュニケーションの場が生まれたことで、エンタメ業界でのエンジニア・クリエイターの求人増が見込まれます。また、アニメや漫画の人気キャラクターを使ったタイアップやコラボの増加によって、IP(intellectual property/知的財産権)に関する知見やプロデューススキルを持つ人材のニーズも高まってきています。
一方、コミュニケーション手段のDXは、手渡しや店頭でのやりとりが中心となる紙媒体や対面でのイベントのニーズを減らすため、関連する職種の求人減を招きます。
Webディレクター、Webデザイナー、ゲームプランナーなど職種ごとの転職で、クリエイター経験者・未経験者がアピールすべきポイントは?
2023年上半期のクリエイティブ職における転職で、職種経験者が重視すべきなのは「定量的な成果をロジカルに説明すること」です。
たとえば、Webディレクターは「サイト全体のディレクション、ワイヤーフレーム・カスタマージャーニーマップの作成、マネタイズ」や「Googleアナリティクス、ヒートマップといったツールによる分析・改善提案」の経験を、なぜその施策を企画したのかとともに伝えましょう。また、マーケティングの観点からディレクションできる人材が重宝されるなど、求められるスキルがレベルアップする傾向にあることは押さえておきましょう。
Webデザイナーも同様に、経験をデザインの意図とともに分かりやすく述べることが重要で、特に「サイト全体のトンマナ設計」や「UI/UXについての業務」が評価されやすい傾向にあります。具体的なスキルでは、Illustrator、Photoshopだけでなく、HTML、CSS、JavaScript、SaaSなどコーディングに関する技術も重視されはじめています。また、XD、Sketch、FigmaなどUIに関するツールの使用経験もアピールとなるでしょう。
Web編集者の転職では、編集・ライティングだけでなくSEOの知見も問われます。ゲームプランナーの場合は、SQLを使ったデータ抽出・分析などデータエビデンスを伴った企画・提案の能力のニーズが高いでしょう。フロントエンドエンジニアであれば、Vue、Angular、Reactなど、モダンな環境でのアジャイル開発経験が重宝されます。
クリエイターはポジションに応じて求められるスキルが変わり、求人の必須条件と経験値のマッチが大切です。また、中堅以上のポジションからはマネジメント経験も求められてきます。一方、若手であれば、サイト全体でなくLPやバナーのみ、ECのフォーマットのみなど、一部の経験だけでも選考通過は可能です。
未経験からの転職では、今まで従事した共通点のある業務や個人での制作経験をアピールして、業務を遂行できるだけの能力があることを示しましょう。
たとえばWebディレクターを目指す場合は、紙媒体のディレクション、Web広告の運用、SEとしてのプロジェクトマネジメントといった経験がアピールになります。Webデザイナー志望者は、グラフィックデザインやフロントエンドの経験をアピールするとよいでしょう。職業訓練校・スクールに通った経験や、個人制作のポートフォリオも評価される可能性があります。
ゲームプランナー志望者はこれまでのゲームの総プレー時間や企画書を提出して知識・スキルをアピールしましょう。まずは、ゲームデバッガーやデータアナリストといった親和性が高い職種にチャレンジするという手もあります。
2023年上半期のクリエイティブ職で、リモートワークや副業へのニーズは増加している
クリエイティブ職において、リモートワークや副業といった多様な働き方へのニーズは増加しています。この傾向は、2022年下半期と同様です。
キャリアの棚卸しや自分にマッチした求人探しをキャリアアドバイザーがサポートします
クリエイティブ職は職種によって人材ニーズに違いがあり、転職検討中の方であればキャリアの棚卸しや今後、身につけるべきスキルの検討、転職活動中の方であればキャリアパスの策定やマッチした求人を見つけることが重要といえます。dodaのキャリアアドバイザーはそれらの相談をお受けし、解決策のご提案や将来を見据えたアドバイスをいたします。
ぜひ、お気軽にキャリアカウンセリングにお越しください。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー

戸田 貴希 (とだ・たかき)
【経歴】
人材業界で20年以上の経験があります。元々クリエイティブ職種だったということもあり、クリエイティブ領域に特化したキャリアアドバイザーとして年間350人以上の方々とお話してきました。ぜひ、クリエイターとしての今後のキャリアを一緒に考えましょう。
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