転職市場予測 クリエイティブ(Webデザイナー、Webディレクター)の転職市場動向 2026上半期
Webプロデューサー、Webディレクター、Webデザイナー、Web編集・コンテンツ企画、その他インターネット関連職…など、2026年上半期(1月~6月)のクリエイティブ職の求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。
2026年上半期、クリエイティブ職の求人数は職種によって異なる。職種それぞれの傾向は?
2026年上半期のクリエイティブ職の求人動向は、職種によって異なることが予想されます。
職種別に求人数の予測を見ていきましょう。
【Webディレクター】求人数は増える見込み
Webディレクターの求人数は、増加が見込まれます。
背景には、Web市場やEC市場の成長が挙げられます。デジタル化の進展やオンラインショッピングの拡大に伴い、企業は新しいWebサービスやECサイトの立ち上げ・運営に力を入れています。また、越境ECの広がりを受け、国際的な市場での競争力を高めるために専門的な知識を持つディレクターも求められる傾向にあります。
さらに、プロジェクトの複雑化や多様なデジタルチャネルの統合が進む中で、より専門的なスキルを持つディレクターが求められるため、今後も求人が増加することが予想されます。
【UI/UXデザイナー】求人数は増える見込み
UI/UXデザイナーの需要は急速に高まっており、求人数は増えるでしょう。ユーザーエクスペリエンスの質が企業の競争力を大きく左右する現代では、直感的で使いやすいデザインやストレスなくニーズを満たせる顧客体験が欠かせません。そうした提案ができるUI/UXデザイナーはますます重要視されています。
需要の伸びに伴い、高いスキルを持つ人材は年収アップなども期待できそうです。
【Webデザイナー】求人数は減る見込み
Webデザイナーの求人数は減少傾向にあります。その背景には、AI技術の進化が影響しています。企業はAIツールを活用して、特定のルーティン作業やテンプレートな作業を効率化することでコスト削減を図っており、定型的なデザイン業務を代替しつつあります。
一方で、ブランディングやトレンドを理解したデザイナーの重要性はますます高まる見込みです。多様性や環境への配慮が求められる市場で、サステナビリティを意識したデザインやグローバルデザインなどを通じて企業価値を高め、ユーザーへの信頼感や共感を引き出すことが求められているためです。
このように、Webデザイナーの求人全体は減少傾向にあるものの、AIに代替できないクリエイティブな価値を提供できるデザイナーは引き続き高い需要が見込まれます。
【Web編集・ライター職】求人数は減る見込み
Web編集・ライター職の求人数は、減少が見込まれます。
主な要因として、ライティング業務のAI代替があります。文章生成や校正などこれまで人間が行っていた業務が自動化・効率化されれば、その分需要が低下すると考えられます。
また、情報収集の方法も「Webでの検索」から「AIへの質問」にシフトしつつあります。AIがまとめた要約文やChatGPTへの質問で検索ニーズが満たされるため、検索結果に並ぶサイトの閲覧数が伸び悩むといった状況が見られます。
こうした背景からWeb編集・ライター職の求人は減少傾向にあるものの、人の体験や感情を反映したコンテンツなど、AIがまだカバーできない領域での需要は依然として存在します。今後はAIをうまく活用しながら、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを制作していくスキルが求められるでしょう。
2026年上半期、クリエイティブ職の転職で評価につながる職種・経験・スキル
クリエイティブ職の転職で重視されるスキル・アピールポイントを経験ごとに見ていきましょう。
若手の場合、たとえ経験が浅くても意欲や適性、今後の成長性が重視される傾向にあります。職務経歴書には、これまで自己研鑽をしてきた経験や、成果を出すためにどのように考え行動してきたかを詳細に記載し、意欲や主体性をアピールしましょう。グラフィックデザイナーの場合は学生時代のデッサンや自主制作、個人で請け負った仕事をポートフォリオに記載することで評価につながります。
中堅・ベテランの場合、これまでの経験の中から自分の強みをアピールできる案件をピックアップして、担当領域やどのような案件に携わってきたかを詳細に記載しましょう。
自分の強みやスキルを示すために、ポートフォリオの内容を充実させることは重要です。その際、実際のプロジェクトでの成果やユーザーのフィードバックを含めることで、説得力が増します。さらに、職種や経験にかかわらず、Illustrator、Photoshopの基本的な操作スキルを求められることは念頭に置いておくといいでしょう。
また、クリエイティブ職で活躍するためのスキルや経験を身につけるには、代理店・制作会社で経験を積むことが近道になる場合があります。業界やサイトの規模が多岐にわたるため、さまざまな案件を担当できるのでクリエイターとしての経験値が高まると期待されます。企業によっては、全国規模で事業を展開するナショナルクライアントを担当したり、要件定義から仕事に携わったりすることも可能です。
ここからは職種別に、クリエイティブ職の転職で評価されやすいポイントをご説明します。
【Webディレクター】評価につながる経験や資格
Webディレクターは、サイト全体のディレクションを担うポジションとして、さまざまなスキルと経験が求められます。
これまで担当した案件について、金額・人員規模、サイトの種類や担当範囲を振り返り、具体的に職務経歴書などに落とし込むことで、自身の実績や得意分野を応募先にアピールできます。
コーダーやエンジニアの経験があり、技術的な側面も理解している場合には、開発ディレクションなどのポジションで評価されやすいでしょう。デザインやアートに関する強みがある場合は、クリエイティブな視点がアピールポイントとなります。さらに、Google アナリティクスやヒートマップツールを使ったデータ分析や改善提案の経験があれば、運用やマーケティングに強いディレクターとして評価される傾向にあります。
【UI/UXデザイナー】評価につながる経験や資格
UI/UXデザイナーの転職で求められるのは、UXプロセス全体でデザインを実践できる総合的な能力です。具体的には、ユーザーリサーチやペルソナ作成、カスタマージャーニーマップの作成、プロトタイピング、ユーザビリティテスト、そして結果をもとにした改善案の提案と実装までを一貫して行える人材が求められます。
AIの活用によって初期のアイデア出しやデザイン案の生成などを効率化することは可能です。しかし、UI/UXデザインでは人間の感情や微妙なニュアンスを理解して、それをデザインに反映する能力が求められます。ユーザーの感情や行動を予測し、それに対応するデザインを作り出すのは、データだけでは捉えることができない複雑なプロセスであり、まだAIが対応しきるのは難しい領域です。
【Webデザイナー】評価につながる経験や資格
Webデザイナーの場合、未経験者でもIllustrator、Photoshop、HTML、CSS、JavaScriptに関する基本的な知識が求められる傾向があります。実務経験がない方は、ポートフォリオなど自己研鑽のアウトプット資料があると評価につながりやすくなります。
経験者の場合、Illustrator、Photoshop、HTML、CSS、JavaScriptを使ってどのような制作をしたのかを具体的にアピールすることが肝心です。
また、人の感情に寄り添い、購買意欲につながるようなデザインの制作にかかわるマーケティング能力や、デザインを通じて事業に貢献する姿勢も、AIではカバーしにくい領域のため評価されやすいでしょう。
さらに近年は、見た目の良し悪しだけでなく、「検索性(SEOやLLMO)」「アクセシビリティ」「表示パフォーマンス」「UX最適化」など、ユーザー目線に立った設計ができるスキルも重視される傾向にあります。ディレクターの指示がなくてもこれらをデザインに反映できる人材は評価が高いでしょう。
クリエイティブ職では従業員満足度を高め、定着を支援するための取り組みが進む
企業は従業員満足度を高めるためのさまざまな取り組みをしています。
例えば、男性育休や時短勤務制度を強化する動きが見られるなど、育児や介護などのライフイベントと仕事を両立しやすい環境を整えようとしています。また、クリエイターの定着率を高めるため、評価制度をより納得できるものに改善したり整備したりする企業が増加しています。
多様な働き方やキャリアパスの提示、ダイバーシティ&インクルージョンの推進も、昨今見られる重要なトレンドです。
採用に関しては、遠方の方でも応募できるよう面接のオンライン化が進んでいます。また、業務内容や職場の雰囲気、年収の推移、制作物の開示・すり合わせなどを徹底し、入社前後のギャップを減らす動きも進んでいます。入社後のミスマッチ防止や早期離職の抑制を目的に、フォロー面談やOJT/OFF-JTも普及してきています。
キャリアカウンセリングを通じて転職活動を前に進め、適切なキャリアプランを設計しよう
キャリアカウンセリングでは、クリエイティブ職の転職に精通し、これまでに多くの転職をサポートしてきたキャリアアドバイザーが転職の目的に合わせたキャリア設計や転職活動の進め方をご提案します。また、応募書類や面接など選考に関する疑問やお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。転職活動でつまずいているポイントを解消するためのアドバイスをご提供します。
転職活動を前に進め、適切なキャリアプランの設計ができるよう、私たちキャリアアドバイザーがあなたをお手伝いします。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
【経歴】
大学卒業後、保険業界で法人営業を経験。パーソルキャリア株式会社に入社後は、Webクリエイティブ領域のキャリアアドバイザーとして、Webデザイナー、Webディレクター、Web編集者など、クリエイターの方々の転職支援を担当。
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