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転職市場予測 電気・機械エンジニアの転職市場動向 2025上半期

機械設計、回路設計、組み込み、生産技術、生産管理、技術営業、ものづくりエンジニア全般…など、2025年上半期に関する電気・機械エンジニアの求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。

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2025年上半期、電気・機械エンジニアの求人は自動車・半導体・重工業で増える見込み

2025年上半期の電気・機械エンジニアの求人は、海外情勢が不安定なこともあり、先行きが不透明なところがあるものの、主に自動車、半導体、重工業の業界で求人数が増えると予想されます。

自動車業界では、DXやEV化が進んでおり「CASE」「MaaS」といった変化に対応するための採用ニーズが増加しています。

半導体分野では、半導体需要の高まりに伴い、海外の半導体メーカーが設備投資を進めており、日本に強みのある半導体製造装置メーカーの需要が高まれば、売り手市場化は継続するでしょう。

さらに、重工業メーカーの業績も、日本の防衛費予算の増加に伴い好調です。そのため、防衛産業に関連する求人が増加することが見込まれます。加えてコロナ感染症5類に移行してから飛行機の利用者数が増えたため、航空機関連の開発・生産技術・品質保証・整備・加工などを担うエンジニアのニーズが増加しています。

このようにさまざまな背景から業績好調なメーカーが見られ、既存事業の拡大や新規事業に取り組む企業も増えています。例えば、自動運転やEV、DXに関わる開発投資に力が入れられています。また、新たな分野としてGXに代表されるカーボンニュートラル推進の動きも進み始めています。

これらの動きから、拡大したい事業や分野の知見を持つ、経験者のニーズが高まると見込まれます。電気・機械エンジニア未経験者の求人は充足傾向にあるものの、これまでの経験を活かして転職したい方にとってのチャンスは広がっています。

ただし、海外情勢の影響をダイレクトに受けやすい電気・機械エンジニアでは、今後、求人のトレンドが急に変わる可能性もあるため、気になる求人がある方は、早めに行動に移すことをおすすめします。

電気・機械エンジニアの転職、最新動向はキャリアアドバイザーにご相談を

「CASE」とは?

「CASE」はConnected・Automated/Autonomous・Shared・Electrificationの4つの英単語の頭文字で構成されており、それぞれコネクティッド(ネット接続)・自動運転・シェアリング・電動化を意味します。

CASEイメージ図

「MaaS」とは?

「MaaS」は「Mobility as a Service(サービスとしての移動)」の略称で、複数の交通手段を最適化し、検索から決済まで一括のサービスとして提供することを意味します。

MaaSイメージ図

自動車業界は現在100年に一度の大変革の時代に入っているといわれ、その変化の筆頭が「CASE」や「MaaS」です。

2025年上半期、電気・機械エンジニアの転職でアピールすべきことは?

2025年上半期、電気・機械エンジニアの中でも特に採用ニーズが高い職種の一つが、組み込みソフトウェアエンジニアです。選考で評価されやすいポイントとしては、大規模のプロジェクトをリードした経験や仕様検討から評価まで一通り携わった経験、扱えるプログラミング言語の多さ、ハードウェアの知見などが挙げられます。特に、C言語、Java、MATLAB/Simulink、Pythonなどのスキルはニーズが高いため、個人やスクールでの学習経験であってもアピールポイントになります。

機械系エンジニアは、設計開発、生産技術、品質保証・管理、サービスエンジニアといった分野で採用ニーズが高まっています。経験と志望先の親和性が最も求められるエンジニア領域のため、製品の材質やサイズ、製造プロセス、CADソフトの種類などを詳細に述べ、キャリアと志望先のマッチ度を示しましょう。

スキル面では仕様検討から量産までの経験や駆動部など複雑な構造の設計技術、生産過程や素材、コストまで意識した設計ノウハウなどが評価ポイントとなります。また、サプライチェーン全般に関わることも多い機械系エンジニアは、営業や商品企画、購買などエンジニア以外の職種にキャリアチェンジする転職事例も最近は比較的多く見られます。

ソフトウェア・機械エンジニアには一定の英語力も求められ、TOEIC500点以上がその目安となります。英語力が必要な理由は、製造業は海外進出をしている企業が多く、メールや会議で英語を使う企業も多いためです。中には、英語力を昇格の基準の一つとする企業もあります。

電気系エンジニアもニーズが高まっており、それは設備などを取り扱う強電、製品内の回路を取り扱う弱電のいずれのポジションでも変わりません。経験者は、電気工事士、電気主任技術者などの資格、PLCの経験、回路設計であれば仕様検討から評価まで一連の設計開発経験があると評価されやすいでしょう。

未経験からの転職では、プログラミング言語、電気工学、機械工学、力学、CADなど各領域で必要な知識を学習していること、身につけていることを学生時代や自己研鑽も含めて示しましょう。社内外に関するコミュニケーション能力や、自らPDCAを回す姿勢などポータブルスキルを具体的に業務に活用した経験とともにアピールすることも大切です。未経験者歓迎の求人は人気が高く、採用予定人数に達するのも早いことが見込まれます。未経験者の枠が充足した企業から経験者採用へ切り替えるケースも多く見られるため、未経験から電気・機械エンジニアに転職したい場合は早めに活動することをおすすめします。

現場を引っ張るリーダー候補であるミドル層は、専門性に加え、業務を前に進めるスキルや後輩指導力、チームや組織のことも考えられる視野の広さも求められます。ただし、近年は専門技術を活かしたエキスパートとしてのキャリアを選択できる企業も増加傾向にあります。スキルの専門性が高まればそれに伴い収入の増加も期待できるため、専門家としてのキャリア形成も有力な選択肢といえるでしょう。

ベテラン層では、専門性の高さやマネジメントスキルがアピールポイントになります。特に、中小企業やベンチャー企業では、ベテランの方が持つ専門性やマネジメントスキルを取り入れて会社の発展につなげたいというニーズから、高い需要が見られます。そして、こうしたニーズに応えるべく大手企業を早期退職し、中小・ベンチャー企業の管理職へ転職する方も増えてきています。

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電気・機械エンジニアでは、賃上げなど従業員満足度を高めるための動きが活発化

電気・機械エンジニアでは賃上げ・ベースアップの動きが進んでいることや企業間の人材獲得の競争率が上がっていることを受け、従業員満足度を高める動きが活発になっています。また直近では、希望の部署に社内異動を希望できるFA制度の導入を進める企業も増えています。加えて、技術や経験があれば、技術者としてブランクがある方や休職していた方を採用する動きも見られます。

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キャリアアドバイザーは、一人ひとりの価値観や希望する将来像、これまで培ってきた強みを理解した上で、理想に沿ったキャリアの実現を全力でサポートします。どんなキャリアを築きたいか漠然としている場合でもお気軽にご相談ください。あなたを深く理解した上で、より良い求人を提案します。客観的な転職市場分析や面接対策、応募書類の添削、企業へのプッシュなど具体的なサポートに関してもぜひご活用ください。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

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