転職市場予測 電気・機械エンジニアの転職市場動向 2026下半期
機械設計、回路設計、組み込み、生産技術、生産管理、技術営業、ものづくりエンジニア全般…など、2026年下半期(7月~12月)における電気・機械エンジニアの求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。
2026年下半期、電気・機械エンジニアの求人数は引き続き好調
2026年下半期の電気・機械エンジニアの求人動向は、引き続き好調を維持する見込みです。背景には、自動車業界における電動化(EV車やハイブリッド車、燃料電池車などへのシフト)や自動運転、SDV(※1)、コネクテッド化といった技術革新があります。加えて、半導体投資、防衛特需、GX(グリーントランスフォーメーション)の推進、工場のスマート化・DX化といった動きが設備投資や開発需要の拡大につながり、引き続き採用を下支えしています。
※1:SDV(Software Defined Vehicle)とは、スマートフォンのように通信を介したソフトウェアアップデートによって、機能の追加や性能向上を継続的に実現できる次世代の自動車を指します。
特に設計・開発系の職種では、引き続き採用ニーズが高いでしょう。製品や開発現場の高度化が進む中で、新たな知見を取り入れるためほかの業界からの採用を積極的に視野に入れている企業が増えています。こうした企業では、複数の技術を掛け合わせてビジネスへ貢献できる人材への期待も高まっています。
一方で、すべての企業・分野で採用が拡大するわけではありません。自動車業界では、EV市場の成長が当初の想定よりも緩やかになっており、一部の企業ではEV関連の採用を見直す動きも見られます。また、コロナ禍以降は、短期的に事業へ貢献できる即戦力人材を求める傾向が強まっています。
ただし、未経験や経験が浅いからといってチャンスがないわけではありません。高齢化や若手不足を背景に、経験が浅い若手の採用も進めている企業があります。特に、自動車、半導体、防衛、装置関連など、業績が好調な領域では、若手採用を行うケースも見られます。転職を考えている方は、求人情報などから自分の経験が活かせそうな企業を探してみるとよいでしょう。キャリアアドバイザーに相談することで、経験を活かせる企業や分野の提案を受けることも可能です。
2026年下半期、電気・機械エンジニアの転職でアピールすべきことは?
2026年下半期、電気・機械エンジニアの中でも特に採用ニーズが高い職種の一つが、組み込みソフトウェアエンジニアです。評価ポイントとしては、大規模のプロジェクトをリードした経験や仕様検討から評価まで一通り携わった経験、扱えるプログラミング言語の多さ、ハードウェアの知見などが挙げられます。とりわけC言語、MATLAB/Simulink、Pythonのスキルは需要が高く、個人学習やスクールでの習得でも十分にアピール材料になります。
機械系エンジニアは設計開発、生産技術、品質保証・管理、サービスエンジニアなどの分野で採用が活発です。経験と志望先の親和性が最も重視される領域のため、製品の材質やサイズ、製造プロセス、使用CADソフトを具体的に示し、キャリアと応募企業とのマッチ度をアピールしましょう。
スキル面では、仕様検討から量産までの経験、駆動部など複雑な構造の設計技術、生産工程や素材・コストまで意識した設計ノウハウが重視されます。また、サプライチェーン全体に関わることが多い機械系エンジニアは、営業や商品企画、購買など非エンジニア職へ転身する事例も近年は比較的多く見られます。
製造業は海外展開する企業が多く、メールや会議で英語を使用する場面が一般的です。ソフトウェア・機械エンジニアの昇格要件に据える企業もあるので、英語力は忘れずアピールしましょう。
電気系エンジニアもニーズが高まっており、それは設備などを取り扱う強電、製品内の回路を取り扱う弱電のどちらのポジションでも変わりません。経験者は、電気工事士、電気主任技術者などの資格、PLCの経験、回路設計であれば仕様検討から評価まで一連の設計開発経験があると評価されやすいでしょう。特に弱電領域では、パワーエレクトロニクスやSoCに関連する採用ニーズが高まっており、これらの分野に関する知識や開発経験がある人材は高く評価されます。
現場を引っ張るリーダー候補であるミドル層は、専門性に加え、業務を前に進めるスキルや後輩指導力、チームや組織のことも考えられる視野の広さも求められます。また、近年は専門技術を極めたエキスパートとしてのキャリアを選択できる企業も増えています。専門性を高めれば収入増も期待できるため、専門家としてのキャリア形成も有力な選択肢といえるでしょう。
ベテラン層は専門性の高さとマネジメントスキルが大きな武器になります。特に中小・ベンチャー企業では、ベテランが持つ知見や組織運営力を取り入れて事業を伸ばしたいというニーズが強く、大手企業を早期退職し中小・ベンチャーの管理職へ転じるケースも増えています。
未経験からの転職では、プログラミング言語、電気工学、機械工学、力学、CADなど各領域の基礎知識を学生時代や自己研鑽で学んでいることを示す必要があります。社内外とのコミュニケーション力や自主的にPDCAを回す姿勢など、ポータブルスキルを具体的に業務へ活用した経験もアピールしてください。未経験歓迎の求人は希少で、採用枠が早期に埋まるため、気になる求人があれば早めの応募がおすすめです。
電気・機械エンジニア職の収入・残業・休日は?
電気・機械エンジニア職の収入や休日の平均相場は以下のとおりです。
モノづくり系エンジニア全般の仕事データ
収入
年収
496.1万円
年間ボーナス
128.0万円
残業・休日
月間残業時間
23.2時間
年間休日
101.2日
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
【経歴】
2018年に新卒でパーソルキャリア株式会社に入社し、キャリアアドバイザーを一貫して担当。 製造業界のエンジニア職の担当として、設計・開発職から生産技術、品質管理・品質保証といった幅広いエンジニアの方へのご支援を行っています。製造業界に特化した専門知識と、豊富な選択肢をもとに、最適なキャリア選択を一緒に考えるサポートを提供いたします。
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