転職市場予測 金融の転職市場動向 2026下半期
銀行、証券、保険、投資信託、カード、信販、リース、コンサルティングファーム…など、2026年下半期(7月~12月)の金融業界に関する求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。
2026年下半期の金融業界の求人数は微増の見込み
2026年下半期(7月~12月)の金融業界における求人数は、全体として微増が見込まれます。業界ごとに濃淡はあるものの、日本銀行の金利引き上げの影響を背景に、大手銀行や保険、証券会社を中心に採用ニーズは引き続き高い水準で推移する見込みです。
AI導入による業務効率化が進む一方で、営業職を中心とした人材不足は依然として解消されておらず、これが求人数の増加要因となっています。
金融業界は個人情報や資産情報など高度な機密情報を扱うため、これまでAI導入やDXは慎重に進められてきましたが、近年は大手企業を中心に急速に進展しています。そのため、IT・デジタル領域の人材ニーズは引き続き高い状況です。
定型業務は生成AIへの代替が進むと考えられますが、企画や業務改善といった非定型業務を主体的に推進できる人材へのニーズが高まっています。住宅ローン、確定拠出年金(DC)、NISAといった資産運用など、何らかの専門性を身につけている人材のニーズが高まるでしょう。
転職希望者の中には、金融業界内にこだわらず、経験を活かして異業界への挑戦を志向する動きも見られます。また、生成AIを活用しながら転職活動を進める人も増えており、求人数の増加と相まって転職市場は活発になるでしょう。
2026年下半期、金融業界で評価されやすい経験・スキル・資格
2026年下半期の金融業界では、特定分野における専門性の深さが引き続き重視されます。
ストラクチャードファイナンス領域(プロジェクトファイナンス、LBOファイナンスなど)ではプロジェクトの規模よりも、ソーシング、マンデート、チーム組成、プライシング、ドキュメンテーション、クロージングといった各プロセスへの関与の深さが評価される傾向にあります。
リテール領域では資産運用や相続・事業承継といった複雑なニーズに対応できるコンサルティング力が求められます。
金融業界の転職でアピールにつながる資格は?
金融業界の未経験者の場合、「証券外務員一種」は必須です。金融事務を目指す場合、「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」の資格を保有していると選考時にプラスに働くでしょう。
業界経験者の場合は、「証券アナリスト」「宅地建物取引士」「CFP(またはFP1級)」「中小企業診断士」「FRM(Financial Risk Manager)」などの資格を保有していることで企業へのアピールにつながります。
証券アナリスト
運用担当者(ファンドマネジャーなど)、クオンツ、リサーチ、ホールセラーなどでほぼ必須とされています。
宅地建物取引士
不動産金融領域でほぼ必須とされています。
CFP(またはFP1級)
財産コンサルティングや事業承継アドバイスなどで信頼性につながります。
中小企業診断士
財務コンサルタントやM&Aアドバイザリーなどで信頼性につながります。
FRM(Financial Risk Manager)
リスク管理業務で評価される資格です。
簿記(特に2級以上)
2級以上の簿記を保有していることで、正確な数値管理能力や財務理解力をアピールでき、異業界の経理職などへのキャリア展開にもつながる可能性があります。
若手、ミドル、ベテラン…キャリア別のアドバイス
若手層は、ポテンシャルや思考プロセス、コミュニケーション能力、論理的思考といったポータブルスキルが評価されます。将来のキャリアビジョンや成長意欲を具体的に伝えることが重要です。
ミドル層は、これまでのキャリアと志望ポジションとの親和性が評価されます。専門性が重なる領域であれば、未経験でも転職がスムーズに進みやすい傾向があります。
ベテラン層は、スキルや資格、マネジメント経験に加え、営業力や顧客対応力など実績が重視されます。数値で裏づけられる成果を示すことが重要です。
金融業界の収入・残業・休日は?
金融業界の「金融系専門職」「金融業界の法人営業」「金融業界の個人営業」の収入や休日の平均相場は以下のとおりです。
「金融系専門職」職種の仕事データ
収入
年収
608.3万円
年間ボーナス
138.1万円
残業・休日
月間残業時間
25.2時間
年間休日
90.2日
金融業界の法人営業の仕事データ
収入
年収
547.6万円
「営業」系職種の平均年収は473.9万円
年間ボーナス
143.6万円
残業・休日
月間残業時間
27.9時間
年間休日
121.5日
金融業界の個人営業の仕事データ
収入
年収
434.4万円
「営業」系職種の平均年収は473.9万円
年間ボーナス
99.5万円
残業・休日
月間残業時間
16.9時間
年間休日
121.2日
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金融業界の転職を成功させるためのポイントとアドバイス
金融業界で働く方には社会の変化に敏感な方が多く、それゆえこの先の自分自身のキャリアについて不安を感じている方も少なくありません。
転職活動は、自分の強みや市場価値を客観的に見つめ直す良い機会です。これまでの経験をどのように活かせるか、今後どのようなスキルを身につけるべきかを整理することで、選択肢が広がります。
dodaのキャリアアドバイザーは、業界動向を踏まえながら転職活動の進め方や書類作成、面接対策までサポートします。未経験の方でも安心して転職活動を進めることができます。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
【経歴】
新卒でパーソルキャリア株式会社に入社。法人営業を約4年経験後、キャリアアドバイザーに異動。金融業界の転職支援を中心に、業界内でのキャリアアップや異業界への転職をサポートしている。
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