この記事は2020年1月に公開しました。
次回は2021年1月に更新予定です。
dodaキャリアアドバイザー 大島 慶彦
金融業界ではIT化やDXのニーズが高まる。異業界に転職するチャンスも
新型コロナの影響で多くの企業が採用に対し慎重な姿勢を見せる中、金融業界は引き続きIT・デジタル化を推進する傾向にあるので、社内SEなどの採用ニーズは今後も続くでしょう。
同様の理由から、Fintech(フィンテック)やDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する採用ニーズも高まると推測されます。また、コロナで経営が悪化した企業の事業譲渡が増加すると見込まれ、事業承継に関わる求人が増えそうです。
未経験や経験が浅い方の場合は保険業界に注目しましょう。保険業界は比較的に景気動向の影響を受けにくいので、今後も営業職の未経験採用を継続する可能性があります。ほかに、もともと非対面ビジネスであるネット銀行はコロナ禍でも大きな影響は受けず、採用ニーズが続くと思われます。
金融業界の経験者なら違う業界へのチャレンジもできる
転職市場はどの業職種でも経験者採用にシフトしていて、違う業種や職種へのハードルが上がっていますが、金融経験者はアドバンテージを持っています。IT、Webサービス、人材サービスなどの業種で、「金融業界の経験者を採用したい」という声を聞きます。これらの業界は高単価の無形商材を扱うので、金融業界の複雑かつ高額な商材を扱ってきた営業力や経験が高く評価されるためです。さらに金融業界は社内・社外の関係部署が多岐にわたるので、そこで養われた調整力・推進力に期待されるという面もあります。
新型コロナの影響はすぐには収まらない。自分のキャリアや経験を棚卸しする時間に
新型コロナによる影響を考慮し、転職を踏みとどまる方が多いと思われますが、現在の転職市場から新型コロナ前の水準まで求人が回復するには時間がかかると推測されます。「転職したい」「今の環境・状況を変えたい」という思いがある方は、まずは動いてみることをおすすめします。
転職活動にあたっては、営業職の方であれば、実績の数字に加えて「何を課題ととらえ、どう行動し、改善に結びつけたか」を言語化してみると経歴の棚卸しが進むと思います。また、AIやFintechの台頭で金融業界も変化の時を迎えていますので、柔軟性、協調性、挑戦といったマインドも評価される傾向にあります。
こうした棚卸しや強みの発見をキャリアアドバイザーがお手伝いしますので、気軽にご相談いただければと思います。
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