転職市場予測 企画・マーケティングの転職市場動向 2025下半期
企画、マーケティング、広報、販売促進、プロモーション、商品企画、商品開発、リサーチ、市場調査、広告、宣伝…など、2025年下半期の企画・マーケティングの求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。
2025年下半期、企画・マーケティング職の求人数は増える
2025年下半期、企画・マーケティング職の求人数は増える見通しです。
特にWebマーケティング職では、求人数が一段と増加しています。オフライン広告やテレビCMよりもWeb広告が日常的に目に触れる機会が多くなっていることから、多くの企業がWebマーケティングに注力するようになりました。また、コスト削減やリアルタイムでの分析によるスピーディーな対応が求められる風潮が高まっています。そのため、今まで代理店に頼っていた広告運用を自社で行う企業が増えつつあります。
また、生成AIやDX、データ活用の浸透に伴い、AI技術を活用した商品開発や販売戦略の再設計を担える人材のニーズも高まりつつあり、商品企画・営業企画での採用もわずかながら増えています。
一方で、未経験者をターゲットにした企画・マーケティング職の求人は希少です。もともと事業会社では、新卒採用や社内異動によって未経験人材を育てる傾向があり、中途採用では即戦力が多く求められます。そのため、中途入社で未経験から企画・マーケティング職に就きたい場合は広告代理店からキャリアをスタートさせるのが一般的でした。しかし、ここ最近では、その求人枠も減少傾向にあります。
2025年下半期、企画・マーケティングの転職では、求人内容と経験・スキルの親和性をアピールしよう
2025年下半期の企画・マーケティング職は仕事内容と親和性のある経験を持っているかを見られる傾向があります。どの職種も仕事内容や挑むべき課題が企業によって異なるため、求められる経験は求人ごとに異なります。求人募集の内容を読み込み、そのポジションと親和性の高い経験・スキルをアピールしましょう。
例えばWebマーケティングでは広告、SNS、Webサイト、CRMなど、一口に企画・マーケティングの職種といっても専門領域はさまざまなため、どの領域での経験があるか、どのくらいの経験があるかといった専門性が見られる傾向にあります。また、商品企画や商材によって仕事の内容や進め方が異なるため、志望する業界と経験やスキルの親和性が多く求められます。
企画職では、「BIツールを使って業務の可視化・効率化に取り組んだ経験」や「目標に対して○%の達成率を記録したこと」「○時間の工数削減を実現したこと」など、あなたがいかに事業に貢献してきたかを具体的な戦略や数字とともに示すことが重要です。商品企画の場合は、扱っている商材の親和性や仕事の進め方、企業規模の近さも求められます。
マーケティング職では、例えば、SNSマーケティングを行うポジションでは「SNSでの集客経験」など、EC運営に取り組むポジションでは「ECのマーケティングに関するスキル」などポジションと親和性の高い経験やスキルをアピールできると効果的です。特に販促では、チラシ、カタログ、POP、イベントといったオフラインの集客に加えて、SNSやオウンドメディアなどオンラインの集客が重視される傾向にあるため、SNSやWeb広告の運用などデジタル領域に関する経験があるか、自己研鑽をしているかがポイントとなりやすいでしょう。
未経験者を求めるポジションは希少ではあるものの、少しでも企画・マーケティング職の経験がある第二新卒など人材を育てる目的での求人はまだまだ見られます。これまでの業務経験に加えて、なぜ転職したいのか、転職先でどんなマーケティングスキルを身につけたいのかなどの意欲を積極的にアピールしましょう。
未経験者の場合でも、個人でのSNS運用やYouTube動画の編集、YouTubeチャンネルの運用などの経験を自己PRに加え、企画・マーケティング職としてのポテンシャルをアピールするとプラスに働く場合もあります。
企画・マーケティング職では、残業削減やフレックスタイムなど働き方の多様化が進む
人材不足が続く企画・マーケティング職では、働き方にも変化が出てきています。これまで課題だった残業時間を削減する取り組みが進んでおり、残業時間が一定時間以上になる前にアラートを出す仕組みを導入した企業もあります。また、そうした取り組みが求人票や面接で明示されるケースも増えてきています。
フレックスタイム制や時差出勤など、多様な働き方を選べる求人は引き続き多く、転職後も柔軟な働き方を実現しやすい環境が整いつつあります。ただしリモートワークに関しては、大きく減っているわけではないものの、企業の方針によって出社勤務に切り替える動きも一部で見られます。
※参考:「ジョブ型雇用とは? メンバーシップ型雇用との違い」(ホンネの転職白書)

キャリアカウンセリングで、今の自分を知り未来の自分を探すことをお手伝いします
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
【経歴】
2018年にパーソルキャリア株式会社のクリーデンス事業部へ入社。アパレル・ファッション業界専門の転職支援サービスでキャリアアドバイザーを2年経験。その後、グループ会社であるパーソルプロセス&テクノロジー株式会社(現パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社)でのBPOプロジェクトを経て、2022年10月にパーソルキャリア株式会社でdodaキャリアアドバイザーとなる。企画、コンサル、Webマーケティングを中心に幅広い職種の方々を担当。
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