転職市場予測 メディカル(医療業界)の転職市場動向 2025下半期
MR、医療機器営業、CRA、臨床開発、研究職、治験関連、安全性情報…など、2025年下半期の求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。
2025年下半期、メディカル(医療業界)の求人数は高水準を維持
2025年下半期のメディカル(医療業界)の求人数は、上半期と比べて横ばいであるものの、引き続き高い水準が続く見込みです。
多様なバックグラウンドを持つ人材を積極的に採用したい企業も増えてきており、メディカル(医療業界)以外からの転職にもチャンスが広がっています。
メディカル(医療業界)の中でも、CSO(医薬品販売業務受託機関)のMR職に対する需要は引き続き高く、上半期と同様の水準を維持することが予想されます。この背景には、CSOへの委託が進む産業構造の変化が挙げられます。オンライン化やデジタル化が進んだことから、製薬会社のMRが病院に出向く機会が減少しました。そのため、自社でMRを雇うのではなく、必要に応じてCSOから人員を派遣するスタイルが定着しつつあります。そういったニーズの高まりから、CSOでは経験者・未経験者を問わず採用する企業が増えています。
また医療機器メーカーでは、AIやIT技術を駆使した製品が増えており、それらの販売を強化するために営業職の需要が増加しています。AIやITの知識が今はなくても積極的に採用を検討する企業も多く、転職のチャンスが広がっています。
あらゆる職種でAIやITの活用が進みDXが進んでいます。例えば営業職では、顧客データの分析に基づく販売戦略の最適化や、AIチャットボットを活用した顧客対応の効率化が進行中です。研究開発部門では、AI技術を応用した新製品・新技術の開発に取り組んでいます。また、品質管理では、生産ラインでの異常検知システムの導入や、データ分析による品質トレンドの把握と改善策の提案が推進されています。
さらに、病院・クリニックのDXに伴い、紙カルテから電子カルテに切り替える施設が急激に増加していて、それに伴い電子カルテの営業や導入インストラクターなどのニーズも高まっています。
このように下半期はAIやITの活用、DXが進むことも求人好調の要因になるでしょう。
2025年下半期、メディカル(医療業界)ニーズの高い職種・経験・スキルは?
2025年下半期のメディカル(医療業界)の転職でニーズが高い職種や経験・スキルを見ていきましょう。
経験者の場合、即戦力が求められる傾向にあります。業務の推進力やマネジメント力に加え、求人ポジションと親和性のあるスキルを持っているかどうかも選考ポイントです。応募書類には、これまでの仕事で培った実績や経験、スキルを転職先でどう発揮するかを具体的に記載しましょう。
面接では、採用担当者に入社後の活躍イメージを持ってもらうことが大切です。「経験やスキルを活かして、転職先にどのように貢献できるか」「どのようなキャリアプランを描き、その実現に向けて何をしているか」を具体的に説明できるように整理しておくといいでしょう。
未経験者の場合、仕事に対する前向きな姿勢を伝えると好印象です。応募書類では、志望度の高さとともに、求人ポジションと近しい経験や転職先でも活かせそうな強みを具体的に伝えることが重要です。また面接でも、職種や業界に対する理解度や未経験なりに学ぼうとする意欲、チャレンジする前向きな姿勢をアピールしましょう。
また、デジタル化やAI技術の進展に伴い、スキルアップやキャリアチェンジの機会が拡大しています。これまでの業務に加えて、DXを進めたり、データ分析やAI活用などの経験があれば積極的にアピールしましょう。
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「自己PR」発掘診断(無料)2025年下半期のメディカル(医療業界)の転職では、柔軟な働き方が進む
メディカル(医療業界)の多くの企業でオンライン化やデジタル化が進み、働き方をより柔軟に選択できるようになりました。そのため、ライフステージが変化しても働く場所や時間にとらわれずに働き続けられる環境が整いつつあります。
例えば医療機器メーカーや一部の製薬会社の多くで、リモートワークを継続する動きが見られます。また、フレックスタイム制度を採り入れて、従業員が自身のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける環境を整える企業も多いです。加えて、有給休暇の取得を奨励し、従業員が十分にリフレッシュできるような環境づくりや男性の育児休暇の取得を推進する企業も増えています。
さらに、従業員のキャリア構築を後押しするため、スキルアップやキャリアチェンジを後押しする研修制度や資格取得支援制度などの「キャリア開発プログラム」を用意する企業も増えており、従業員が長期的に働き続けられる環境づくりが進んでいます。

キャリアアドバイザーに相談して、強みや方向性を明確にしよう
すでに転職活動を始めている方はもちろん、一歩踏み出そうか悩んでいる方も、お気軽にキャリアアドバイザーにご相談ください。第三者の視点が入ることで、ご自身が気づかなかった強みや方向性を見つけられる可能性があります。
また面接対策や書類添削などの実務的なフォローはもちろん、ご自身の強みを活かしたさまざまな方向性や今後のキャリアを明確にするためのご提案もできます。納得のいく転職ができるよう、多角的なサポートが受けられます。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
国家資格キャリアコンサルタント
【経歴】
ブライダル業界での勤務経験を経て、結婚と同じくその方の人生の大きなターニングポイントとなる転職の場面で、将来のキャリアや目標に、少しでも貢献できるサポートをしたく、パーソルキャリア株式会社に入社しました。キャリアアドバイザーとして、メディカル業界で活躍されている方全般の転職支援をしています。同業界へのサポートはもちろんですが、他業種などへのキャリアチェンジのサポートの実績も多数あります。
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