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転職市場予測 2018上半期
メディカル

コラム・事例・インタビュー

MR、医療機器営業、CRA、臨床開発、研究職、治験関連、安全性情報…など

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バイオベンチャーでの研究職採用が活発。異業種からの受け入れも増加傾向に

DODAキャリアアドバイザー  住永 正

メディカル業界の求人数は、例年1〜3月に急増し4月以降は落ち着きますが、2018年上半期も同様の動きを見せそうです。メディカル業界で求人数が多い主要4職種について、転職市場動向を紹介します。

(1)MR
業界全体で見るとMRの数は減少しており、求人も落ち着いていますが、2018年上半期では、新薬開発などのタイミングに合わせてスポットで求人ニーズが高まる可能性はあります。特にオンコロジー領域のニーズは継続してあるほか、大学病院担当MRの経験者やバイオ製剤の担当経験者を求めるケースも見られます。

(2)臨床開発
製薬会社では、これまでCROに任せてきた試験の一部を社内で行う企業が出てきており、CRAの採用は活発化しています。一方で、CROにまとめて試験を委託する製薬会社もありますが、CROでは新卒で入社したCRAが戦力化しており、中途で未経験CRAを採用するニーズは高くない状況です。3〜5年以上の経験者の求人は随時出てきています。また、医療機器メーカーでも、法改正に伴って治験の必要性が生じており、CRAの求人が多く見られます。

(3)研究職
研究職のニーズは引き続き高く、特にバイオベンチャーでの採用熱が非常に高くなっています。また、大手製薬会社では、一部開発の領域にまたがりますが、臨床企画や試験で得られたデータの解析などを行える人材を求めています。

(4)医療機器営業
求人数は微増の見込みですが、ここ最近の傾向としてMR経験者が医療機器営業に転職している事例が増えています。医療機器メーカーは外資系が多く、求人も比較的活発ですが、日系医療機器メーカーで進んでいた業界再編が一段落し、求人が増加しつつあります。

*1  CRO:Contract Research Organization/開発業務受託機関/医薬品の研究・開発を請け負うアウトソーシング企業

注目のキーワード

バイオベンチャー

創薬に投資するリスクが大きくなり、製薬会社では社内での研究は抑え、有望なバイオベンチャーへの投資・M&Aに力を入れるようになってきました。ここ数年で日本でもバイオベンチャーは増加しており、研究職や臨床開発のポジションを募集するケースが出始めています。早期研究の機会を求めるなら視野に入れるべき選択肢だといえるでしょう。

データサイエンティスト

製薬会社の工場では、IoTを活用した生産管理、サプライチェーンマネジメントのシステム導入が始まっています。そこでシステム全体を企画できるIT系エンジニアを採用しているほか、生産設備から上がってくるデータを解析できる人材のニーズも高い状況です。このポジションの場合は、メディカルに関する知見・バックボーンは求められません。

異業界とメディカル業界

数年前には、製造業が医療機器業界に参入する動きがありましたが、最近では診断薬を中心とした薬の製造にも進出してきています。食品メーカーや化学メーカーが、生産技術を活かして製薬会社から製造の部分を受託するといった動きが目立ちます。また、バイオベンチャーの増加に伴い、ベンチャーキャピタルが投資の目利きができるメディカル経験者を採用するケースが増えてきました。研究や販促の分野にも異業種が参入しているケースがあり、今後はさまざまな経験を持つ人がメディカル業界に参入する機会が増えていきそうです。

*2  CSO:Contract Sales Organization/医薬品販売業務受託機関

*3  KOL:Key Opinion Leader/メディカル業界において医薬や医療機器の購買に影響力を持つ医師

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