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転職市場予測2020上半期

メディカル

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臨床開発・専門職のニーズは安定的。医療×ITの領域でメディカル経験が求められる

dodaキャリアアドバイザー 井上 智恵

メディカル業界の求人数は、大きな増減なく推移するでしょう。

メディカル業界では例年、4月入社を目指して転職活動をする人が増えるため、それに合わせて企業側も採用を活発化させます。ただ、2019年からメディカル業界全体で経験者・即戦力採用の傾向が強まっており、特に臨床開発の分野では経験年数が厳しく見られるなど、ハードルが上がりつつあります。各社、「未経験者は新卒採用で、即戦力は中途採用で」という採用方針が鮮明になっています。

製薬会社はコア業務に特化し、オペレーショナルな業務は外部へ委託する動きを強めています。その影響で、CMO(医薬品製造受託機関)やCRO(医薬品開発業務受託機関)、SMO(治験施設支援機関)などのアウトソーシング企業でメディカル業界経験者の求人数は比較的安定しています。薬事、品質保証、品質管理、製造関連などの専門職については、求人数は少ないながら安定的なニーズがあります。
今後は研究や臨床開発、市販後においてもAIを活用した取り組みが増加してくるため、それに伴い人材の流れも変わってくる可能性が予想されています。

製薬のビジネスモデルの変化でCRA、MSLのニーズにも変化が

製薬の潮流は、一つの汎用性の高い新薬を開発して大量生産して多くの人に売るビジネスモデルから、再生医療や遺伝子治療などのオーダーメイド医療、バイオ医薬品やオーファン・ドラッグ(希少疾病用医薬品)などの開発へとシフトしています。

これにより、開発コスト、研究開発の難易度ともに上がっています。また、大手製薬会社では研究開発を縮小する傾向にあるので、バイオベンチャーが創薬の種(シーズ)を見つけて開発するまでを行い、見込みが立ったものは大手製薬会社がライセンスを買い取る、またはバイオベンチャーごと買収する流れができつつあります。こうした背景から、研究領域の転職は経験者であっても難航しがちなので余裕を持った活動計画を立てることをおすすめします。

また、再生医療、遺伝子治療、バイオ医薬品は対象となる患者が少ないため、市販前の治験で取れるデータのサンプルが限られたものになります。そこで「市販後に」データを集め、その薬の価値を最大化していく流れができつつあります。「リアルワールドデータの活用」と呼ばれるこの動きが注目されており、CRA(臨床開発モニタ)やMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)が新たな役割を担うようになっています。従来型のCRA経験者がリアルワールドエビデンスの収集に特化したCRAに転職したり、MRからMSLへ転職したりするケースもあります。

メディカルセールス経験者は、医療×ITなど業界外からのニーズも

医療機器業界では外資系(特に米国)を中心に次々と新製品を開発しており、医療機器営業の採用は引き続き盛んです。医療機器営業から医療機器営業への転職はもちろん、MRから医療機器営業に転職するケースも増えています。

近年、需要の安定したメディカル業界に食い込もうと、異業界の企業がメディカル業界へ参入する例が多く見られます。特に、病院向けの電子カルテ、経営支援システム、遠隔医療システム、製薬会社向けのマーケティング効率化のためのシステムを開発する企業の進出が目立ちます。そうした医療系IT企業や、デジタルヘルス関連企業などで、MRや医療機器営業の経験者が求められています。

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