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転職市場予測 2016下半期

メディカル

MR、医療機器営業、CRA、臨床開発、研究職、治験関連、安全性情報…など

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オンコロジー、学術的バックボーンなど、有利に転職できるキャリアが明確に

DODAキャリアアドバイザー 北吉 大輔

メディカル業界の求人数は、ほぼ変わらずに横ばいで推移しそうです。
この分野の求人ニーズは、MR、CRA、研究職、医療機器営業の4つに大別され、それぞれの傾向は次の通りです。どの職種も市場価値につながるキーワードがあり、該当する人は有利に転職できますし、2~3年をかけてキャリアに付加価値をつけていくことも考えられます。

(1)MR
MRの採用ニーズは領域を限定したものになりそうです。
プロモーションツールや医師のニーズの変化から、MRが提供する情報はより高度なものが求められています。KOL(※1)の先生方は「Webでは見られないような、面会の時間を割くだけの価値ある情報が欲しい」と考えており、薬剤に関する学術的な情報や、外部の医療機関での症例などの提供を期待しています。今、最もニーズが高いのはオンコロジー(がん治療)領域で、KOLの知的ニーズ、ビジネス上のニーズに応えられる知識や経験があれば、転職活動を有利に進められます。CSO(※2)についてもオンコロジーの経験が非常に高く評価されるのは同様ですが、それ以外の領域経験でも転職の可能性はあります。

(2)CRA
医薬メーカーのCRA採用は非常に限定的ですが、CRO(※3)は採用活発な状況が続きます。医薬メーカーは難易度の高い開発案件を内製する傾向があるので、オンコロジーまたは免疫療法、英語力、グローバルスタディ経験という高度なスキルセットが求められます。CROの場合は開発案件の数も種類も豊富なので採用要件にも幅があります。

(3)研究職
研究職の求人は上向きに推移しそうです。再生医療、免疫療法、遺伝子解析などの最先端医療が実用化の段階に進んできたため研究の案件が増加しており、こうした研究に特化したバイオベンチャー企業への転職や、学術的なバックボーンを活かして研究職からMSL(※4)に転職する例も出てきています。

(4)医療機器営業
医療機器営業の求人は横ばいでしょう。医療機器は手術用ロボットなどITテクノロジーの導入が進んでいて、医療機器営業の強化のための求人ニーズが出てきています。ほかにも再生医療の実用化、電機メーカー、化学メーカーなどの参入、治療用と診断用の機器の相互参入など注目すべきトピックスに伴って、求人ニーズは2~3年のスパンで徐々に増加しそうです。

※1 KOL:Key Opinion Leader/医薬や医療機器の購買に影響力を持つ医師

※2 CSO:Contract Sales Organization/医薬品販売業務受託機関/医薬品販売のアウトソーシング企業

※3 CRO:Contract Research Organization/開発業務受託機関/医薬品の研究・開発のアウトソーシング企業

※4 MSL:Medical Science Liaison/医薬の高度な専門知識を持ち、KOLや社内の関連部門の協業をサポートする

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注目のキーワード

オンコロジー

この数年、「メディカル業界の求人ニーズといえばオンコロジー」が合言葉のようになっています。どんなに狭き門に見える医薬メーカーでも、「オンコロジーの即戦力なら採用したい」と考えています。この先もしばらくはMRもCRAも、「医薬メーカーの自社採用はオンコロジー領域の経験者だけ」という状況が続くでしょう。

再生医療

再生医療がいよいよ実用化の段階に入ってきたので、研究、開発、品質管理・品質保証などの求人が徐々に出てくるでしょう。電機メーカー、化学メーカーの参入や提携の動きもあり、この先数年にかけて医療機器営業の採用強化が期待できます。

データサイエンティスト

MRやCRAの現場ではWeb化が既に定着していますし、IT搭載の医療機器から得られる情報も蓄積されています。こうした膨大なデータを分析・解析して、新たな製品や組織の業務効率化に還元するサイクルが確立しつつあります。製品とITの双方に精通して意味のあるデータを浮き彫りにするのがデータサイエンティストの役割で、今後のメディカル業界に欠かせない存在になると考えられます。志向によってはキャリアの選択肢の一つに入れておきましょう。

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