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転職市場予測 経理の転職市場動向 2025下半期

経理、財務、管理会計、内部統制…など、2025年下半期求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。

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2025年下半期、経理の求人数は増加する

2025年下半期の経理の求人数は、引き続き増加が予想されます。

求人ニーズの増加にはさまざまな理由があり、その一つに「2040年問題」が挙げられます。団塊ジュニア世代が定年退職を迎え、労働力不足が懸念されます。この状況を見据えて経理の体制を強化する動きが進んでいます。

また下半期特有の時期による求人数の変動があります。例えば7~9月は、株主総会や年度の決算を終えた企業が経理体制の見直しを図る時期のため、求人が増えるでしょう。10月~12月は、経理の繁忙期を迎える前に転職活動をする人が増えるため、それに合わせて人員を補充するための採用も行われる見込みです。

さらに近年、経理に求められる役割や業務が増えていることも求人増加を後押ししています。具体的には、「法令順守の強化による会計や税務の規制の厳格化」「ERPを導入する企業の増加」「内部統制・ガバナンス整備」などが昨今進む動きとして挙げられます。

経理職の転職、最新動向はキャリアアドバイザーにご相談を

2025年下半期の経理の転職でニーズの高い経験・スキル

2025年下半期の経理の転職で、アピールすべき経験やスキルを見ていきましょう。

若手層は日商簿記3級や2級に加え、会計ソフトを使い仕訳入力や決算補助に携わった経験を具体的に伝えましょう。小口現金管理、経費精算、入金処理など一つひとつの日常業務の経験が評価につながりやすくなります。

未経験から経理職に挑戦する場合は、日商簿記3級以上の資格を取得しておくことをおすすめします。それに加えて、実務経験のない状態からどのように成長していくのか、入社後を想定して取り組んでいることや、取り組みたいこと、工夫していることについて伝えましょう。

一方、ミドル層・ベテラン層は、決算以上の経験やリーダー・マネジメント経験が求められる傾向です。1人、または少人数のチームで働くことの多い経理職では、マネジメント経験の希少性は高く、今後組織の中核を担える人材かどうかを重視されます。直接的な経験ではなくても「育成・教育経験やプロジェクト推進」などの経験があると評価につながりやすくなります。経営陣との会議が多いポジションを希望するならば、経営的視点もアピールしましょう。

また、上場企業やその子会社では連結決算・開示など上場基準の会計処理、メーカーでは原価計算や関連システム導入の経験、TOEIC700点以上の語学力といった、経験・スキルと企業の特性との親和性も強みとなります。応募先企業と親和性が高い経験があれば、積極的にアピールしましょう。そのほか、IFRS(国際財務報告基準)、IPO、内部統制、監査、システム導入、DX推進、法改正への対応など専門分野に特化した経験があれば、希少な人材としてさらに評価されやすいでしょう。

こうした状況を踏まえると、法改正への対応や関連情報のキャッチアップ、新しい制度の導入経験などが、経理職の転職のアピールにつながると予想されます。

例えば、2025年度には育児・介護休業法や高年齢者雇用安定法などの改正法が施行されており、社内就業規則や福利厚生を整える企業が今後さらに増える見込みです。また上場企業や会計監査人を設置している企業を対象に、2027年4月以降に新リース会計基準が適用されます。2025年4月1日からの早期適用も認められており、企業には新基準への移行や準備などの対応が求められます。

加えて、アピールにつながりやすいポイントとして、2023年10月からスタートしたインボイス制度の導入対応、約束手形などの支払いサイトの変更の準備や対応に携わった経験なども挙げられます。

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入社後のポジションを、ていねいに説明する企業が増加

上半期から引き続き、2025年下半期も経理職では、経理としてさらに専門性を高めたい、スキルアップを図りたいとの理由で転職を希望する方は多いでしょう。そのため転職先ではどんな業務を任せられるのか、経理としてステップアップできるのかなどを気にする方も多くいます。

こうした状況を踏まえ、入社後に任せたい業務内容や期待している役割を、面接などを通じて応募者にていねいに説明する企業が増えています。

転職に関する悩みは、ぜひキャリアアドバイザーにご相談ください

dodaのキャリアカウンセリングでは職務経歴書の添削や面接対策などの実践的なアドバイスはもちろんのこと、どのような経験を積めば理想のキャリアの実現に近づけるかなど、転職市場の動向を踏まえたキャリアプランのアドバイスも受けられます。

「キャリアの棚卸しや強みの分析がしたい」「転職理由の伝え方やスキルのアピール方法が知りたい」という方はぜひ、キャリアアドバイザーにご相談ください。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

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