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転職市場予測 人事の転職市場動向2024上半期

人事、採用・教育、給与・社保、労務、人事制度…など、2024年上半期の人事における求人数の増減や求人トレンド、採用ニーズなどの転職市場予測をご紹介します。

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2024年上半期の人事の転職市場は好調。中でもITや物流業界が活況

2024年上半期、人事の求人数は増加することが予想されます。

その背景には、コロナ禍で採用を中断した企業の採用再開や、働き方改革による人事制度の策定・改定があります。なかでも、成長産業であるIT業界や人手不足が予想される物流業界では求人増加が顕著になりそうです。

以下でそれぞれ解説します。

コロナ禍で採用を中断していた企業の採用再開

コロナ禍で採用を一時中断していた企業が求人を再開し、採用枠の拡大で「採用」ポジションが、入社手続きや労務管理で「労務」ポジションが、それぞれ増員のニーズが高まっています。これらのポジションは、若手を未経験から採用し、育てようとする企業も多く見られますが、未経験でも応募ができる求人は採用枠も埋まりやすく充足する企業も少しずつ出てきています。

しかし、IT系企業では「2025年の崖(2025年問題)(※1)」の対応、物流系企業では、ドライバーの不足が懸念される「2024年問題(※2)」に対応すべく、まだまだ人手を必要としているため、しばらくは増加傾向が継続する見込みです。

  1. ※1:企業がITシステムの老朽化などに対し、DX化を進めなければ大きな経済損失につながるといわれている問題
  2. ※2:働き方改革関連法によりドライバー1人当たりの労働時間の短縮が推進されることで業界全体の輸送量の減少が懸念されている問題

働き方改革による人事制度の策定・改定

少子高齢化による人手不足の企業では、社員満足度の向上や離職防止が課題です。こうした課題に対し最近では、転勤がない「地域限定社員」を従業員が選択できるような人事制度を設けるケースも増えています。また、男性育休制度の推進や賃上げに伴う賃金規定、評価制度の見直し、フレックスタイム制度の導入の対応なども、「労務企画・人事制度」の求人増加を後押ししています。

2024年上半期の人事の転職市場で評価につながる経験や資格

2024年上半期の人事の転職で求められるスキルや経験は、ポジションごとに異なります。

先述したように「採用」「労務」ポジションでは、求人を再開し始めた企業がポジションの体制を強化しているため、未経験者・経験者ともにチャンスが広がっています。

経験者は、「採用」ポジションではこれまでの業務の中で、採用手法の見直しや改善など課題や採用目標に対して工夫した経験を、「労務」ポジションでは、対応してきた人数や業務範囲、使用していたソフトなどの実務経験を積極的にアピールしましょう。

未経験者は、「採用」ポジションでは、コミュニケーション力の高さ・これまでの業務の中で、目標に対してどんな工夫をしてきたか、採用に関する知識、「労務」ポジションでは、労務の知識習得に向けて自己研鑽していることや業務効率化の経験、正確な事務能力などをアピールしましょう。

「労務企画・人事制度」は、実務経験を重視する傾向にあります。社員の定着や離職防止の観点から、転勤をなくすことを目的とした人事制度の導入経験や男性育休制度の推進、賃上げに伴う賃金規定や評価制度の見直し、フレックスタイム制度の導入を進めようとしている企業が増えているため、これまでの経験で何かしらの人事制度の策定や改定・法改正への対応に取り組んだ経験があればアピールしましょう。

また、転職に必須ではないものの、社会保険労務士の資格があると高く評価されやすいです。社会保険労務士の取得を目指して勉強している人も、その姿勢を評価してもらえる可能性があるので、応募書類や面接などで伝えてください。

さらに管理職ポジションでは、若手社員の離職やダイバーシティ促進などの人事課題解決の経験があると評価につながりやすくなります。

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2024年上半期の人事はワーク・ライフ・バランスを保った働き方が可能に

多くの企業で男性の育児休暇制度の導入が進んでいます。また、フレックス制度を導入する企業も増加するなどワーク・ライフ・バランスを保ちやすい傾向にあり、こうした制度の導入が進んでいる企業は、子育て中の求職者を中心に広く人気を集めています。

リモートワークを導入する企業が増えていますが、必要に応じて出社を求める企業も増加傾向です。例えば「採用」ポジションでは、応募者の雰囲気を掴みやすいなどの理由から、面接を対面で行う企業が増えています。また、給与計算など機密性の高い社内情報を扱う「労務」ポジションや、対面のほうが研修の実施をしやすいと考える「研修」ポジションも必要に応じて出社を求められるようになっており、完全リモートワークではなく、リモートワークと出社を両立させたり、完全出社に切り替えたりする企業が増えています。

2024年上半期人事の採用は活況、自分の強みを明確にしてチャンスをつかもう!

2024年上半期の人事の転職市場では、自分の希望に合った企業選びもかないやすくなっています。一方、採用が充足し始めるとより慎重に選考を進める企業もあることから、転職活動ではしっかりと自分の強みを企業に伝え、組織や会社にどれだけプラスの影響を与えられるかをアピールすることが肝心です。

皆さんのこれまでの経験の中から、目指す業界や企業にフィットする強みや可能性を見極めるのがキャリアアドバイザーの役割です。プロの力を活用して、転職を成功させましょう。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

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