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転職市場予測2020上半期

化学・素材

(化学・素材などの業界)研究、開発、品質管理、品質保証、技術営業、分析・評価…など

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化学系エンジニアは経験者の採用が中心に。開発・生産技術のニーズ高まる

dodaキャリアアドバイザー 藤原 翼

化学系エンジニアの求人数は、やや減少する見込みです。

ただ、これは業界の景況感に陰りが見えるということではなく、例年の動きです。化学業界は新卒採用に力を入れる企業が多いので、新卒採用を行う1〜6月は中途採用を抑制する傾向があるためです。中途採用の求人は、経験者・即戦力の募集が中心となるでしょう。

2019年、化学業界の明るいニュースとして、リチウムイオン電池を開発した日本人研究者がノーベル化学賞を受賞しました。日本の材料分野の強さと存在感を世界に示しました。リチウムイオン電池は、ここ数年好況が続く自動車業界でも車載電池として使われており、電池メーカーや電池に使う材料メーカーなどで求人は活発です。

ほかにも、自動車メーカーおよび自動車部品メーカーでは、金属部品をプラスチックに代替するための材料開発、ボディ、内装・外装に使われる樹脂、フィルム、塗料などを開発する化学系エンジニアが引き続き求められています。

また、自動車業界と並んで近年、化学エンジニアの求人が多かった半導体・電子部品関連の電子材料分野も採用熱は高い状況です。半導体メーカーのほか、半導体製造装置メーカーでも、材料開発、プロセスエンジニアのニーズが継続し、経験の浅い人にも転職のチャンスがあります。また、5G(第5世代移動通信システム)への転換により、自動運転システムやIoTに使われる通信機器などに関する材料開発のニーズも出てくるでしょう。

開発・生産技術などの求人ニーズがより顕著に

化学メーカーの求人ニーズを職種別に見ると、基礎研究などの研究職に比べて、開発や生産技術など、いわゆる川下の工程の職種のニーズが増してきそうです。業界全体で、新しい材料を開発して「さあ、この材料を何に役立てるか?」という考え方から、マクロな視点では環境問題など、ミクロな視点では顧客のビジネス課題など、既に見えている課題の解決に向けた動きに重きを置くようになってきています。そのため、顧客とやり取りしながらニーズを把握し、そこに対して技術で課題解決できる開発職が求められるようになってきました。

また、化学メーカーが競合他社と差別化を図るポイントとして、「新素材・新材料を創出する」だけではなく、「既存のもの、またはそれに近いものを安定的に、コストを抑えて生産する」こともより重要になります。そのため、求人数自体が大きく増えているわけではありませんが、今後、生産技術の経験者の市場価値は高まっていくでしょう。

化学系エンジニア経験の可能性の幅広さを知ろう

若手の化学系エンジニアがはじめて転職を考えるとき、どうしても大学・大学院での研究の延長で転職先を探す傾向があります。しかし、実社会で基礎研究よりも開発に重きが置かれる中で、「大学時代に取り組んでいた研究を企業でも続けたい」といった新卒時の就職活動と同じような視点で転職先を探すと、キャリアの可能性を狭めてしまいます。

化学系エンジニアの知見を欲しがる企業は、化学メーカー以外にも自動車、電機、半導体などさまざまな業種にあります。「自分の経験・知見をどこが買ってくれるのか」という視点で転職活動をすることが、キャリアの可能性を広げるはずです。

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