この記事は2020年1月に公開しました。
次回は2021年1月に更新予定です。
化学・素材メーカーは即戦力採用の傾向が続く
dodaキャリアアドバイザー 藤原 翼
化学・素材メーカー全般ではコロナの影響による大幅な求人減少は見られていません。もともと経験重視で採用する傾向があるのですが、コロナ以降もピンポイントで経験者を採用するニーズが続いています。しかし、やはり採用のハードルが高くなっているため、即戦力として活躍が期待できる中堅・ベテランの経験者を優先することが多いでしょう。
高機能・高付加価値材料、マテリアルズ・インフォマティクス、SDGs、化学物質管理、ヘルスケアなど化学領域におけるトレンドに関連する求人が出てくる可能性がありそうです。
経験が十分でないという方は第二新卒歓迎・ポテンシャル採用の求人が出たときにチャンスを活かせるように、学生時代の研究も含めてこれまでの経験を棚卸ししておくとよいでしょう。
技術的なスキルのほかに、対人スキルや臨機応変さもアピールできる
転職活動を通じて企業側が見ているのは、「任せたい業務があるが、社内の人材では足りない」という採用ニーズに対して、技術的なスキルや経験がどれだけマッチしているかです。
これに加えて、社内外を問わず関係者と折衝・調整する力や、周囲の人を巻き込みながら物事を前に進める力、さらに、ときに自分の担当範囲を越えて幅広く臨機応変に対応する姿勢も評価ポイントの一つです。
職務経歴書なら、技術的な専門性・得意分野を書くのはもちろん、「どのような課題に対し」「何を考え」「どのように取り組み」「どのような結果につながったのか」という一連のプロセスを整理して伝えると仕事ぶりも伝わるでしょう。
まずは情報収集として「活動」をしてみて、転職するかどうかの「決断」は後からでOK
ほかの業界と同様に、化学・素材メーカーも採用には慎重かつ消極的になっているので、何らかの事情で転職をお考えの場合は今までよりも一段積極的に情報収集や応募といった「活動」をしてみないと、手ごたえを得にくくなりそうです。転職活動を通じて自分自身にどんな可能性があるのか探ってみて、その結果として最終的に転職するかどうかの「決断」は慎重になってしかるべきだと思います。
どんな「活動」をしたらよいのか、「決断」をするためのポイントは何かなど、分からない点はキャリアアドバイザーがお力になりますのでお気軽にご相談ください。
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