ITエンジニア向け:面接通過率を確実に上げるポイント
日々カウンセリングでお会いするエンジニアの方から、「一次面接は通過するのですが、最終面接がどうしても通過できません」「スキル不足で通過できないことが多いです。書類選考を通過しているのに、どうして面接で落とされるんでしょうか」と相談を受けることが多くあります。
失敗パターンとして多いのは、面接官に対して「技術力や経験を十分に伝えきれていない」「入社後に活躍する活躍するイメージの印象づけができていない」ことにあります。
今回は面接に不安があるエンジニア、これから面接を迎えるエンジニアの方向けに、必ず意識して準備いただきたいポイントをお伝えします。
■一次面接編:経験は「ある」「ない」ではなく、「ある」の詳細を説明する。
一次面接のポイントは、面接官があなたの活躍する姿を具体的にイメージができるよう説明することです。理由は、一次面接では即戦力になるかを見極めるため、技術的な能力や経験を確認することに時間が割かれるからです。
そこで意識してほしいことは、経験が「ある」ことを説明する上での具体性です。書類選考が欲しい経験が「ある」ことをチェックするのに対し、一次面接は欲しい経験をどの程度保有しているのかを具体的に確認する場になります。
そのため、「リーダー経験はありますか」という面接官の質問に、「3つのプロジェクトでプロジェクトリーダーをしており、リーダー経験は豊富です」と回答しては、あなたの能力を測る情報を伝えきれていないことになります。
面接官にあなたの技術レベルと経験を伝える上で、どの程度経験があるのか(定量)、その中で何にこだわっていたのか、どのような工夫と努力をしてきたのか(定性)、を必ず盛り込んでください。次は事例になります。
「過去3つのプロジェクトでリーダーを任されていました。その中で私が担当していたのは進捗管理と品質管理で、協力会社を含め10名のマネジメントをしていました。私がリーダーとして最も重きを置いていたことは、要件定義時のスコープの擦り合わせです。なぜなら…」
一次選考を通過できない方は面接前の準備が足りず、経験があっても「スキル不足」と判断されている可能性があります。心当たりがある方はぜひ見直しをしてみてください。
■最終面接編:
役員は「今のあなた」よりも「未来のあなた」を見ている。中長期的なキャリアプランを描き切れ
最終(役員)面接で不採用となる理由の大半は、「将来のあなた」を面接官がイメージできないことにあります。
一次面接を通じて現場は「今のあなた」の人柄や経験を評価しているかもしれませんが、役員は「未来のあなた」を見ています。そこで面接官を納得させるには、中長期的なキャリアビジョンとキャリアプランをどれだけ意欲的かつ具体的に自分の言葉で説明できるかがポイントになります。
例えば、「今後、何を目指していきますか」という類の質問。
よくあるNG回答が「上流工程を担当できるプロジェクトマネジャーになりたいと考えています」というものです。役員の立場に立つとそれだけでは説得力がなく、応募者の意欲も感じられません。そのため、なぜプロジェクトマネジャーになりたいのか、どんなプロジェクトマネジャーになりたいのか、そのためにはどんな知識・経験を積んでいく必要があるのか、を自ら語れることが大切です。一貫性のある強いメッセージが役員に届けば、必ず内定を得ることができるでしょう。
dodaのキャリアアドバイザーは、このような面接通過率向上のための面接対策セミナーや個別の面接対策を行っています。また、経験の棚卸しや将来ビジョンの設計もお手伝いさせていただいています。
エンジニア個人では難しい作業ですので、エンジニア専任のキャリアアドバイザーを活用し、「今のあなた」と「未来のあなた」を最大限に伝えてください。
IT・Web領域専任キャリアアドバイザー 横山 泉
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