これから注目すべき技術トレンドと求人動向について

IT・Web領域専任キャリアアドバイザーの髙島 満です。

スマートデバイス、クラウドコンピューティング、ビッグデータ――。

急速に変化する技術環境の中で技術トレンドを調査できず、自分ひとり取り残されるのでは、と不安になるITエンジニアの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、さまざまな技術の中でニーズが拡大していくと推測される技術と、その技術が活用される領域の求人動向を併せて取り上げてみたいと思います。

私が注目している技術の一つがインメモリ技術です。インメモリ技術は「演算処理にハードディスクを使わず、メモリだけで終える技術』です。

ビッグデータの時代では、膨大なデータから適切な情報を迅速に選び出し、活用することが求められます。インメモリ技術が活用されればハードディスク経由の処理より10万倍の速度で処理することができるため、ビッグデータ時代の注目の技術といえるでしょう。ただし、適正なソフトウェア選択やデータ管理の仕組みの難しさ、高単価という課題が現在も残っています。ただその課題もメモリ単価の下落に伴い解決し、今後のトレンドになることは間違いないと考えています。

インメモリ技術の普及で注目される求人は、クラウドベンダー、データセンターなどの事業を持つIT企業の技術職の求人です。ただ、クラウドベンダー、データセンター系の求人は希少です。一方で注目されるのが、BIエンジニアやBIコンサルタントといった求人です。

クラウドベンダーの求人職種に比べ、BIエンジニアやBIコンサルタントは「データベース設計経験」を活かせるなど、応募間口が広いという特徴があり、インメモリ技術に触れる機会も期待できます。そのため、ニーズの増加に伴い、多くのITエンジニアにキャリアチェンジのチャンスが生まれるでしょう。

技術革新は、転職市場に大きな影響を及ぼします。今回ご紹介したインメモリ技術の領域では、リレーショナルデータベース経験があり、BI領域に興味があるITエンジニア向けの求人が増えることが予想されます。今後の市場拡大が見込まれる領域。私たちdodaのキャリアアドバイザーは、IT業界の動向を背景とした最新の求人動向をお伝えいたしますので、ぜひキャリアのご相談においでください。

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