Web・クリエイティブ業界の転職における「安定性」とは？

Web・クリエイティブ業界で転職をお考えの方を担当する、キャリアアドバイザーの安斎昌朗です。

好転してはいるものの楽観視はできない景況感の中、転職で「安定性」を求める転職希望者の方とお会いすることが多くなっています。そこで今回は、Web・クリエイティブ業界における「安定性」についてお話しします。

私は、転職における「安定性」として、2つあると考えています。

（1）　転職先の企業に対する、倒産、解雇などがない雇用の安定性
（2）　業務上で必要とされる経験・スキルを身につけることでの高い市場価値に伴う雇用の安定性

（1）に関しては、企業規模や事業の将来性、財務諸表など、会社に関わるさまざまな項目を総合的に判断していかなければなりません。ただし、動向の激しいWeb・クリエイティブ業界では、過去の業績や現在の規模だけでは一概に判断できず、新しいサービスの開発によっては、突如ベンチャー企業が躍進するというようなことも珍しくはありません。企業に対して安定性を求めるとなると、不確かな要素が多く、転職先の選定を難しくしてしまいがちです。

一方、（2）の考え方では、一度専門性・スキルを身につけてしまえば、あとはどのように専門性・スキルを転職先で活かせそうか、ということだけを考えればよくなります。 Web・クリエイティブ業界は、他の業界と比較をすると歴史の浅い業界です。「安定性」を求めたい、という希望をお持ちの方は、「入社すると、どのような専門性を身につけることができるのか」「どのようなスキルで自身の市場価値を高めることができるのか」などと、主体的に専門性・スキルを身につけていくことがとても重要となります。 最近のWeb・クリエイティブ業界の転職市場では、SEM・SEOの経験・知識や、FlashやActionScriptを用いた経験のある方が、複数企業から内定を勝ち取られるケースが増えてきました。自身で希少性の高い専門性・スキルを身につけた結果として、市場から引く手あまたとなるほどに市場価値を高めることができたと言えるでしょう。

自分自身の可能性の幅を広げるためにも、「安定性」をただ企業に求めるのではなく、同時に自身の専門性・スキルをどのように高めていくのかということも重要になります。専門性・スキルを活かしてどのような転職先が考えられるのかというお悩みがある方は、ぜひキャリアアドバイザーにご相談ください。

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