今後のトレンドを見据えたキャリアプランニングを！

Web・クリエイティブ業界で転職をお考えの方を担当する、キャリアアドバイザーの菅原将太です。今回のコラムは「転職市場で評価されるキャリア」をテーマにお送りしたいと思います。

企業に所属して仕事をしていると、どうしても担当している業務にかかりっきりになってしまい、いざ転職しようと思ったときに「実は持っているスキルは転職市場では評価が低かった」という事態に陥ることがあります。せっかく頑張って仕事をしてきたのに、それが市場で評価されないなんて悲しいですよね。そうならないために、市場で価値あるスキルを身に付けるには、どんなことに気をつければいいのでしょうか？

【1】今のトレンドを知る

まずは今、業界でどのようなトレンドがあるのか、ということにしっかりとアンテナを張る必要があります。2010年はソーシャルメディアに沸いたWeb業界でしたが、今年2011年にはAndroidを中心としたスマートフォン市場の広がりが顕著となりそうです。このように、まずは「今何が流行っているのか？」に敏感になる必要があります。

【2】将来のトレンドを読む

今のトレンドを把握したら、次は将来のトレンドを予測してみましょう。別に経済評論家のような予測が必要なわけではなく、「すでに流行の兆しがあるもので、さらに成長が期待できそうなもの」という視点で問題ありません。今年2011年であれば、FacebookやLinkedInの上場観測、HTML5の最終草案発表、LTEや「光の道」構想の進展、SIMロックフリー、アナログテレビ放送終了など、サービスの母体や規格、インフラに大きな転換がありそうです。

【3】トレンドに沿ったキャリア構築を図る

上記のトレンドを踏まえ、「トレンドに沿った＝市場で価値のある」キャリアを積むことが重要です。とは言っても、すぐに所属企業で希望の業務に就くというわけにもいかないことがほとんどでしょう。でもそこは焦らなくて大丈夫です。転職市場のトレンドは、世の中のトレンドより少し遅れてやってくる」という定説があります。今流行しているものは、だいたい半年～1年後に転職市場でのトレンドになるという意味です。つまり、将来のトレンドはそのさらに先に転職市場のトレンドとなります。

すでに転職しようと考えている方は、まずは現時点でトレンドのスキルを、将来の転職を考えている方は予測できる将来のトレンドに関わるスキルを、それぞれ積むことで転職市場での価値向上につながるはずです。

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