誰にでもできる!職務経歴書・面接での強みの伝え方
Web・クリエイティブ業界で転職をお考えの方を担当する、dodaキャリアアドバイザーの前場 睦です。
今回の「Webクリエイターの転職力アップ法」では、自身の経歴とその中で培った強みを、職務経歴書や面接を通じてどのように伝えると良いのか、お話ししたいと思います。
採用担当者は、一日に何通もの応募書類に目を通しています。そんな採用担当者に、あなたの書類に目を留めてもらうために大切なことは何でしょうか?
豊富な経験を書き連ねることでしょうか。それとも、簡潔に個条書きすることでしょうか。それは自分で客観的に職務経歴書を見てみた時に分かることかもしれませんが、意外と単純で「見やすさ」と「分かりやすさ」です。
例えば、作ったWebサイトを言葉だけで説明するのは難しいですよね。でも、URLと共にトップページの画像が職務経歴書に貼ってあれば、それだけでWebサイトのイメージや印象がぐっと伝わりやすくなります。そんな見やすさ、分かりやすさです。
書類選考の関門の前で、より自身の経歴や強みを見やすく、分かりやすく伝えるために、簡単にできることがあります。ここが今回のポイントです。
■ 課題・背景・状況
■ 意図・目的
■ 行動・提案
■ 結果
自分の一番アピールしたい仕事の事例(どんな仕事でも大丈夫です)を上記の4つのポイントに照らし合わせて書き出してみること、これがすべてです。
どんな仕事でも、あなた自身が「これは頑張った」と言えるような、思い入れのある事例が1つや2つはあるはずです。それをどう応募書類で「見やすく」「分かりやすく」記載できるか、これが書類選考通過の大きな分かれ目になるのです。
例えば、担当案件を記載する時に、「自社ECサイトの制作・運用」と記載するだけでは、ただ言われた通りに制作・運用しただけなのか、そこに工夫や意志があったのかは読み取れません。
では、これを以下のように変えてみるとどうでしょうか。
【自社ECサイトの制作・運用】
■課題・背景
季節変動による売上の落ち込みが激しい
■意図・目的
1. 季節変動を補完するためのプロモーション施策の検討・実行
2. サイト内回遊を誘導し、離脱要因を低減する
3. サイト来訪を強化する
■行動
1. 特集ページ内に純広告(代理店経由)枠の設置、ショッピング、デジタルコンテンツの紹介
2. 各カテゴリに相互リンク
3. プレゼントキャンペーンの実施(1カ月ごとにプレゼント内容を変更)
■結果
ショッピング、デジタルコンテンツの売上アップを実現
月間売上 1000万円→1500万円に増加
どんなことに注力し、自分なりに提案し、改善したのか、その結果がどんな形で現れたのかがとても分かりやすく、採用担当者も、「この考え方を、我が社で活かしてもらえるんじゃないか」と興味を持てるようになるはずです。
「■結果」のところに数字があれば説得力が増しますが、記載できる数字がなくても、例えばユーザーからの評判などを記載すればよいでしょう。
このようなフレームに沿った経歴の洗い出しは、職務経歴書作成だけでなく面接にもしっかりと役立ちます。
ただ、自分の強みや考えたこと、工夫などは意外と自分では分からないこともあると思います。そんな時こそ、私たちの出番です。皆さんの経験してきたことを聞きながら、あなたの強みやアピールできる工夫などをアドバイスさせていただきます。
カウンセリングをしていて、「アピールできるような実績はないと自信がなかったのに、自分でもこういうふうにまとめればいいんですね!」とうれしそうにお話しいただくこともあります。職務経歴書の作成は自分を見直す、転職活動の第一歩です。今回ご紹介した方法も参考にしながら、気になったこと、ご相談があれば、ぜひお気軽にお声掛けください。
Web・クリエイティブ業界専任キャリアアドバイザー 前場 睦
- ネットショップ店長、Webデザイナーなど、ECサイトに関わる求人特集
- Webプロデューサー/ディレクター、Webデザイナー、Webマスターなどの求人はこちら
- ゲーム関連業界のプログラマ、デザイナー、ディレクター、プランナーなどの求人はこちら
エンジニア特有の転職成功ノウハウや市場動向をご紹介 |
||
インフラ領域特有の転職成功ノウハウや市場動向をご紹介 |
||
クリエイター転職特有のノウハウ・事例などご紹介! |
||
先端を走る技術を、ギークに学ぶ |
簡単登録で最新の転職情報、
希望の求人が届く