面接官が「入社して何をしたいか」を聞く本当の理由
Web・クリエイティブ業界で転職をお考えの方を担当する、dodaキャリアアドバイザーの森田千瑛です。今回の「Webクリエイターのための転職力アップ法」では、面接でしばしば聞かれる「入社して何をしたいか」という質問にどう答えるかについてお話ししたいと思います。
最近、転職希望の方とお話をする中で、「働いたこともない会社で“何をしたいか”と聞かれても分からない」「まずは御社の力になりたい、と言ったら不採用になってしまった」といったご相談をいただきます。一方で企業側の面接官からは、「何がやりたいのか見えない」「あまり就業意欲が高くないのでは?」というようなコメントを受けることも少なくありません。
では、この質問に対してどのような答え方をすると良いのでしょうか。
まずは自分の「ありたい姿」を明確にする
面接官はこの質問によって、「どのような目的を持って仕事に取り組むタイプなのか」を見極めようとしています。その答えを通して、組織や業務に対して「どのように貢献してくれそうか」をイメージできるからです。
ですから、答える際は、入社後に実際にそういう仕事をするかどうかではなく、ご自身が今後どのような人でありたいのか、どんな目的を持って仕事に取り組みたいのかを伝えることが求められます。
クリエイターの場合は、「常に現場にいて新しい技術を追っていきたい」という職人気質なタイプや「クリエイティブな業務以外の仕事(マネジメントなど)も幅広く学んでいきたい」というゼネラリストなタイプなどに分かれることが多いと思いますが、そのような仕事に対する姿勢・態度を伝えましょう。また、そう考える根拠を具体的に話せると、より効果的です。
「ありきたり」なビジョンよりも「あなたらしい」ビジョンを
面接官は、「入社後に活躍しているイメージが持てるか」を見ていますが、「ありきたり」で漠然としたビジョンを話しても「信憑性に欠ける」と思われがちです。
では、信じてもらうためにはどうすればいいのか。それは「自分らしい」ビジョンを語ることです。「これまで仕事上でこだわってきた点」「人からよく褒められる点」などは他者(組織や社会など)に貢献できるポイントであると同時に、あなたらしさの要素となっていることが多いものです。そのポイントを元に「こうして働いていきたい」というビジョンを作り上げることで、他の方とは違う、「自分らしい」ビジョンになります。さらに過去の経験などを交えて話すと、面接官からの信用度もより高まるはずです。
このように考えていくと、面接で伝える内容がより明確になるはずです。自分だけでは整理しにくいという方は、私たちキャリアアドバイザーが客観的な立場からアドバイスすることもできますので、ぜひご相談ください。
Web・クリエイティブ業界専任キャリアアドバイザー 森田 千瑛
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