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業界専任キャリアアドバイザーの連載コラム Webクリエイターのための転職力アップ法

ソーシャルゲーム関連の求人ばかりで困っているあなたへ

2012.12.10

Web・クリエイティブ業界で転職をお考えの方を担当する、dodaキャリアアドバイザーの菅原将太です。昨今の求人市場を賑わせているソーシャルゲーム業界。業界全体の業績も右肩上がりで、日本の経済における重要な一角を担うほどとなっております。一方で求職者の方とお会いして感じるのは、「ソーシャルゲームに興味がない」という理由からソーシャルゲーム企業への応募を敬遠している、または応募先候補から外している方が多いということです。

では、ソーシャルゲーム関連企業へ応募ないし入社している方々は、すべてソーシャルゲーム好きなのか。答えは「NO」です。では、とくにソーシャルゲームを好きなわけではない彼ら・彼女らは、どのような理由で応募・入社を決めたのでしょうか。

スマートフォンに携われる

スマートフォンはWeb業界でサービス展開する上でもはや外すことができないデバイスとなっています。そんな中、現在所属している企業や事業内容によってスマートフォンに携わることができず、スキル・経験が市場トレンドから離れていくことに危機感を感じている方もいます。そういった方にとってはほぼ間違いなくスマートフォンに携われるという点が魅力に映り、結果的にそれが入社理由となっています。

マーケティングスキルが身につく

これは意外と思われる方もいるかもしれませんが、ソーシャルゲームはマーケティングデータの塊です。日ごと、時間ごとでユーザー動向を見極め、それに瞬時に対応しユーザーニーズに応える。短期間でこのPDCを回し続けることでマーケティングスキルが身についていきます。ただの制作者ではなく、ビジネス視点を持ったクリエイターになりたい、という考えの方にはこういった点が魅力として映ります。

グローバルキャリアを身につけられる可能性がある

これは上記2つと比較すると「可能性」という表現にはなってしまいますが、現在のWeb業界において海外展開の可能性が最も高いのがソーシャルゲーム企業です。すでに進出している企業も数多く、入社後にグローバルプロジェクトに携わっている方の話もよく聞きます。将来的には日本に留まらず海外を相手にしたビジネスをしたい、という考えの方には、それを実現する可能性が高いことが入社の決め手になっています。

これらが「ソーシャルゲームへの関心が低い(いわゆるゲーム好きではない)人がソーシャルゲーム企業に入社を決めた」理由の主なものです。携わるサービスに興味を持つことはもちろん重要なことではありますが、サービスやプロダクトに興味を持てなくても「どんな経験が積めるのか」という視点で見ると、キャリアの可能性が広がります。市場ニーズと自身のキャリアプランをどう関連づけるか、私たちキャリアアドバイザーが客観的な立場からアドバイスすることもできますので、ぜひご相談ください。

Web・クリエイティブ業界専任キャリアアドバイザー  菅原 将太

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