実務経験が足りないデザイナーが書類選考を突破するための3つのポイント
この実務経験を持っていないので、応募をあきらめよう―
そんな経験を持つ方は多いのではないでしょうか。例えば、HTML5を実務で使ったことがあるクリエイターに対する企業の採用ニーズは高まってきていますが、そういう方はマーケットに非常に少ないのが実情です。こうした状況下で、実務未経験の方は採用側にどうPRすればよいのでしょうか?今回はHTML5を例に、実務経験が足りない場合でも書類選考・面接を通過するための3つの方法を紹介します。
1)成果物を作り、アピールする
実務でHTML5に触る機会がないのであれば実務外で触るべし、ということです。とにかくHTML5を勉強し、まずはスマホサイトやアプリを作ってみる。乱暴な言い方をすればクオリティは二の次です。まずは「HTML5を勉強してサイトやアプリを作った」という実績をアピールします。この方法を取るとHTML5のスキルをアピールできるのと同時に「意欲的にスキル向上に励んでいる」という上昇志向や知識習得スキルもアピールできます。注意しなければいけない点は「勉強している」という姿勢だけではダメということです。あくまで成果物に対するの評価となるのでとにかく作ってみること。これが重要です。
2)周辺技術でアピールする
こちらはHTML5以外の実務経験を転用してアピールする方法です。JavaScriptやCSS3、ActionScriptといった技術がそれに当たりますが、企業側がHTML5のスキルを欲している背景の一つとして「ユーザーに適切なユーザビリティ、UIを提供するため」という点があります。HTML5をあくまでツールの一つと考えると、「ツールは違うけどこの技術でこんなにイケてるUIを作ったぜ」ということをアピールできれば「この人はほかの技術でも同じようなクオリティを発揮できる可能性がある」と判断される確率が高まります。また職務経歴書や面接においては「なぜそのデザイン、UIにしたのか?」という制作者の意図を伝えることが重要です。基本的には制作物やポートフォリオで判断される場合が多いのですが、この「制作者の意図」を伝えることで「考えて作っている人」という人物像を伝えることができ、スキルや経験にプラスαで評価を得ることが可能です。
3)トレンドへの敏感さでアピールする
上記2点は具体的なスキルでのアピールです。3点目はトレンドに対する姿勢や新しい情報に対する感度をアピール方法です。HTML5は新しい技術ですので、そのほかの新しい技術や情報に敏感であることがアピールにつながります。例えば面接で「最近気になっている技術」を聞かれたときに「なぜ気になっているのか」まで話せるとトレンドと自分がやりたいことを結び付けられているという評価につながります。また「最近話題になったサービス」であれば「なぜ話題になったのか」という背景を話すことで、ただトレンドに敏感なだけでなくそれを一段深掘ることができる思考力の高さを伝えられます。技術的なアピールと併せてアピールできると相乗効果につながります。
求人の採用要件に載っている内容はあくまで目安です。「この技術は自分にはないから応募しても無理だな」とあきらめるのはまだ早いかもしれません。自分の技術や経験のアピールの仕方がわからない方は、ぜひキャリアアドバイザーにご相談ください。
Web・クリエイティブ業界専任キャリアアドバイザー 菅原 将太
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