もったいない!ひと工夫すれば書類選考を通過できるデザイナー・プランナーの改善点とは
「幅広くWeb制作に携わったので、オールマイティに対応できます」
あなたはこのアピール文面を読んで、どう思われましたか。書類選考、面接時において、幅広い経験をアピールすることは専門性がないことを暗に伝えることになり、不採用になるケースが多くなってきています。昨今、求人数の増加に合わせてご転職希望の方も増えていますが、事例のようにアピール方法を間違えてしまい、惜しくも書類選考・面接を通過できない方が多くいるように見受けられます。今回は、そんなデザイナー・プランナーのために、応募書類の改善点についてお伝えします。
1.自分の専門性を明確化すること
一番有効な改善点は「ご自身の専門性を明確化する」ことです。5年前までは、Web制作の構造を理解し、Webサービスを正しく運用・管理できる方は基本的に書類選考を通過していました。しかしながら、最近はWeb業界での仕事経験をお持ちの方も増えましたし、Web技術も高度化していますのでWeb業界で働いていたというだけで面接に呼ばれることはまずありません。そのため、まずはご自身の強みを明確に定め、アピールすることが重要です。
例えば、デザイナーであれば、
・デザインのオリジナル性、機能性で他サイトと差別化を図るデザインができる方
・最新の技術を取り入れて制作をされているかどうか
・具体的には、HTML5、CSS3、JavaScriptを用いた制作経験がある方
プランナーであれば、
・独自のマネタイズ方法や集客方法を駆使し、新しいサービスの形を生み出すことができる方
・あるいはより細かく莫大なユーザーデータを元に改善を図れる方
…という具合に、求められるレベルは上がっています。
大切なのは、自分が何の専門家なのかを明確にすることです。
・サービス企画(マネタイズ)
・サイト/コンテンツ企画(ディレクション含む)
・UI・UX設計
・集客/CRM
・データ解析
・実制作(デザイン、コーディング)
・運用・改善
以上のように、さまざまな切り口がありますが、どこに強みを持った専門家なのかを明確にしましょう。
2.ライバルとの差別化を意識すること
人事担当者に「会いたい」と思わせるためには、ライバルとの差別化を意識しなければなりません。ライバルに差をつけるアピール方法のひとつが「ポートフォリオの作成」です。書類選考をする人事担当者は、毎月多くの職務経歴書を読んでいますので、ありきたりな書類では目に留まりません。できれば書類選考のタイミングから、
・ご自身の専門性(何ができるのか)、
・成果(これまで何を成し遂げたのか)、
・これから何をしていきたいのか(キャリアビジョン)
をまとめたポートフォリオを提出することが有効です。ポートフォリオは、自己紹介ページを加えたり、応募先企業の商材への興味や熱意の高さを伝えたり、ご自身の写真を貼り付けたりするなど、少しぐらい奇抜でも問題ありません。
また担当したWebサイトには
「どんな課題があって」「誰に対して」「何を目的/目標に」「どんな工夫をして」「どんな成果につなげたのか」
を意識してポートフォリオを作成してみてください。担当したプロジェクト名だけを羅列するケースが見られますが、それだけでは十分なアピールにつながりません。
ご自身の専門性をどこにおいてアピールすればいいかわからない、作成したポートフォリオに対して具体的なアドバイスが欲しいという希望がございましたら、ぜひ、私たちキャリアアドバイザーにご相談ください。
Web・クリエイティブ業界専任キャリアアドバイザー 渡辺 悠子
- ネットショップ店長、Webデザイナーなど、ECサイトに関わる求人特集
- Webプロデューサー/ディレクター、Webデザイナー、Webマスターなどの求人はこちら
- ゲーム関連業界のプログラマ、デザイナー、ディレクター、プランナーなどの求人はこちら
エンジニア特有の転職成功ノウハウや市場動向をご紹介 |
||
インフラ領域特有の転職成功ノウハウや市場動向をご紹介 |
||
クリエイター転職特有のノウハウ・事例などご紹介! |
||
先端を走る技術を、ギークに学ぶ |
簡単登録で最新の転職情報、
希望の求人が届く