事業会社のオウンドメディア強化でWebクリエイター募集が活発に

Webデザイナー・Webディレクターの転職支援を担当する、キャリアアドバイザーの渡辺悠子です。

日々、たくさんのWebデザイナー・Webディレクターの方にお会いして感じていることがあります。少し前まではソーシャルゲーム運営会社や大手Webサービス運営会社による大量採用の事例がありました。ところが今の時期はこうした大型の求人が見当たりません。Webサービス運営会社もソーシャルゲーム運営会社も、サービス内容を見直す過渡期に入っています。この先、各社のサービス内容が固まってから半年ほど経過した後が、これらの企業の求人が再び活性化する時期になるでしょう。

■事業会社がWebクリエイターを募集する動きが盛ん

現時点で活発な採用の動きを見せているのが事業会社です。背景にあるのは、自社のオウンドメディアを強化です。プロモーションやWebサイトを充実させるために、社外ではなく社内にWeb制作機能を持つようになってきました。特にＥコマースを展開するメーカー系の企業や、業界として現在伸びている人材・医療系の企業の求人が増加傾向です。

■事業会社が求めるWebクリエイター像とは

事業会社が求めているWebクリエイターは、既存のビジネスを理解してコンテンツを制作でき、運用を改善できるバランス感覚を持った方が向いています。ゼロから1を作るのではなく、1を10に成長させられる人材といえるでしょう。

ここで事業会社によるWebクリエイターの求人応募に関して、注意すべきポイントを挙げます。まず、事業会社は求人枠が1名だけの場合が多く、求人企業のバリエーションは多いものの、それぞれの企業ごとの競争率は高くなります。また、年内や年度内で採用を締め切る場合が多いため、早めに動いた方がいいでしょう。

次にWeb制作会社などから事業会社へ転職する場合には仕事の進め方が大きく変わります。外注の立場ではなく、自社ビジネスに責任を持つ立場に変わるからです。ギャップの大きさに戸惑うWebクリエイターの方もいます。1名枠の場合が多いこと、仕事内容のギャップが大きい場合があることを考えると、仕事内容をしっかりと理解した方がいいでしょう。

事業会社のバリエーションの多さを前にして、ご自身の進路に迷う場合もあると思います。また外からではなかなか仕事内容を理解できないこともあるかもしれません。そんな時はぜひ私たちキャリアアドバイザーにご相談ください。

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