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化学業界専任キャリアアドバイザーが語る!化学系エンジニアの転職最前線

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いま、化学業界で熱望されている「化学工学」のポジション

2011.02.21

化学業界専任キャリアアドバイザーの乾敬太です。

今回は、化学業界で今、最も採用意欲が強いと思われる「化学工学」の仕事について書きたいと思います。

化学工学と聞いて「それほどまでに採用熱が高いのか?」と疑問を持たれる方も多いと思います。確かに転職サイトなどを見ても化学工学関連の求人はほとんど掲載がありません。しかし、実はdodaが扱う化学工学関連の非公開求人の数は2009年に比べ、2010年は実に5倍の求人数に増加しました。

特に現在は、「少しでも化学工学を勉強したことがある」という方であれば採用したいという企業が多く、ますます化学工学のニーズが高まっています。

第2次化学工学ブームの到来

日本のかつての高度経済成長期に産業が発展していく中で、化学工学のニーズは非常に高いものでした。しかし、国内でのプラント建設手法や生産手法が確立される現在、化学工学の分野での就職は減り、化学工学を学ぶ学生や研究者も少なくなってきています。大学からも化学工学科は少しずつなくなり、化学分野でもほとんどの学生は基礎研究や応用研究を専門としています。

しかし今、化学工学の領域は成長の第2期を迎え、従来にない新たなプロセスを発明することが多くの企業から求められています。企業のニーズが突然、「化学工学」に向いたのはなぜなのでしょうか?

(1)新興国の台頭

石油化学業界のみならず自動車などその他の製造業まで、多くの日本企業が新興国の台頭にこれまでのシェアを脅かされています。特に現在進む円高の影響は大きく、従来の方法では利益が出にくい状態です。この1年、企業の合併や設備の統廃合が進みましたが、それだけでは将来ジリ貧となることは明らかです。そこで企業は考えます。

「新興国に勝つために、化学プロセスを設定、原料から製品に至る物質とエネルギーの収支関係を明らかにして、製品を安全かつ効率的に生産することができないものか…」

まさにこの企業の課題を解決できる学問が「化学工学」なのです。

(2)省エネルギーと環境への配慮

二酸化炭素削減目標が設定されるなど、近年、企業の環境への配慮が急激に求められ出しました。この地球温暖化問題解決の切り札となる学問も「化学工学」です。

新興国勢の台頭について(1)で指摘しましたが、新興国の人口規模は先進国をはるかにしのぎますから、そうした国々が豊かになるにつれて世界的に今よりもエネルギーが必要となることは言うまでもありません。エネルギーの枯渇から世界を救い、省資源・省エネルギー化を実現できるのも「化学工学」なのです。

(3)化学工学を必要とする企業

具体的にはどのような企業からニーズがあるのでしょうか。答えは製造工程を持つすべての企業ですが、ここ数カ月の間にdodaで取り扱った求人を見ると多種多様です。そのいくつかを紹介します。

※非公開求人のため、詳細を記載できない旨、あらかじめご了承ください。

◆エンジニアリングメーカー
化学工学の王道です。海外の仕事が中心となるため、グローバルに活躍したいと考えている方には非常に良い求人が多いです。

◆総合化学メーカー
新興国と競合する上で、生産の効率化が急務となっている企業群です。化学工学履修者であれば採用に至るケースも珍しくありません。

◆川中~川下の化学メーカー
総合化学メーカーと同様です。総合化学メーカーと比較すると、あまり化学工学系技術者の採用が進んでいない企業が多く、未経験からでも大手企業の将来の核として採用される可能性があります。

◆製薬会社
恒常的にニーズがある企業群です。医療関連の経験を求めることが多く、転職難易度としては比較的高い印象があります。

◆大手機械・電気メーカー
環境関連に着手できている大手機械系メーカーでは、既に基礎研究として化学工学部門を研究所に置いている企業も少なくありません。プラントや設備以外にも、製品自体のエネルギー効率を研究するなど、その他の企業に比べ業務の幅が広いことが特徴です。また、将来的に省エネ手法の外販を目指している企業も少なくなく、改良ではない新たな独自技術を開発したいという方には最もお勧めしたい企業群です。


これらの企業の多くは、採用に当たって実務経験を必要としません。企業側も化学工学技術者が多くいないということを理解していますから、学校で学んだことがある、化学工学の考え方を知っているなどの素養があれば、長い目で見て育てていきたいという企業がほとんどです。

・学生時代に化学工学を学んだが、今は関係のない仕事をしている方
・学生時代には学んでいないが、業務でわずかでも関わっている方
・ポスドクの方

これらの方々は、「化学工学の考え方を知っている」という点で評価され、チャンスがあります。これからの日本や世界を支える技術ですので、キャリアとしての安定性は抜群です。

少しでも興味をお持ちでしたら、サイト上に求人が出ていないからとあきらめる前に一度ご相談ください。


化学業界専任キャリアアドバイザー 乾 敬太

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